仮想通貨の解体新書

仮想通貨を読み解くブログ

なぜ「XRP」は「価格が上がってしまう」のか

くりぱかです

 

最近うんたらどうでもいいので本題入ります。

 

最近の価格の低迷もあってとてもXRPに対し不安を感じている方、とても多いと思います。

 

今回のブログは、そんな不安をぶち壊していただきたいと思いまして書きました。

 

Ripple、XRPはなぜ使われるのか、そして使われるとなぜ価格が上がるのか。

 

ここら辺で完璧に学習していきましょう。今回のブログは詳しくその仕組みを解説します。

 Rippleはなぜ使われるのか?

はい、価格が上がるのには使われなければならないですよね。まず始めに抑えておきたい点を挙げます。

 

・銀行は今まで送金、主に国際送金の酷い現状を放置していた

 

・仮想通貨、他競合組織による送金の進歩が無視できるレベルではなくなった

 

・このまま送金形態を変えないと他の競合する組織に送金分野を独占される

 

・つまりコストを削減し、より便利な送金を可能にしないと銀行を使ってもらえなくなる

 

ビットコインはいい例です。私は起こりえないと思っていますが、ビットコインも銀行などの役割を破壊し、新たな経済圏を作ろうという動きです。

 

難しいこと言っても始まらないと思うので、とにかく銀行はピンチだと思ってください。

 

そんな時に仏のRipple社が降臨し、銀行にこう呟いたのです。

 

「ボクと契約して、魔法少女になってよ!」

 

はい翻訳すると

 

「私たちの技術、Rippleを用いて送金を便利にしてください。」

 

となります。しかし、既存のVISAとかより性能ゴミだったら使わないわけです。

 

しかしみなさん知っている通り、送金は4秒以下でできますし、秒間1500の取引をこなすことができます。技術面ではRippleに不足はありませんね。

 

手数料も1円未満なので問題なしです。 

 

・コストが他より圧倒的に少ない

・競合しているサービスとほぼ同等の力を持つ

 

これで銀行がRippleを使う理由になりました。他にも通貨同士のブリッジや色々あるんですがとりあえずここを抑えてください。

XRPの価格はなぜ上がってしまうのか?

 

実は今回の話はここが非常にミソです。

そして複雑になっていきますので覚悟して聞いてください。

 

先ほど話したものはあくまでRippleが使われる理由であり、XRPが使われ価格が上がる理由ではないのです。

 

「え?単純にRippleが使われるってことはXRPで送金されるんだからXRPは使われるんでしょ?」

 

そう思っていませんか?

 

実はRippleというのはIOUとXRPを中心とした送金の仕組みなのです。IOUという言葉、馴染みがないかもしれませんし、散々聞いた方もいるでしょう、IOUというのは簡単に言えばRippleネットワーク内にある預金とでも思ってください。

 

Rippleネットワーク上では、「誰も」が日本円やドルの代わりにIOUを発行できるのです。その「誰か」を信用している人の範囲内でそのIOUは価値があります。

 

私でも「ひよこ円」というIOUをRipple上に発行できます。しかし私のような個人がIOUを発行しても信用がないのでそのIOUに価値はありません。

 

しかし信用ある企業が発行するIOUはどうでしょう?例えば時価総額810兆円のSB1銀行が発行したIOUだったら?

 

信用があるのでそのIOUには100円でSB1銀行からIOUを買えば100円の価値が付きますよね。

 

このIOUはRippleネットワーク上で、XRPと同じように送金することができるんですよ。

 

しかし、ここで注意しなければならないのはIOUは資産ではなく価値だということです。みんなが共通に使える日本円がXRPだとすれば、IOUはデパートの商品券です。

 

日本円は日本どこでも使えますが、デパートの商品券はあくまでそのデパートでしか使えませんよね?そのデパートの商品券に価値を見出しているもの同士しかそれを価値として利用することができないのです。

 

ですから、たとえ時価総額810兆円のSB1銀行の発行した円のIOUでも、海外の人がSB1なんかクソだし、イラネええええってなったらその人にとっては無価値になってしまいます。それが数人だけの個人だったらいいですが、その人たちを除く世界中の人がSB1銀行の円のIOUを信用すると思いますか?しませんよね。

 

しかも他の海外の銀行にだって独自のその地域の通貨のIOUを発行するのは当たり前なわけです。例えばそれがEU銀行のユーロIOUだったり、オースト銀行のオーストラリアドルIOUだったりホンコーン銀行の香港ドルIOUだったりするわけですよ。

 

バラバラな法定通貨IOU同士で取引するのは難しいし、何より相手の銀行を「信用」しなければいけなくなります。大銀行なら問題ないんじゃないのって思うかもしれませんが、倒産とかだってあるし、他国の銀行なんて極力信用したいとは思いませんよね、ギリシャなんかの銀行は特にそうですよ。

 

え〜!?じゃあ送金できないんじゃないか〜!?

 

そこで登場するのがXRPです。

 

先に知っておいてほしい単語を並べます。RippleネットワークはILPXRP ledger(旧名:RCL)、Gatewayで成り立っていると思ってください。そこに価値であるIOUとXRPが存在しています。

 

ILPとは簡単に言えばプライベートな送金を可能にするIOU中心の基盤です

 

XRP ledgerとはXRPの概念を追加する、透明性の高い基盤です。

 

Gatewayとは簡単に言えばIOUを発行する企業や組織、団体のことを言います。例えば銀行ですね。

 

これらはRippleネットワークには欠かせないものです。

 

XRPは資産なので、互いに信用する必要があるIOUとは違い、共通で価値を持ちます。現に10以上の取引所で様々な通貨ペッグで価値がついてますよね?ですから相手を信用せずとも、現物の価値がついている資産であるXRPをブリッジし、取引できるようになります。

 

例を出してみましょう。

 

オーストラリアのあくまでオーストラリアで信用のあるGatewayで発行されたオーストラリアドルIOUをRippleネットワーク内の唯一の資産であり通貨であるXRPに変換し、送金したい相手の韓国のGatewayXRPを韓国ウォンIOUに変えます。そして送金された人はその韓国ウォンIOUを現物のウォンに変えます。

 

簡単に表すと

 

オースト$→オースト$IOU→XRP→韓ウォンIOU→韓ウォン

 

このように資産であるXRPを介すことで取引できるようにします。

 

つまりXRPは使うこともできる」というよりかはXRPは使わざるをえない」という表現の方が当てはまっていると思っています。

 

ここまでをまとめると

 

・Rippleは使われる

・Rippleを使い国際送金する以上XRPは使わざるをえない

 

ということになります。

 

では最終段階、なぜXRPの価格は上がるのかです。

 

私はXRPの価格上昇は2つの要素があると思っています。前提として通貨の流動性が上がる、つまりたくさん取引されるとその通貨の価格は上がります。

 

流動性が向上することにより価格が上がる

・需要により価格が上がる

 

流動性向上により価格が上がるというのは、Rippleの特性上、上記のようにIOU→XRP→IOUと変換して取引する以上勝手に流動性は上がるのでつまり価格上昇につながります。

 

需要により価格が上がるというのは、XRPの状態で価値を保持する人が増えるということですが、XRPは価格変動制である以上、長期的に保有するのは取引者にとっては不都合です。

 

しかしRippleでたくさん取引されるようになって流動性が上がれば価格の変動は小さくなるのでIOU→XRP→IOUと取引するよりかはXRP→IOUの取引だけで済ますことができるようにXRPを最初から保有しておいた方が便利になるわけです。

 

そうすればXRPを長期的に保有する人が増えるわけですから需要によりXRPの価格が上がるわけですね。

 

XRPの発行量は1000億ですが、小数点の数を考えるとビットコインの47.6倍程度しかありません。マーケットの広さを考えればこれくらいの量の差は大したことありません。

 

最後に、BTCもXRPのようにILP上で使えるpluginが発表されましたが、BTCには支配体制や認証方法に問題があり、また認証にかかる時間が不安定なためXRPの方が優秀だと思っています。

 

BTCにはXRPより流動性の点で勝っていますが、今後次第で変わる点であり、採用条件として必要なわけではないと考えます。それにBTCが追加されればXRP流動性も上がるわけですからね。

 

 

 

どうだったでしょうか?本当に細かい点は抜かしましたが、XRPはなぜ使われ価格が上がるのかわかっていただけたかと思います!

 

ではまたなにかご質問があればくりぱか (@Creeperker) | Twitterこちらへどうぞ!