2017年08月29日(火)
桜井 めぐみ/Test by MONOQLO編集部
防災グッズは「バケツに詰める」のが大正解な理由
災害の報を聞くことも珍しくなくなった昨今。いざという時に必要になる防災グッズの準備はお済みでしょうか? 意外と「必要とは分かっていても何をどのように揃えればいいのかは分からない」という方も多いのでは。そこで今回、「バケツ」を活用した最適防災セットの構築術をお伝えいたします。
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本当に必要なものだけを 必要な分だけ
最近ではリュックに一通りの防災セットが詰まったセットも販売されていますが、お値段が張ったり、本当に使うのかも怪しいグッズが同梱されてしまっているケースが少なくありません。本当に必要なものを必要なだけ、コンパクトにかつお安く集めるのがベストです。 そこでオススメなのが必要なものを大きめのバケツ型ボックスに詰めて用意しておく方法。「なぜバケツ?」と感じるかもしれませんが、バケツは水汲みや食器洗いにはもちろん、蓋を閉じて椅子としても使うこともできる万能アイテム。持ち物を必要最小限にするために、実はたいへん有効なアイデアなんです。 避難所生活には欠かせない、中に詰めるべき必需品と合わせ、ご紹介してまいります。
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[必需品①]暗闇でも安心 両手が空いて作業楽々
GENTOS ヘッドウォーズ HW-999H 実勢価格:2052円 災害時は停電を伴うことも多く、夜になると歩けないほど真っ暗になることも。普段の生活では街灯などがあり明るい場所でも、ライトは必須アイテムといえます。 なかでもヘッドライトは両手が自由になるので、手持ちの懐中電灯よりも使いやすいのが利点。 現時点で、皆様におすすめしたいヘッドライトが「GENTOS」です。
照らされる範囲が広く、20m先のパイロンもしっかり見える圧倒的な明るさはピカイチ。 そのうえ、単3乾電池3本で50時間以上照らし続けた(実測値)という効率の良さもポイントです。重たいバッテリーが後ろにあるので装着感もよし。まさに隙なしです。
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[必需品②]電池ナシでも有能! いざという時のアナログMAP
旺文社 帰宅支援マップ 首都圏版 実勢価格:864円 スマホの地図アプリが使えれば良いのですが、災害時ではそれがままならない場面も想定されます。そんな時は、やはりアナログが頼りになります。 類似のMAPは複数ありますが、旺文社の帰宅支援MAPは道路単位で危険地域がわかるなど情報が豊富で、かつ見やすいのが特徴です。首都圏限定なのが惜しいのですが、生活圏内ならぜひ一冊、手元にほしいところ。
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[必需品③]感染症も予防 もちろん、スッキリもします
アクティ 温めても使えるからだふきタオル 超大判 20本入 実勢価格:397円 災害時は避難所を含め、一時的にお風呂などが使えなくなる可能性が高くなります。そんな時お役立ちなのが、この「からだふきタオル」です。 ウェット仕様なので、水がなくてもカラダを拭えますし、かつ生地も頑丈。感染症の予防としても重要なアイテムです。
180×50×205mmという大判なので、大の大人でも2枚ほどで全身がスッキリ!
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[必需品④]口内も清潔に 水がなくても磨けます
ピュオーラ 歯みがきシート 15枚入 実勢価格:401円 上記のタオルと同様、水がなくても歯を磨けるすぐれもの。災害時はもちろん、深夜バスのような長距離移動時にもお役立ちです。
指にまきつければ、奥歯までしっかり磨けるのが嬉しいところ。
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[必需品⑤]防犯にも役立つ 多目的手ぬぐい
こしぇる工房 防災拭いセット 実勢価格:1620円 雨の中の避難で濡れた髪を拭いたり、怪我をした際の止血にも使える手ぬぐいは一式備えておきたいところ。 この「防災拭いセット」は、大きめサイズなのでさまざまな用途に使えます。災害時に役立つ知識がプリントされているので、いざ、という時にあって良かったと痛感すること間違いなしです。
荷物の上に、コレを1枚かぶせておくだけでも防犯対策として有効なんです。
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[必需品⑥]冬でも温かいレベル 保温性抜群のブランケット
SOL ヒートシート エマージェンシーブランケット1人用 実勢価格:758円 天気やお住まいの場所によっては、夏でも夜半は冷え込みます。避難所に完璧な温度調整を期待するもは難しいので、自ら備えておくことが大切です。 とはいえ、厚手の毛布はもちろん、タオルケットでもかさばります。そこで登場するのがこのブランケット。類似5製品を比較したところ、最も保温性にすぐれていました。
サーモグラフィーで撮影すると、カラダ全身があたたまっていることがよくわかります。
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[必需品⑦]光を遮り 安眠を確保
PLEMO 立体型睡眠アイマスク EM-451 実勢価格:1199円 大勢の人が共同で使用する避難所は、寝室のように暗く静かな空間を保つことが困難。とはいえ、睡眠は体力を回復する上では欠かせません。 そこでおすすめしたいのがアイマスクです。目元の圧迫感がもっとも少なく、心地よい安眠をサポートしてくれます。
アイマスクを常用している方には釈迦に説法かもしれませんが、もし、まだ使ったことがない、という方がいたら、ぜひお試しください。アイマスクの効果は絶大です。 かくいう私も、これまでアイマスクはほとんど使ったことがなかったのですが、弊社にて仮眠をとる際、アイマスクを着けたところ、驚くほど心地よく眠れたのです。緊急時だからこそ、リラックスする時間を確保してください。
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[必需品⑧]音の対策は 痛くならない耳栓で
Mack’s Mack'sPillow Soft シリコン耳栓 6ペア 実勢価格:800円 安眠を妨げるもう一つの要因は周囲の雑音です。そこで活用していただきたいのが耳栓なのですが、中でもこの「シリコン耳栓」は、長時間着用していても耳が痛くならないスグレものなんです。
もちろん、遮音性もバッチリです!
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[必需品⑨]防災グッズを詰める バケツはアイリス一択!
ここまで紹介してきた災害時の必需品は、冒頭でもご紹介した通りバケツにまとめてしまうのがオススメです。リュックサック等とは違い、コレ自体も多目的に活用できるからです。 そこで、Amazonなどで入手しやすい4製品の多目的バケツを比較したところ、アイリスのバケツがベストである、という結論になりました。
アイリスオーヤマ ウォッシュBOX WB-20 実勢価格:2311円 サイズ:W405×D315×H295mm 容量:約20L 耐荷重y:約110kg 収納力が抜群なうえ、フタとカゴが同梱されているので、座って心地よく、汎用性も高い! また、この角張った形状もポイントです。
こんな感じで、キャスターにピッタリ設置できるんです。 類似製品と比較しても、スキがないつくりでした。
収納できるバケツ、災害時ならずとも重宝できそうです。 災害時の必需品はこの他にも揃えておきたいものはたくさんあります。下記、リストとしてまとめましたのでご活用ください。ちなみに、100均で揃えられるものばかりです。 <衛生用品> ・除菌シート ・ティッシュ ・マスク ・歯ブラシ ・アミノ酸サプリ ・塩飴/塩 ・梅 <日常用品> ・下着 ・女性用品 ・レインコート ・スリッパ ・マルチツール ・カイロ ・常備薬 避難所では配られる可能性が低いのですが、必要な品々です。 地震はもちろんですが、このところ、大雨や台風も増えています。また、不穏なニュースも取りざたされています。 もちろん、使用する機会が来ないにこしたことはありませんが、それでも、備えあれば憂いなし。これを機に、少しずつでも取り揃えてみてはいかがでしょうか。
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