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【政治】

「ヒトラーいくら動機正しくてもだめ」 麻生氏、派閥会合で発言

 麻生太郎副総理兼財務相は二十九日、横浜市での講演で「政治家は結果が大事。何百万人殺したヒトラーは、いくら動機が正しくてもだめだ」と発言した。戦時中にユダヤ人を大量虐殺したナチス・ドイツの独裁者ヒトラーの「動機」には正当な面があるとの考えを示したと受け取られかねない発言。今後、野党などが批判する可能性がある。

 講演は、自身が会長を務める自民党派閥「志公会」が開いた所属議員の研修会で行われた。麻生氏は「どういう理由で政治家になろうとしたのか、動機はそれぞれあるだろう。動機は問わない」と語り、結果を出す重要性を指摘する中でヒトラーに言及した。「国民に確たる結果を残して、その人が名政治家と言われる」とも話した。

 麻生氏は講演後、本紙の取材に「動機」の意味について「ドイツの繁栄だ」と語った。

 麻生氏は二〇一三年七月の講演でも、改憲を巡ってヒトラーに触れて「(ドイツの)ワイマール憲法は誰も気付かない間に変わった。あの手口を学んだらどうか」と指摘。反ユダヤ活動監視団体をはじめ内外から批判を受け、撤回した経緯がある。(大杉はるか)

 

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