トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事

ここから本文

社会

防衛局が暴言「日本語分かるか」 辺野古反対派に、沖縄反発

 米軍普天間飛行場の移設先、沖縄県名護市辺野古の米軍基地前の抗議活動で、基地ゲートをふさいでいた市民らに、移動を求める防衛省沖縄防衛局の職員が「日本語分かりますか」と発言していたことが29日、防衛局などへの取材で分かった。反対派は「方言差別があった沖縄の歴史を理解していない暴言だ」と反発している。

 防衛局は「警告に全く応じていただけない状況からそうした発言に至った。侮蔑的なニュアンスを含んだものではない」と主張。移設に反対する沖縄県統一連の瀬長和男事務局長(54)は「沖縄は歴史的に方言差別や米国統治に苦しめられてきた。許し難い発言だ」と批判している。

(共同)

 米軍普天間飛行場移設先の沖縄県名護市辺野古沿岸部=7月24日

 米軍普天間飛行場移設先の沖縄県名護市辺野古沿岸部=7月24日

この記事を印刷する

中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井 読者の方は中日新聞プラスで豊富な記事を読めます。

新聞購読のご案内