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（みね子）私って盛り上がりに欠けるんですかね。
地味なんですかねえ…。
（祐二）どうも ここんとこちょっこす 中だるみっちゅうか。
中だるみ？ 何ですか？ それ。
ちょっこ 地味っちゅうか。
「何にもないんだな。どうすんのがな 私は」って…。
（秀俊）やめるなよ すずふり亭。
えっ？
やめるな。
♪「Ｐｏｎ ｐｏｎ ｐｏｎ…」
♪「愛の言葉をリル」
♪「シャイなハートがドキドキ」
♪「あの日観てた“サウンド・オブ・ミュージック”」
♪「瞼閉じれば蘇る」
♪「幼い頃の大事な 宝物だけは」
♪「ずっと この胸に抱きしめて来たのさ… Ａｈ ａｈ」
♪「夜の酒場で Ｌｏｎｅｌｙ」
♪「あの娘 今頃どうしてる？」
♪「さなぎは今、 蝶になって」
♪「きっと誰かの腕の中」
♪「肩寄せ合い 声合わせて」
♪「希望に燃える 恋の歌」
あのさ…。はい。
俺はみね子の仕事ぶり 好きだけどな。
えっ？
一緒に働いてて楽しいしみね子と。
今 自分でも楽しくない？ 仕事。
楽しいです。
自信持てよ自分のやってることに。
何で そんなふうに思うのか誰かに 何か言われたのかそれは知らないけど…。
人と比べるのは やめようよ。
♪～
うちさ 父親早く死んだって話したでしょ？
はい。
母さん そこから保険の仕事してさ頑張ってくれてたけどやっぱり それなりに大変で…。
はい。何だろ…。
やっぱ ガキだからさあれが欲しいとか友達みんな持ってるのにみたいなの あるでしょ？
はい。
で 一度 すねたことあって 俺。
母親いない時にね「何で 俺はないの」とか言ったんだろうな。
そしたら 姉ちゃんがさもう ものすごい怒ってさ「人と比べるな！」ってものすごい怒って。
「そんな男かっこ悪い 大嫌い」って言われて泣きながら 怒られてさ俺も 何か悔しくて泣いて…。
小さい妹は よく分からないけど怖くて泣いてさ。
結局 ３人で泣いて。
それ以来 それは肝に銘じてる。
人と比べるな それは男としてかっこ悪いんだって。
俺は みね子が自信持って楽しそうに働いてるのかっこいいと思うけどな。
そう思うけど。
＜お父さん…。タマネギのせいじゃありません。私 うれしくて 涙が出ました＞
ありがとうございます。
♪～
（元治）あっ 何だ大丈夫か 俺やんなくても。
何 言ってんですかやって下さいよ！
ほかにもあるんですから。いいよ 無理しなくて。
無理してないですよ。何ですか それ。
あれ？ 今のそんなに面白かった？ どこが？
教えてもらえないと次に生かせないからさ。
何を目指してるんですか 一体！どこが面白かった？
いや 全然 面白ぐはないです。え…？
いろんな人がいんなぁって思って。ハハハ！
何？ 何？ えっ？ どういうこと？
もう そこじゃないでしょ！
先輩こっち座って やって下さいよ！
いいじゃん ２人で済むなら俺やんなくてもさ。
だから 先輩は少し ほかの人と比べてて自分は どうなんだろうとかもっと頑張った方がいいんじゃないかとか思った方がいいと思いますけど！え～！
俺 人と比べるの 嫌～い！（秀俊）だから…。
俺は俺だからさ あくまでも。はぁ？
ハハハハ！アハハ！
（元治）あれ？ あれ？
よく分からないけど 笑いのツボに入っちゃったみたいだぞ。みね子 今なら 何やっても笑うぞ。
あ～！
仕事しようっと。おい。
何だよ 何で そうやって俺をオチに使うんだよ！笑うまで動かないよ 俺は ここ。みね子～ みね子～。
早くやって下さい。
ご苦労さまです。（省吾）あ～ ご苦労さん。
（鈴子）ご苦労さま。
鈴子さん。
どうした？ ヒデ。（秀俊）シェフ。
ん？ 何だ？
先輩。ん？
みね子。
みんなに お願いがあります。
何だよ自分の方が仕事できるから俺と入れ代われって話じゃないだろうな？
違います。そうは思ってますけど 違います。
よかったぁ。
（鈴子）どうしたの？ ヒデ。
すみません。一日だけ 休みを下さい。
構わないけど。どうした？ 何かあるの？
すみません 言えません。でも お願いします！
♪～
そんなまっすぐな目で言われちゃね。
いいよ 分かった 理由は聞かない。
ありがとうございます！
分からないけど 頑張れ ヒデ。はい ありがとうございます！
♪～
そして ヒデ君一日だけ 店を休み定休日と合わせ２日間で どこかへ行きました。
どこへ行ったのかは誰にも言わずに…。
明らかになるのは 少し先。
忘れないで覚えておきましょうね。
（セミの声）
（ヤスハル）♪「若さゆえ」
ここで クエスチョン。
１９６７年 日本中で大流行した新しいファッションといえば？
そう ミニスカート！
「今年 町を彩ったのは ミニルック」。
きっかけとなったのはイギリス人モデルのツイッギー。
ミニの女王と呼ばれた彼女はスレンダーで活動的という新しい女性像を打ち出し世界中の女の子の憧れとなりました。
♪～
（美代子）ふ～ん。
本当に これでいいのがね…。
ひゃ～ 短いねぇ…。
こんなところまでミニスカートブームの影響が。
そうですよね 美代子さんは東京のデパートで売る洋服をつくっているんですものね。
うん まだだね… まだ大丈夫だ。
♪～
は～ これは…。
すご～い 短いな…。
（美代子）どうやって…どうやって歩くんだろう…。
うわっ！ こんなに短い…。どうやって これで…。
あ～！
（宗男）義姉さん！（滋子）ミニスカートか。
わ～ わ～！恥ずがしいがら 見ねえで！
嫌 嫌～！ やめて～！
（宗男）いや 驚いたねえさっきの義姉さんのミニスカート。
もう… もう言わねえで。もう本当に恥ずがしいがら。
どんなもんなのがなって思っただげなんだがら もう…。
でもね 俺は すばらしいと思うよ。ミニスカート。
（美代子）え～？スケベ。
バガ！ そういうこど言ってんじゃねえんだよ。
あれは 一づの解放なんだよ 解放女の人にとってのな。
えっ？ 解放？（滋子）何だ それ。
つまりな ビートルズと おんなじでなそれまで縛られでだ女の人がよ自由になるってこどなんだよ古い考えからな。
はしたないとが 女のくせにとがいつも そうやってそういうこどばっかし求められで縛られでいだ女の人がな解放されるってこどなんだよ。
あ～ そうなの？（宗男）うん そうだよ 義姉さん。
そうが つくってみっかな 私も。
（美代子）滋ちゃん 私 つくってあげっか？
本当げ？ 義姉さん。（美代子）うん。
着んのが？ おめえ。何だよ？
こごよ こご 問題はね 男。
女が変わるってこどはね男も変わんなきゃいげねえわげよ。
女の人だげじゃ 無理なんだ。
男も その… 女は こうあるべぎだみだいなこどに縛られっからね。女の人以上にね ひょっとすっと。
よし！ 滋子 はげ ミニスカート！
おう！おう おう おう！
（宗男）あててみ あててみ。着れっか？
あ～ 似合うぞ！ うん！
これ 畑仕事は でぎねえな。
（笑い声）まぁな。
（省吾）人気なんだろ みね子。あの ツイッギーとかいうの。
そうなんですよ！ もうねとっても かわいいんですよ。
そうなの？はい！
どうですか？ 鈴子さん。ん？
ミニスカート。何よ～。
（笑い声）
でも あれですよ あの…。
私も 一着だげ…。
一着だげ買ってみたんですけど…。
（一同）え…？
まぁ恥ずかしいのもあんですけど何か 体がね軽ぐなった感じがすんですよ。
（一同）へぇ…。何か。
♪～
（宗男）兄貴。何か 話あんだっぺ？
（実）うん…。
♪～
みね子のこどなんだ。
♪～
Twishort
