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フランスの香辛料は
とんでもなく種類が多い!
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パリのお土産を買う場所として
非常に使えるのが
・ギャラリーラファイエット(食品館)
・ボンマルシェ(食品館)
このふたつ。
ただ、
ギャラリーラファイエットは
中国人が異様に多く、
時々そこがパリであることを
忘れてしまうほど占拠されるので
落ち着いて買い物をしたい、という方は、
下の"ボンマルシェ"がオススメです。
清潔でオシャレな店内! 日本人の方を結構見かけます 広いフロアにフランスのオシャレな
食品がずらーーーっと並んでいますが、
個人的に興味を抱いたのが、
香辛料などを売っているコーナー。
球体の入れ物がおしゃれです(^^)
こんな種類の香辛料、
フランス人って使い分けられるの?
と、不思議に思いますが、
その辺のスーパーでも
これぐらいの種類を売ってるので
一般的なのでしょう。
そして、塩のコーナーを見ていると、
見つけたのが「黒ごまわさび」塩。
塩だけでも、
かなりの種類があります。
こちらはマスタードのコーナー。
マスタードって、
ホットドッグ食べる時以外
あんまり使わないよなー

と、日本人のわたしは思ってしまいますが、
フランス人に聞くと
あらゆるものに合わせて食べる、
とのことです。
日本で言えば、醤油やわさび、
和からしのような存在でしょうか。
こんなものもありました! 〈Japan Moutarde〉。〈日本マスタード〉。わさび&黒ごま&醤油の風味とのこと。。どんなマスタード😅 いろんな種類があるので
せっかくなので試してみたい!
と、小さい詰め合わせを購入。
その味は、
後半でレポートします!
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フランスで見かける
"コンフィ"とは?
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そのマスタードコーナーの
隣にあるのが、
コンフィのコーナー。
"コンフィ"と聞くと、
【鴨のコンフィ】を思い浮かべる方も
多いかもしれませんが、
それはコンフィの一種で
つまりは
【漬けられた鴨】というもの。
"コンフィ"という言葉は
〈漬ける・保存する〉という
confireからきていて、
つまり〈漬けた、〜漬〉という意味。
要するに、
〈フランス風漬物、保存食〉なわけです。
ただ "漬物" と言っても、
色々な漬け方があり、
脂で漬けるものもあれば、
砂糖などで漬ける場合もあり、
果物を漬けたものは
主に〈コンフィチュール〉と呼ばれます。
これはつまりは、〈ジャム〉です。
ここのコーナーには
〈コンフィチュール(ジャム)〉以外の
主に野菜などで漬けた
〈コンフィ〉が展開されています。
これらのコンフィは
ブリニにフォアグラやサーモンなどをのせて
一緒に食べると美味しい、
と店員さんにアドバイスされたので
同時にブリニとフォアグラも購入。
フォアグラ〜。日本ではあまり食べませんが、フランスでは定番食です 早速、テイスティングしてみることに!
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たくさん種類があるコンフィ、マスタード。
その味の違いは?
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今回は、
日本からパリに遊びに来ている
奥さんの友だちNっちとSおりちゃん
パリ最後の夜、ということで
何かフランスっぽいものを
振る舞いたい!
ということで、
以上のものを用意したわけです。
ブリニやタラマ(タラの卵をペースト状にしたもの)、サーモンも購入
早速家の夕食で
ブリニにのせて実食!
とその前に、
コンフィやマスタードを全て開けて
テイスティングしてみます。
NっちもSおりちゃんも
こんな種類の
コンフィやマスタードを前にしたのは
初めて。
スプーンでちょこっとずつ取って
テイスティングすると、、
あーー、、😲
なるほど、😲
んーー、、😕
コンフィに関しては、
甘いものが多く、ほぼジャム、、、
マスタードに関しては、、
んーーー、、
これは何に合わせるべきか、、、
ちょっと乗せて
食べてみますが、、
サーモン × フォアグラ × スノキとリンゴのコンフィ んー、、
どーでしょう、、

別のパターンで、
フォアグラ × いくら × 山椒ブラックチェリーのコンフィ おー、
美味しい。これは合うかも。
しかし、ミックスすると
それ自体の味がよく分からないので、
翌日改めて、単体で味を比べてみました。
とりあえず、皿に出してみました。それぞれ見た目はこんな感じです まずコンフィからいきます。
まずは、
「LE CONFIT DE CERISE NOIRE AU POIVRE DE SICHUAN」
これは、
ブラックチェリーのソースですね。
少し甘さが抑えられていて、
ほんのりピリリが最後に感じられます。
フォアグラのテリーヌと
一緒に添えられてきそうな印象です。
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次に、
「LE CONFIT D'OIGNON」
こちらは極めてシンプルな
玉ねぎのコンフィです。
玉ねぎの甘さがありますが、
馴染みのある味なので
どんな料理にも添えるソースとして
使えそうです。
肉料理などとの相性が
抜群だと思います!!
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3つ目は、
「LE CONFIT DE BETTERAVE ET OINON」
こちらは、玉ねぎがゴロッと
していますが、
ちょっと甘くて酸っぱさもある
何とも言えない味です。
チーズなどと
意外にマッチするかもしれません。
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4つ目は
「LE CONFIT D'AIRELLE ET POMME」
スノキの実はブルーベリーに似ているので
ほぼ、ブルーベリー×りんごの
ジャムですね。
ただ、原材料を見ると
ワインやレモン果実なども入っていて
味は単純なジャムより複雑。
これも肉料理などの皿の淵に
ソースとして添えられていても
良さそうな印象です。
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最後に
「LE CONFI DE FIGUE AU THYM」
これは
イチジクのジャムですね。
しかも、ちょーー美味しい!!!


パンに塗って食べても最高でしょうし、
チーズにもかなり合いそうです。
これはかなりオススメです!!
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そして、
ここからはマスタードの
味比べ。
まず、
「Moutarde à la crème de cassis」
やさし目のマスタードに
カシス風味が加わったテイストです。
フルーティーで、
黄色いツブツブのマスタードは
辛いから苦手! という人でも
食べられそうです(^^)
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次は、
「Moutarde aux herbes de Provence」
なるほど、確かに
ハーブがめっちや練りこまれてます。
口にすると、
まず、がっつりマスタードの
辛さがあり、
何となーくハーブの風味がします。
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3つ目は
「Moutarde à l'ancienne」
こちらは言うまでもありません。
ザ・マスタードです。
ツブツブが効いてて、
ソーセージが欲しくなります。
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最後は
「Moutarde au miel」
読んだ字のまま、
はちみつが入ったマスタードです。
かなり辛さが消されていて
結構甘めなので、
マスタードが苦手な人でも
食べられるかも、です。
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と、以上でテイスティング
終了です。
今回のテイスティングして
分かったのは、
なるほど、
フランス料理がソースの料理と
言われる意味が
何となく分かった気がしました!
これらのコンフィ・マスタードを
うまく使って料理に盛り込めたら
それはそれは複雑で
美味しい味を作れるだろうな、
そう感じます。
以上、日本人には馴染みの薄い
コンフィ、マスタードの味比べでした!