アイヌ史、特に、近代史に関して、好き勝手発言している人たちの中に、基本的な知識が欠けている人が多いことは残念である。
もしくはネットに書かれている不正確な情報を鵜呑みにしたり、一部の限られた系統の本しか読んでおらず、それだけを頼りにしている人もいる。
同化政策、強制移住、旧土人保護法など、いろいろなテーマがあるが、やはり通史的なものを読んで流れを把握しておくのが大事だと思う。
アイヌの歴史については、いろいろな本が出ているが、本をわざわざ買ったり図書館で借りるほど興味もしくは時間の余裕のない人もいるかもしれない。
ウェブの情報として、これなどは概説としていいかもしれない。
http://www.frpac.or.jp/kodomo/html/hito/rekishi/rekishi.html
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/ainu/dai10/10siryou.pdf
後者は2年前に、政府の諮問機関(アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会)の報告書である。
今回わざわざ読み返してないが、それぞれ、まあ、細かい部分で間違いや異論のある部分はあるかもしれない。でも、おおむねは問題ないと思う。
書籍としてはいろいろあるが、この本が簡潔で分かりやすいのでお勧めしたい。
桑原真人・田端宏(監修)『アイヌ民族の歴史と文化』(山川出版社、2000年)
こんなのサヨク歴史家の本じゃないかと言う人もいるかもしれないが、それならそれでどこが事実に反していて間違いなのか聞きたいものである。
私にとって大事なのは実際に事実はどうだったかであって、サヨクとかウヨクとかそういう分類は重要ではない。