- 一文を短く書く
- 余計な言葉は省く
- 主語と述語は近づける
- 同じ助詞は続けない
- こまめに段落分けをする
- 箇条書きを使う
- 見出しだけで内容がわかるようにする
- 文章の最初と最後に内容のまとめを書く
- 強調した箇所を読むだけで内容がわかるようにする
文章を書いている人だったらみんな、ちゃんと全部読まれたいなと思うんじゃないでしょうか。
僕もそうです。
でも実際は、文章を全部きっちり読んでくれることなんてそうそうありません。
大量の情報を浴びている中で、ひとつの文章をしっかり時間をかけて読むことは難しいです。
だから書く方も、自分の文章は読まれないんだという前提で書かなければいけません。
でもそれは、どうせ読まれないんだから適当でいいやという話ではありません。
ちゃんと読まれないんだったら、その中でどうやって内容を伝えるか考えることです。
『わかりやすい文章を書く 全技術100』では、読み手は流し読みするものだということを前提にしています。
それでもどうしたら読み手に書いてあることを理解してもらえるか。
その方法が、細かいところまで100個も書いてありました。
ここではその中からいくつか、これは大事だなと思ったものを取り上げてみました。
一文を短く書く
一文が長いという事は、情報量も多いという事になります。
そうすると理解するのも大変です。
一文を短くすれば、情報量は少なくなるしリズムも良くなるので、読みやすくなります。
いかに一文を短くしてテンポを良くするかというのはとても重要なことです。
余計な言葉は省く
なんとなく文章を書いていると、つい余計な一言を付けてしまいがちです。
特にしゃべるように文章を書くブログの場合は余計な言葉が増えてしまいます。
でも読む側にしたらただよみにくくなってしまうだけなのかもしれません。
小説家も、文章を削るのに時間をかけると聞きますし、削るという作業は書くよりも大事なことです。
主語と述語は近づける
これは意識したことすらなかったです。
きっと気付かないうちにやっちゃってるんだろうなあ。
たしかに読む側としては何を言いたいのか理解しにくくなります。
主語と述語を近づけるということを意識しておくとかなり読みやすい文章になりそうです。
同じ助詞は続けない
これは意識している人も多いのではないでしょうか。
僕もけっこう意識はしています。
同じ助詞が続くとリズムが悪くなって、テンポよく読みにくくなります。
気持ちよく読んでもらうためにも助詞は意識したいところです。
こまめに段落分けをする
段落分けをすることで見た目的にも読みやすくなるだけでなく、内容の区切りもわかりやすくなります。
僕はずっと段落分けを意識しないでブログを書いてきたのですが、最近全部修正しました。
それくらい段落分けは大事なのだと気付きました。
段落の分け方で読むリズムを作り出すこともできます。
箇条書きを使う
これは考えたこともありませんでした。
確かにうまく使えば格段に読みやすくなります。
らーめんがおいしい条件は、スープがおいしくて、麺がおいしくて、チャーシューがおいしくて…と並べて書いていくよりも、
・スープがおいしい
・麺がおいしい
・チャーシューがおいしい
と箇条書きで書いていった方がスッキリして読みやすくなります。
情報が並列しているときはぜひ使っていきたいです。
見出しだけで内容がわかるようにする
読み手は基本的に見出ししか読まないと思っていてもいいと思います。
逆に言えば、見出しだけでちゃんと内容がわかるようになっていれば、興味を持って文章まで読んでくれる可能性も出てきます。
見出しはなんとなく書いていたり書かなかったりする人もけっこういると思いますが、見出しこそ気合を入れて書くべきです。
僕も適当にやってきてしまったので、しっかり書くようにします。
文章の最初と最後に内容のまとめを書く
時間がない読み手で多いのは、最初と最後しか読まないパターンです。
じゃあ中身は適当でもいいというわけではもちろんありません。
最初と最後をわかりやすくまとめることで、中身にも興味を持ってくれてきっちり読んでもらえる可能性が上がります。
特に最初の文だけで概要がしっかりわかるようにまとめると効果的です。
強調した箇所を読むだけで内容がわかるようにする
これはほんとやらなきゃなあと思っているんですが、やれていません。
読み手が流し読みしている時に目に入りやすいのは、見出しと強調されている部分です。
見出しと太字で強調されている部分、または下線で強調されている部分だけ読む人も多いと思います。
だからこそ、見出しと同じように、強調された部分だけで内容がわかるようにすれば、読み手のストレスは格段に減ります。
僕も意識してやっていこうと思います。
上手な文章のコツは、読み手を意識して書くことです。
読み手を意識するとは、読み手にストレスを与えないような文章を書くことです。
『わかりやすい文章を書く 全技術100』では、読み手に負担をかけない書き方のコツがこれでもかというくらい書いてあります。
何回も読み直して実践したい一冊です。