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【妊娠中や産後にニオイが強くなる】6つの原因と5つの対策法

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妊娠中や産後に体調が変わる人は多くいます。「抜け毛が増えた」「虫歯が増えた」など、人により体調の変化は様々です。妊娠中や産後は、お腹が大きくなって見た目が変わるだけでなく、体内でも変化が起こっているからです。

なかには、デリケートゾーンの悩みを感じる人もいます。陰部のかゆみの他、ニオイが気になる人も多いです。

かゆみだけなら、対策方法が思いつきやすいですが、ニオイとなるとどうやってケアすれば良いのかわかりにくいですよね。自分だけがニオイに気づいているならまだしも、旦那や家族に気づかれている場合もあります。

デリケートゾーンの悩みは、人に相談しにくいけど、ニオイの悩みはもっと相談しにくいです。1人で悩みがちになりやすいので、今回は「妊娠中や産後のデリケートゾーンのニオイ」について紹介します。

なぜニオイが起こるのか、そしてどうやって対策するのか紹介します。

1.なぜ妊娠中や産後にデリケートゾーンのニオイが強くなるの?

私が妊娠中や産後のデリケートゾーンのニオイを調べた理由

どうして妊娠時や産後の陰部のニオイについて調べたかというと、私の高校時代の親友が妊娠した時ニオイを気にしていたからです。ちょうど安定期に入った頃、その友達とランチをしていたら「ニオイが気になる」と相談されました。

その子は、妊娠中からいきなりニオイが強くなったみたいです。夏だったので、とくに匂いが気になっているとのことでした。下着をつけてもニオイがすると、すごく悩んでいました。

私がデリケートゾーンのニオイについて詳しく調べていることを、その子は知っていたので相談してくれたみたいです。私は出産経験がなかったので、基本的なニオイケアだけ伝え、妊娠や産後に関わるニオイを調べ直し、後日ラインで教えてあげました。

このような感じで、妊娠時や産後のニオイを調べたことがあります。

妊娠時や産後のデリケートゾーンのニオイを調べてわかったこと

調べてみて実際、妊婦さんや出産後のお母さんは、陰部のニオイの悩みを持っている人が多いとわかりました。ネットのお悩み相談をする掲示板でも、よく見かける悩みです。「もしかしてカンジダでしょうか?」と、性病の心配をされている人もいます。

体臭が強くなるなんて、思いもしないでいる人が多いので、いきなりニオイがしたらびっくりしてしまうでしょう。婦人科に行くべきか悩んでしまいますよね。

絶対に妊娠中や産後に、デリケートゾーンのニオイが強くなるわけではありません。個人差はありますが、妊娠による体調不良から陰部がニオイやすくなるので、注意は必要です。

ただでさえ、デリケートゾーンはニオイがしやすい部分です。お風呂やトイレの時に、下着を下ろした瞬間ニオイがした経験は誰しもあるでしょう。デリケートゾーンがムレることは、仕方がありません。しかし妊娠すると、さらにデリケートゾーンがにおいやすくなってしまうのです。

体調不良によりホルモンバランスの乱れや、免疫力の低下など様々な原因で起こります。

実際にどのようなニオイがするの?

妊娠中や産後に、デリケートゾーンのニオイを気にする女性は多いですが、実際どのようなニオイを感じているのでしょうか?

「魚介類のニオイ」
「スルメみたい」
「酸っぱい」
「甘い」
「乳製品みたい」
「アンモニア臭」
「鉄くさい」など

調べてみると人によってニオイの感じ方が違うとわかりました。お腹に赤ちゃんがいる時、魚のようなニオイがした経験のある女性は多いです。

ニオイの強さは人それぞれで、あまり感じない人もいます。一方トイレに入った時、個室内に充満している程ニオイが強いと、悩まされている人もいます。ただでさえ妊娠時は精神的に繊細になりやすいのに、ニオイのストレスに悩まされるのは辛いですよね。

でも、妊娠中や産後に陰部のニオイは強くなりがちなので、しっかり対策することが重要なのです。対策をすれば軽減されるので、安心してください。

きちんと対策するために、なぜ妊娠中や産後にニオイが気になるのか、より詳しい原因をチェックしましょう。

2.妊娠中や産後にデリケートゾーンのニオイが気になる原因

妊娠中や産後は体内の変化により、陰部のニオイが強くなりやすいです。原因は、1つだけではなくいくつか考えられます。

原因.1:ホルモンバランス

調べていると、ホルモンバランスの乱れからニオイが起こるケースが多かったです。妊娠後は女性ホルモンの分泌量が、妊娠前より過剰になるからです。女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンがあります。

女性ホルモンは、赤ちゃんがお母さんのお腹の中で過ごしやすいように活動しています。子宮内の壁を厚くするなど、色々な役割を担っています。体が出産に備えるため、体調にも色々変化が出るのです。

妊娠時は子宮内を雑菌から守るために、酸性のおりものが増えやすくなります。生理中におりものが増えた経験はありませんか?生理中も女性ホルモンが関係して、おりものが多くなりやすくなるのです。

おりものは、妊娠初期は少な目ですが、中期や後期は多くなります。そのため、デリケートゾーンから酸っぱいニオイがするのです。酸っぱいニオイの正体は、おりものの可能性が高く、母体を守るために分泌されます。

原因.2:病気

妊娠中は免疫力が落ちやすいため、感染症にもかかりやすくなります。カンジダ膣炎や細菌性膣症などの性病に、かかる人が多いです。

カンジダなどの性病にかかると、デリケートゾーンがかゆくなったり炎症を起こしやすくなります。おりものも臭いやすくなってしまうのです。感染すると陰部の菌が増え、ニオイが強くなります。

性病の場合は、放置していると母子の健康にも良くありません。恥ずかしいかもしれませんが、体のことを考え医師に早めに相談するようにしましょう。

原因.3:汗

妊娠してから汗をかきやすくなった人も多いです。これは、出産に備え体脂肪が増えることや、体温の高温期が続くことが理由です。夏だけでなく秋や冬でも、汗をかきやすくなります。

とりわけ陰部は通気性が悪く、熱がこもりやすい部分です。そのため、皮脂や汗によりニオイやすくなってしまうのです。陰部は皮脂腺が多いので、シャワーで汗を落としても、すぐムレやすくなります。

原因.4:尿もれ

妊娠や出産後の尿もれの悩みも多いです。これは、出産に備えて子宮が大きくなり、膀胱が圧迫されて尿意を感じやすくなるためです。尿意を感じてからすぐにトイレに行かないと、漏れてしまう人もいます。笑ったり、咳やくしゃみで、膀胱が押されて尿もれを起こす場合もあります。

妊娠時に骨盤が開き、骨盤の下にある骨盤底筋が緩むことがあります。骨盤底筋は、尿道の開閉調節を行っているため、筋力が弱まると尿をもらしやすくなります。産後に尿もれが起きやすい理由の1つです。妊娠中や産後は、アンダーヘアに尿が付着して、アンモニア臭がする時もあります。

原因.5:悪露(おろ)

出産後は、胎盤や分泌物などが排出します。出産してからもしばらく、悪露(おろ)といって出血が続きます。子宮が回復するまで、数日かけて排泄されるのもので、生理と同じく雑菌が繁殖してニオイが起こります。

原因.6:すそわきが

「すそわきが」とは、デリケートゾーンからわきがのニオイがすることです。妊娠してホルモンバランスの変化により、すそわきがになる場合があります。

すそわきがは、アポクリン腺という汗腺からニオイのある汗が出て起こります。ホルモンバランスの変化で、アポクリン腺が刺激され、すそわきがになりやすくなるのです。妊娠時は乳腺が、母乳を出すために活発になり、アポクリン腺を刺激しやすくなります。

通常の汗⇒エクリン腺から出るサラサラした皮脂を含む汗。
わきがの汗⇒アポクリン腺から出る、ミネラルやアンモニアを含む汗。

わきがの汗は、通常の汗と違いニオイがあります。
⇒詳しい内容は、「「すそわきが」がデリケートゾーンのニオイの原因!?」のページにまとめましたのでお読み下さい。

まとめ

妊娠中や産後の、デリケートゾーンのニオイの原因をいくつか紹介しました。妊娠による陰部のニオイでお悩みの人は、思い当たるふしがあるのではないでしょうか?今妊娠していない人も、ぜひこのことを頭の片隅に覚えておいてくださいね。そうすれば、妊娠時に突然ニオイがしても、慌てず「妊娠時はニオイがするって言ってたな」と対処できるからです。

今まで全くデリケートゾーンのニオイに悩まされなかった人でも、妊娠するとニオイが気になることは十分にあります。でも、しっかりケアをすればOKなので、安心してください。

それでは、妊娠中や産後の陰部のニオイケアについて紹介していきます!

3.妊娠中や産後のデリケートゾーンのニオイ対策とは?

いくら妊娠や出産でニオイがきつくなるとわかっていても、やはり気になってしまいますよね。妊娠初期~産後までの期間、大体1年~2年はニオイを感じてしまう人もいます。数ヶ月ならまだしも、2年となると放っておけません。

でも、諦めるのはまだ早いです!妊娠におけるデリケートゾーンのニオイケアは、とても簡単にできるからです。いくつかの対策方法をチェックしていきましょう。

対策.1:おりものシート

妊娠するとおりものなど、膣内からの分泌物が増加します。そのため、妊娠時はおりものシートを頻繁にかえることが重要です。そして、シートの素材にも気を配りましょう。

生理の時もそうですが、おりものの量が少ないからと言って、シートを変えないことはNGです!雑菌が繁殖しやすくなるからです。おりものシートはコットン素材を選ぶようにしましょう。オーガニックコットンでできたシートや、手作りのものも販売されています。

妊娠時は肌も弱くなっているため、かゆみやかぶれを引き起こしやすいです。肌に優しい素材のシートで、少しでも快適に過ごせるようにしてください。

対策.2:石鹸

「2.妊娠中や産後にデリケートゾーンのニオイが気になる原因」の項目でもお話したように、妊娠時は汗や悪露などでニオイやすくなっています。陰部の免疫力も悪化して、雑菌も増えやすくなります。

肌の守る力が弱くなるためです。そのため陰部専用石鹸を使って、もともと陰部が持っている守る力をサポートしてあげるようにしましょう。

⇒デリケートゾーン向けの石鹸は、「デリケートゾーンのおすすめ石鹸ランキングTOP5」のページにまとめましたのでお読み下さい。

膣内まで洗わず、アンダーヘアや膣の入り口をやさしく洗うだけでOKです!

対策.3:デオドランド

デリケートゾーンのニオイの悩みは、妊娠や出産に関係なく、多くの女性が抱えていますが、妊婦さんの場合は、肌につける化粧品にも気をつかいたいですよね。妊娠時のデオドラントについて色々調べたところ、以下のことがわかりました。

妊娠中はデオドラントを使っても大丈夫なのか?

デオドラントに入っている成分が、経皮吸収される確率はほぼ低いです。しかし、妊娠時は陰部の肌がとてもデリケートな状態になっているので、塩化アルミニウムの入った商品は使わない方が良いでしょう。

万が一の炎症やかぶれを避けるためです。もしデオドラントを使って、肌トラブルがあった場合は即使用を中断してください。デリケートゾーン向けのデオドラントなら、肌に優しくできています。陰部専用の商品の中から、自分にあうものを探すことをおすすめします。

無添加のデオドラントなら塗っても良いのか?

妊娠時に限らず、陰部に使う化粧品は無添加のものを選ぶようにしましょう。添加物などは肌にも影響を及ぼしやすいからです。敏感肌の人や、赤ちゃんでも使えるようなデオドラントが良いです。添加物フリーのデオドラントでも、もし肌に異常があれば使用を止めてください。

基本的に陰部専用のデオドラントなら使えるけど、使用して異常があればストップしなくてはいけません。

メーカー側も妊娠時にデオドラントの使用をOKしているの?

でも、やはり「デオドラントも使って対策したいけど、本当に使っても良いのかな?」と心配になる人もいるでしょう。以前私がおすすめしたデオドラントは、妊娠中や授乳中の使用について以下のように記載されています。

・イビサデオドラント
「妊娠中は、専門医に相談してから使用を検討してください」

・クリアネオ
「妊娠中や授乳中は、使用しても差し支えませんが、専門医に相談してください」

・ノアンデ
「妊娠中や授乳中は、専門医相談してから使用を検討してください」

3つのデオドラントすべて、医師に確認した方が良いとのことです。安全性の高いデオドラント商品です。でも念のために婦人科の先生に、使いたいデオドラントの成分を見せて、相談する方が安心です。

⇒デオドラントの商品はこちらのページの、「2.ムレ・生理・おりものによるデリケートゾーンのにおい対策とは?」の項目にまとめましたのでお読み下さい。

対策.4:ウォシュレット

デリケートゾーンの構造は、入り組んでいるため、汚れをしっかり除去できないことがあります。おりものがついたままだと、ニオイの原因になりかねません。妊娠時はお腹が大きいため、きれいに拭けないことがあります。

そのため、ウォシュレットを上手に活用するようにしましょう。ティッシュでゴシゴシ拭くと、肌に傷をつけてしまい菌が増えやすくなります。そのため、ビデでやさしく洗う方が肌には低刺激なのです。

最初は慣れないかもしれませんが、スッキリときれいになるのでおすすめです。アンダーヘアの汚れも落ちやすくなり、ニオイの軽減を実感できるでしょう。

対策.5:食事

食べ物のにおいが、体臭に関わる場合もあります。デリケートゾーンのニオイにも、多少は影響が出てきます。

・肉中心の食事⇒脂っぽい体臭がしやすくなる。
・バランスの良い食事⇒体臭を抑えられる。

バランスの良い食事をするには、肉だけでなく、野菜や魚も食べるようにしましょう。まんべんなく栄養が摂取でき、内臓が元気になり体臭抑制が望めます。

妊娠すると食べ物の好みが変わると言いますよね。私の友人も、前は温野菜や焼き魚が好きでしたが、トンカツや焼き肉が食べたくなったと言っていました!妊娠してお肉系を好むようになれば、体臭は強くなりやすいでしょう。もし嗜好が変わっても、好き嫌いなくバランスよく食べることが大切です。

こんな食材は体臭予防になる!?

食事の栄養素から、体臭ケアする方法もあります。デオドラントに比べると、効果は弱めですがチャレンジしてみるのも良いでしょう。

・海藻
わかめやめかぶなどの海藻には、鉄分が入っているため、酸っぱいニオイのケアが望めます。酸性から、アルカリ性へと体質改善が期待できます。

・ビタミンC
免疫力をアップさせ、陰部に繁殖する雑菌の抑制が望めます。アセロラ、レモン、いちごなどに多く含まれています。

いきなり食事内容を変えるのは大変なので、少しずつ普段の食事に取り入れてみてください。

4.この機会にお手入れをスタート!妊娠中や産後のデリケートゾーンのニオイケア

今回は「妊娠中や産後に関するデリケートゾーンのニオイ」について紹介しました。妊娠前後は、おりものが増えやすく免疫力が低下しやすいので、ニオイが気になる時期なのです。とくに妊娠中は、ニオイに敏感になりがちです。

基本的なデリケートゾーンのにおいケアの、詳しい内容は「デリケートゾーンのにおいを原因別に対策する方法」のページにまとめましたのでお読み下さい。

デリケートゾーンのニオイ以外に、かゆみなどに悩まされる人が多くいます。急な体質の変化に驚いてしまうかもしれません。ですので、この機会にデリケートゾーンのケアを始めてみてください。

おりものシートや、専用の石鹸を使うだけでも、陰部の悩みは軽くなります。慣れればお手入れする毎日が当たり前になってくるので、面倒に思う必要はありません。陰部の悩みが解消されれば、うんと楽に生活しやすくなります。

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