僕は歌う事が好きだ。
だけれども、歌手になりたいとは
別に思わない。
たまにカラオケに行って
熱唱できれば十分だ。
シャウトしたい。
何事もプロフェッショナルに
ならなくてはならない風潮が
世の中にはある。
だが、お金を貰っているから
お前はプロ意識を持てという
のは暴力ではないだろうか?
労働の対価のようなものについて
考え直してみたいと思う。
仮に時給800円とか900円とか
で働いている人間が、
「お金を貰っている以上はプロだ」
と上の人間から叩かれていたと
する。
これは一種の暴力だと思う。
そもそも正規雇用では無くて
安い給料で働いている人間に
対してトドメを刺すような
ものだと思う。
労働の対価に応じた措置や
ポジションに応じた措置が
取られるのが適切だろう。
また、内部でこういった話
が出るのはまだしも、
客の方からこういった事を
言ってくる場合が日本では
多い。
金払っている方が偉いの
だからと、思い切り店内で
ふんぞり返っているような
人がたまにいないだろうか?
「お客様は神様」
のような言葉があるが、
これも疑問に思うような
使われ方をしている。
僕が働いていて嫌だなと
思ったのは、そういった
世の中の微妙なパワーバランス
を感じ取った時だ。
内部からのパワハラのような
プレッシャーディフェンス。
外部からのクレーマーの
ようなプレッシャーオフェンス。
日本の労働観は劣悪だと思う。
それでも、ブーブー言いながら
も働き続けていた時期はある。
今となっては経済的に余裕が
あるが一時期は本当に厳しい時期
が僕にはあった。
ここで上の人間と面倒事になったら
ややこしい事になると思って、
あるアルバイトでは嫌味やら
パワハラのような事をされても
我慢していた。
下手に人間関係が悪化したり、
辞めさせられたりしたらしんどい。
だから、人間関係を我慢した。
今思えば、もっとぶつかって
いけば良かったと思っている。
労働環境で内部の人間を上から
攻撃する人間にはバイト身分
らしく下克上すれば良かった。
きっとどこに行ってもあると思う。
意味不明なプロフェッショナルと
して振舞えというプレッシャー。
謎の上からのギリギリの
いじめとも取れるような言動。
パワハラスレスレの攻撃。
外部の客などからの攻撃。
手ごわいクレーム。
そこまで辛い思いして、
労働なんてしたくないよ。
だって、薄給なんだもの・・・。
それが今の世の中の若者の
心理かもしれない。
最強のアマチュアとして
プラプラと生きる必要が
今の世の中にはある。