4歳って結構色々覚えてる。私の記憶は知らないおじさんが父さんになったところから始まる。いちばん古い記憶からぜんぶ父さんがいる。
でも、私は父さんが「血がつながってない父さんだ」ってずっと知ってた。でもそれがどういう意味かまではよくわかってなかった。私の父さんは父さんだけだったから。
大人になって、妊婦健診かなにかで家族の病歴を尋ねられて、私や赤ちゃんに遺伝するかどうかとかそういうことを調べたかったと思うのに、血のつながりのない父さんの病歴を言ってしまったくらいには、父さんは父さん。
父さんは私とたくさん遊んでくれて、どこにでも連れてってくれた。親戚のみんなは私にとても優しくて、大切にしてもらった。
私は父さんができて、ただ毎日楽しかった。
でも母さんはどうだったんだろう。
今になると、私を初めて父さんに会わせたときとか、最初に親戚に会ったときとか、私がはじめて父さんを「とーさん」って呼んだときとか、どんな気持ちだったんだろう。
でも、今になってわかることもある。
お母さん、お父さん、ありがとう。
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はじめて父さんに会った4歳の時のこと、母とのエピソード、息子が4歳のうちに描いておきたかったので。
母さんは、私が産んだことは本当にいろいろ複雑だったと思います…それをあえては言わないし、たぶん言いたくないだろうから。
ただ、とにかく大変ななか、育ててくれてありがとうと。
絵も塗り方も迷走中…出口はあるのか…
真夏の母の日
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