任天堂が発売を予定している、往年の名作ソフトを詰め込んだ「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」(以下:ミニスーファミ)の予約が、日本よりも一足早く海外で開始された。しかし、予約の段階から壮絶な争いが起こり、早くも在庫不足状態に。この事態に海外ゲーマーが激怒しているという。
出典画像:「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」公式サイトより
海外ゲーマーが任天堂に激怒?
8月22日に予約の受付を開始した北米版の「ミニスーファミ」。しかし、一瞬で品切れになってしまったうえに、なんと既に転売が始まっている。80ドルの定価の3倍以上の価格が付けられているケースもあり、ゲーマーたちからは不満が続出している状態だ。
海外メディアのなかには、「みんなが任天堂に怒っている」という記事で「ミニスーファミ」の品薄状態を紹介しているサイトも。海外ユーザーのTwitterなどを覗いてみると、「俺はこれが本当にほしかったのになんてことだよ!」「転売屋のクソったれめ」と怒りと悲しみが入り混じった声があがっている。
なお、「ミニスーファミ」は日本で10月5日に発売される予定なのだが、予約開始日は「9月中旬以降」とざっくりとしかアナウンスされていない。一部では、予約開始日を発表するとすさまじい混雑が予測されるため、その対処としてこのような処置がとられていると噂されている。これに対して、ネット上では「品薄商法だけはやめてくれよ?」「いっそ、予約なしの当店販売のみで1人1つまでってやったほうが転売防止になるんじゃない?」「とりあえず転売屋が儲けることにならないことだけをお願いします」といった声が上がっている。
品薄状態が続く任天堂の新商品
今回の「ミニスーファミ」に限らず、任天堂の新しいハードが品薄状態になるのはよくあること。例えば、今年3月3日に発売を開始した「ニンテンドースイッチ」はいまだに品薄状態が続き、各地で抽選販売が行われるたびに大勢の人が列をつくっている状態に。定価は2万9980円+税なのだが、ネットオークションでは4万円超えでの取引が相場になっている。
さらに「ミニスーファミ」と同系統の商品で、去年11月に販売された「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」も、発売と同時に定価の倍近くの値段で転売されていた例がある。果たして、「ミニスーファミ」はスムーズに希望者の手元に届くことになるのだろうか。動向を見守っていきたい。