米国株投資家コタの退屈な毎日

米国の連続増配ディフェンシブ株への長期投資を通じて配当金生活を目指す中年サラリーマンの記録

世界で人気のアイスクリーム 『ハーゲンダッツ』とは

毎日暑い日が続いていることもあるので、今日は少しでも涼しい話題ということで、私の主力保有株の米国ゼネラル・ミルズ社が販売するハーゲンダッツについて、改めてご紹介しようと思います。

 

なお、最後に話題のカップタイプの新商品情報もご紹介していますのでお楽しみに。

 

さて、ご存知の方も多いかと思いますが、ゼネラル・ミルズ社は食品事業を手広く行っているグローバル企業ですが、以下の通り全事業の内5%をプレミアムアイス=ハーゲンダッツ事業が占めています。

 

※ゼネラル・ミルズ社ウェブサイトより

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ところで、皆さんは普段ハーゲンダッツをどの程度食べますか?

 

我が家では、値段が高いという理由から、何らかのイベントやお祝い事がある時ぐらいしか買わないようにしているため、年に数回程度ぐらいです。

 

不思議なことに、何事にもあまり興味を示さない高校生のバカ息子は、コンビニでアイスクリームを買ってくると言えば必ずと言っていいほど『ハーゲンダッツが食べたい!』と言ってきますし、意外に期間限定商品を知っていたりします。

 

味の違いが分かって言ってるのかどうかは定かではありませんが、高級アイスのカテゴリーにも関わらず、私のようなプレシニアだけでなく、息子のような若い世代にも普通に浸透しているということは、日本でのマーケティング戦略が功を奏しているんじゃないかと思います。

 

それでは詳しく見てみましょう。

 

名前の由来はかなり安易

 

私も知りませんでしたが、かなり由緒正しく見える名前ですが、実はかなりいい加減な命名方法だったことを初めて知りました。


創業者のルーベン・マタスが、酪農王国として知られるデンマークの首都・コペンハーゲンから「ハーゲン」を取り、それに語感の響きのよいダッツを付け加えた単なる造語のようです。

 

狙いとしては、米国の消費者に対してヨーロッパ風だという先入観を持たせ、ヨーロッパの伝統と職人技を連想させることだったみたいですが、私的にはあまりの安易さ加減に正直残念な気持ちになったことをお知らせしておきます。

 

日本ではどんな感じ?


日本には1984年に上陸しており、東京都港区青山に1号店をオープンさせ、長い行列ができたことで話題になりました。

 

最盛期には、全国95店まで店舗を展開しましたが、現在は期間限定で復活するなどしか行っておらず、基本的にはコンビニエンスストアやスーパーマーケットのアイスコーナーでの販売に専念するに至っています。

 

米国企業の商品ですが、日本で販売されているハーゲンダッツは、日本で暮らす人々の味覚に合わせて製造、販売されているだけでなく、品質にもかなり拘って作られています。

 

主原料のミルクに関しては特に拘りが強く、北海道の根釧地区の新鮮なミルクを使い、酪農家は牧草が育つ土づくり、乳牛一頭一頭の体調に合わせた飼料の調整まで気を配っているほどです。

 

そういった手間があるからこその価格になっているんでしょうね。

 

ただ、物は違うのかもしれませんが、日本と違いアメリカでは低価格で売られており、日本ではミニカップサイズが通常200円台で販売されているのに対し、アメリカではなんとたったの1ドルで買えてしまうようです。

 

品質が高いのは素晴らしいことですが、私のような一般サラリーマン家庭には少々敷居が高いので、日本でももう少し手が出しやすい価格設定にして欲しいものです。

 

今も昔も定番が人気

 

突然ですが、皆さんはハーゲンダッツ のミニカップ人気ベスト3が何かご存知ですか?

 

言われてみれば納得ですが、なんと「バニラ」「グリーンティー」「ストロベリー」がベスト3で昔も今も変わっておらず、特にバニラに関しては不動の地位を確立しているようです。

 

確かにいろいろな新商品や期間限定品など、数多くの商品が発売されていますが、私は「ストロベリー」、妻は「バニラ」というチョイスが、これまでを振り返ると多かったような気がします。

 

そういった状況を踏まえ、ハーゲンダッツでは、人気の定番品を固めつつ、新商品や期間限定品で市場を活性化させ、新商品や限定品の中で大ヒットするものが現れたらそれを定番商品化に向けて動く、という着実な戦略をとっています。

 

世界ではどんな感じ?

 

実はハーゲンダッツは日本だけでなく世界でも人気で、2016年の世界のアイスクリーム売上トップ10を見ると、堂々の第2位にランクインしています。

 

やはり国は違えど、ハーゲンダッツの品質に対する姿勢と上質な味わいが評価されているのでしょう。

 

※米Forbs紙調べ

 

1位 マグナム 25.4億ドル


2位 ハーゲンダッツ 20.86億ドル


3位 コルネット 15.95億ドル


4位 Ben & Jerry’s 12.32億ドル


5位 Breyers 9.6億ドル


6位 Carte d’Or 8.27億ドル


7位 Dreyer’s/Edy’s 7.73億ドル


8位 Blue Bunny 7.23億ドル


9位 Klondike 6.52億ドル


10位 Mihan 5.75億ドル(591億円)

 

個人的にはほとんど知らない商品ばかりですが、日本の商品がランクインできていないというのは少し寂しい気がしますね。

 

旬な新商品ラインナップ

 

それでは、普段食べている人も食べていない人も、話のネタとしても知っておいて損はないので、最新の新商品をご紹介します。それにしても、いろいろなフレーバーを考えるものですね。

 

※ハーゲンダッツ社ウェブサイトより

 

ソルティバタービスケット

ビスケットの塩味が甘みとコクを引き立てるクセになる味わい

 

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キャラメルヴァニーユ

こだわりの2種類のバニラが香る、華やかなキャラメルの味わい

 

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香る珈琲バニラ

香りと苦みが際立つ本格的なコーヒーの味わい

 

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ジャポネ(セブンイレブン限定商品)

抹茶のおいしさをアイスクリームとソルベで楽しめるアイスクリームデザート

 

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バナナショコラータ

芳醇なバナナとチョコレートが織り成す夏の味わい

 

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日向夏のパンナコッタ(ローソン限定商品)

初夏にぴったりの爽やかな日向夏とパンナコッタの優しい味わい

 

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ショコラミント

ミントアイスクリームとチョコレートチップのすっきりとした味わい

 

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ストロベリーカスタードタルト

甘酸っぱいストロベリーと濃厚なカスタードを組み合わせたスイーツの味わい

 

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パンプキン(2017年9月12日発売予定)

かぼちゃの魅力が詰まった秋にぴったりの味わい

 

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まとめ

 

ハーゲンダッツの世界は、いかがでしたでしょうか?

 

若干安易な名前の由来ではありましたが、それはそれとして、日本だけでなく世界でも好まれる、品質に対する拘り強いブランドであることが分かりました。

 

先日アマゾンが買収したホールフーズの商品値下げ報道で株価不調のゼネラル・ミルズ社ですが、ハーゲンダッツのような、小粒ながらもピリリと辛い山椒ブランドを大切に育てることで、業績も株価も上がって来るんじゃないかと思っています。

 

それまで私は、出来るだけガリガリ君ではなくハーゲンダッツを食べ、配当金の再投資をしながら気長に見守って行きたいと思います。

 

今週末は、ご家族揃ってお好みの期間限定品でもひとついかがでしょうか?