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【社会】

防衛局職員「日本語分かりますか」 辺野古反対市民に暴言

 米軍普天間(ふてんま)飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設に伴う新基地の建設工事が行われている名護市辺野古(へのこ)の米軍基地前の抗議活動で、基地ゲートをふさいでいた市民らに、移動を求める防衛省沖縄防衛局の職員が「日本語分かりますか」と発言していたことが、防衛局などへの取材で分かった。反対派は「方言差別があった沖縄の歴史を理解していない暴言だ」と反発している。

 防衛局は「警告に全く応じていただけない状況からそうした発言に至った。侮蔑的なニュアンスを含んだものではない」と主張。移設に反対する沖縄県統一連の瀬長和男事務局長(54)は「沖縄は歴史的に方言差別や米国統治に苦しめられてきた。許し難い発言だ」と批判している。

 現場にいた反対派市民らによると、約二十人が二十八日午後、米軍キャンプ・シュワブのゲート前で工事車両の出入りを防ごうと座り込んでいたところ、問題の発言があった。

 昨年十月には、米軍北部訓練場(東村など)のヘリコプター離着陸帯(ヘリパッド)建設工事を巡り、大阪府警機動隊員が抗議する市民に「ボケ、土人」と暴言を吐き、問題となった。

 沖縄では戦前から標準語励行が進められ、沖縄の言葉を話すと戦後しばらくまで学校では「方言札」で罰せられたほか、太平洋戦争末期の沖縄戦では旧日本軍にスパイ扱いされた歴史がある。

 

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