こんにちわ、リョウスケです。
最近は、「人工知能(AI)」や「ビッグデータ解析技術」、「IoT」など、様々な最新の技術が注目されていますが、皆さんは、「量子コンピューター」というものをご存知ですか?
超簡単に言うと、量子力学という技術を使って、私達が現在使っているコンピューターよりも、メッチャ早く処理を行うことのできるコンピューターです。
その処理速度は、条件などもありますが、現在のパソコンの1億倍~1兆倍早いと言われています。
つまり、従来のパソコンが1億秒・・約1100日かかる処理を1秒で処理できるというわけですね。
ちなみに、あの「スーパーコンピューター」よりも、うん千万倍早いです。
どこかから聞こえる声「え?ただ単に早いだけ?しよーもな!」
いやいや、コンピューターの世界で「処理速度」は、永遠の課題です。
この処理速度が、爆発的に早くなることで、「世の中が変わる」というレベルで、イノベーションを起こすことができるんですよ。
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そもそも、この「量子コンピューター」がどういう仕組みで動いているのかというと・・
すみません!よく分かりません!
従来のコンピューターは「0」と「1」を使って、演算処理を行っておりますが、例えば、ある演算で、一つの解を出す場合、「総当たり」形式で一つずつ試していき、解にどんどん近づいていきます。
一方「量子コンピューター」の場合、一つずつ試すのではなく、一気に解を導き出すことができるそうです。
なんのこっちゃ分からないですよね。
私もよく分かりません(笑)
まあ、今のコンピューターは、一歩一歩歩いていかなければいけないのを、量子コンピューターは、ワープで目的地までいけるようなイメージなんですかね。
ちなみに、以下の動画に、詳しく説明されています。(動画の下に記事は続きます)
さて、この量子コンピューターを、「ただ単に早くなっただけやん」と思った方もいるかもしれません。
しかし、前述したとおり、コンピューターの世界での「処理速度」は、永遠の課題です。
この処理速度を向上させることで、今まで解決できなかった様々な課題を、解決できる可能性があります。
例えば、新薬の開発には、病気の原因となるタンパク質を見つけ出し、それに結合する化学物質を作り出す必要があるのですが、タンパク質の種類は10万以上、化合物にいたっては、10の60乗もあり、すべてを実験で確かめるのは不可能です。
そのため、コンピューターを使ったシミュレーションが必要なのですが、既存のコンピューターでは、タンパク質や化合物の数が多すぎて、膨大な時間が必要なのです。
しかし、「量子コンピューター」を使えば、効率的にシミュレーションが行えるというわけです。
また、未だ解明できていない「分子構造」の解明に応用すれば、薬効の高い新薬も開発できます。
これまで非常に時間のかかっていた新薬の開発スピードは、大きく向上し、これまで治療が難しかった「末期ガン」や「HIV」、今は治せない難病を救う「特効薬」が生まれるかもしれません。
また、いま話題の「人工知能」の発展にも大きく貢献するはずです。
ご存知のとおり、「人工知能」の発達が進むと、人間の仕事の大半を奪うと言われるほど、大きな可能性があります。
しかし、未来の「人工知能」は、人間に匹敵するほどの膨大な処理を行う必要性がありますが、それをおこなうものとして「量子コンピューター」が期待されているわけです。
量子コンピューターの発展なくして、人工知能の未来はないとまで言われています。
もし、完全体の量子コンピューターと人工知能が組み合わされば、本当に人間の出番はなくなるかもしれませんね。
上記以外にも、量子コンピューターの発展によって、高度な未来予測が可能になったり、SFの話になりますが「パラレルワールド(多世界解釈)」が証明できるなど、大きな可能性を秘めています。
では、私たち個人投資家は、明るい未来を楽しみにしているだけ・・・ってなわけにはいきませんよね。
発達することが分かっているのであれば、「投資」を考えたいものです。
量子コンピューターの研究開発をしている企業はたくさんあります。
・IBM
・グーグル
・マイクロソフト
・アリババ
・インテル
等など
なかでも、私が注目しているのは、「IBM」と「グーグル」ですね。
実は、IBMは、早くから「量子コンピューター」の研究開発を行っています。
2017年5月には、17量子ビットの「量子コンピューター」の試作機が完成したとし、2~3年後に実用化すると発表しておりますし、2016年には、5量子ビットの量子コンピューターをクラウド上に公開して、誰でも利用することができます。
グーグルも負けておらず、49量子ビットの量子コンピューターを、2017年度内に試作すると発表しています。
「量子コンピューター」と「人工知能」を組み合わせることで、とてつもパワーを生み出せることを考えると、両方とも研究開発している企業には期待できそう・・・と思えるのは素人の浅はかな考えですかね?
いずれにせよ、量子コンピューターには大きな可能性を秘めていることに違いありません。
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