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7回転職した私の転職エージェントの選び方
7回転職して分かったこと
私の職歴は、多い。
新卒で包装資材メーカーの営業になったあと、ウェイトレスのアルバイト、コールセンターの派遣、正社員で人材派遣会社に入り、転職し、また転職し、もう一度転職し、さらに転職して今に至る。
途中、ブラック企業に入って給与が激減したが、その後は回復し、無事に人生を取り戻せた。
転職するたび、転職エージェントには随分とお世話になった。
かつてお世話になったエージェントにそっぽを向かれる経験もしたし、思いがけず親切なエージェントもあった。
ちなみに転職エージェントを通さない転職でブラック企業に入ってしまった。
とにかく言えるのは、転職先の会社は1つだが、転職エージェントへの登録は何社もした方がいいということだ。
私は、大手の転職エージェントをいくつか、希望の業界や職種があれば中堅、そしてビズリーチに登録することを勧めている。
どの転職エージェントに登録するか
大手
私の場合
一昔前は、リクルートエージェントには必ず登録していた。
なぜ一昔前かというと、今の私は、リクルートエージェントには登録させてもらえない人になってしまったからだ。
各転職エージェントには登録の基準がある。
私は正社員4社目を退職したところで登録を断られてしまった。
登録の基準は表立って言わないが、私の場合は転職歴が多すぎることが原因と推測される。
大手の転職エージェントは他にもあるが、なぜリクルートエージェントだったかというと、単純に私がかつてリクルートグループの人材派遣会社に勤務していたからである。
元リクルートの社員が持つ「上司の言うことでも違うと思えば意見する」といった特徴は、入社する会社を間違えると甚だしいミスマッチになることが予想されたため、それを分かってくれそうな転職エージェントに登録しようと考えて、リクルートエージェントにした。
元リクルートグループの社員でさえ、ダメだとなったら登録させないのだから、審査基準が明確なエージェントである。
大手の特徴
大手の転職エージェントは、転職市場の状況と自分の市場価値を知るためにも全員登録を試みた方がいいと思うが、特に、自分がどの業界でどういった仕事をしたいかが定まっていない場合に特にお勧めである。
大手の転職エージェントの特徴は、様々な業界の幅広い職種の案件を扱っているということである。
もし可能性があるならば、今いる業界以外の仕事や、未経験の仕事でも紹介してもらえる。
もしそういう新天地への挑戦が難しいのなら、そのことも教えてくれるだろう。
大手の転職エージェントは上述のリクルートエージェント以外にも、案件数が多いDODAや、女性の転職に強いパソナキャリアなどがあるので、複数登録をして、自分に相性のよい転職エージェントを探すと良い。
なお、大手の転職エージェントは、求人案件をたくさん持っているが、登録している求職者も多い。
なので企業からの求人募集に対し「この仕事が合う人は誰かな?」という視点で、マッチングする求職者を探すことがほとんどだ。
企業の採用面接を受ける前に、たくさんの求職者の中から自分が選ばれないといけない、ということを頭に入れておいた方がいい。
中堅
私の場合
私は経理を長くやっており、裏方として会社を支える仕事が気に入っているので、仕事を探すときは経理を中心とした管理部門で探す。
なので、管理部門に特化した転職エージェントも利用した。
一番お世話になったのは、MS-Japanである。
中堅の転職エージェントだからといって、紹介される会社が中小ばかりとは限らない。
大手の転職エージェントではライバルが多すぎて私に回ってこなかった案件が、中堅の転職エージェントから紹介されたこともあった。
中堅の特徴
中堅の転職エージェントは、業界や職種に特化している。
自分が次に付きたい業界や職種が決まっているならば、「IT 転職エージェント」「営業 転職エージェント」といったワードで検索してみて、そこに強いエージェントに登録すると良い。
転職市場は業界や職種によって、活況度合いに違いがある。
特化型エージェントなら、その業界や職種ならではの情報を教えてくれるはずだ。
また、自分の職歴で何が売りになるのかや職歴書の書き方なども、その業界や職種に沿った目線で相談に乗ってくれる。
大手で登録できなかったり、いい案件を紹介してもらえなかったときはもちろんのこと、大手と相性が良かった場合でも、業界や職種の詳細な情報を得るために中堅の転職エージェントを利用するといいだろう。
小規模
私の場合
転職エージェントの中には、代表が個人でやっているような小さいところもある。
こういうところは独特の動きをする。
私の一番直近の転職がこのパターンだった。
ある日、小規模の転職エージェントの方から「こういう仕事ができる人を探している会社があって、あなたのスキルに合うと思うのですが、興味ありませんか?」と連絡をいただいた。
お会いして聞いてみると、その仕事はベンチャーの立ち上げに絡むもので、私の得意分野ではあるが残業が多くなると予想されたのでお断りをした。
その時に、転職に対する思いもお話しした。
そうすると、私の職務経歴書を元に、私の希望に合いそうな会社に「こういういい人がいるのですが、御社でいかがですか?」と声を掛けてくれた。
そして、経営者との相性を重視する私のために、そこの社長と会食する機会を設けてくれた。
半年の間に3回ほどその社長と飲食し(その都度社員の方も連れてきてくれた)、安心して入社を決めることができた。
条件交渉もその人がしてくれて、給与面だけではなく、入社して1ヶ月後に1週間の休暇を取り旅行に行くという、人によってはとんでもないと思うであろう条件も通してくれた。
そして、今、刺激的な面白い仕事ができている。
小規模の特徴
個人でやっているような小規模の転職エージェントの特徴は、そのきめ細かさだ。
扱う求職者が多くない(=手持ちの商品が少ない)ため、その商品を必要としているところに直接売り込みにいく。
扱っている求人の数は少ないが、転職エージェントの人の個人的な繋がりから獲得する求人であることが多く、他では見かけない特命案件が潜んでいたりもする。
こういう小規模の転職エージェントの探し方であるが、多いのは「友達の友達」といった人伝てである。
もし、そういう人脈がない場合の強い味方が、ビズリーチである。
ビズリーチに登録すると、中途採用をしたい企業だけではなく、転職エージェントから声が掛かる場合がある。
実は小規模の転職エージェントはこうやって求職者を探しているのだ。
ビズリーチは、登録するのは無料だ。
企業や転職エージェントからのスカウトを受けることも無料で出来るので、まずは無料登録してみて、自分の市場価値を確かめてみるといいだろう。
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まとめ
転職相談を受けたとき、私は、大手の転職エージェントをいくつか、希望の業界や職種があれば中堅、そしてビズリーチに登録することを勧めている。
なぜなら、転職を考えるときは、自分の市場価値を見定めることが大切だからだ。
もう少し今の会社で頑張って自分の市場価値を上げてから転職する、という判断をするにも、今の会社では市場価値が上がらないのでなるべく早く転職する(若さは転職市場では価値になりうる)という判断をするにも、自分の市場価値を判断することが大切だ。
大手の転職エージェントに登録すると、転職市場の全体像とその中の自分の市場価値が分かるだろう。
中堅の転職エージェントに登録すると、やりたい職種や行きたい業界の中での自分の市場価値が分かるだろう。
ビズリーチに登録すると、自分個人が転職エージェントにとって魅力的な人材かが分かるだろう。
登録するだけして、やっぱり転職はしない、という結論を出しても全く問題はない。
いくつも登録するのは手間はかかる。
しかし、仕事という、金銭的にも時間的にも自分の生活の中心になるものを選ぶのだ。
ここでの手間は惜しまないほうがいい。
こういう工夫もあるのか!
転職エージェントに自分を売り込むことも効果あり!
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