複数の有名専門医(※)の間で、特にがんの外科的治療中心に「自分や家族がかかりたい」と推薦された医師が所属しています。記載内容はいずれも取材・調査回答書より。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表
新井宏治(あらいひろはる)| 産婦人科医長
1952年東京都生まれ。
慶應高校卒。
77年慶應義塾大学医学部卒。
同大学産婦人科入局。
85年カリフォルニア州ラ・ホヤ癌研究所に留学。
87年国立東京第二病院産婦人科(現東京医療センター)勤務、90年国立埼玉病院産婦人科医長。
98年東京医療センター産婦人科医長。
99年慶應義塾大学医学部産婦人科客員准教授。
| 専属学会・資格 | 日本産科婦人科学会(専門医)、日本婦人科腫瘍学会(婦人科腫瘍専門医・評議員)、日本臨床細胞学会(細胞診専門医・評議員)、日本癌治療学会(癌治療専門医)、医学博士。 |
|---|---|
| 著者・編集者・論文 | 「子宮体癌の診断と治療」「新女性医学大系第40巻-婦人科腫瘍の細胞診」「女性の腹痛」「広汎性子宮全摘術における骨盤植物神経温存手技のポイント」など。英文論文約10編。和文論文約200編(筆頭以外も含む)。 |
実績
| 累積手術数 | (婦人科腫瘍学会指導医申請書より最近5年間症例、術者・指導も含む)。子宮頚癌:広汎性子宮全摘(Ib1~III期)43例、準広汎性子宮全摘(Ia1~Ia2期)9例、レーザー円錐切除(高度異形成~Ia1期)約100例。子宮体癌:根治術(リンパ節郭清含む)(Ib~III期)48例、うち合併切除(腸、膀胱等)4例、単純全摘、両附属切除(0~Ia期または進行例)13例。卵巣癌:根治術(リンパ節郭清含む)50例うち合併切除(腸、膀胱等)6例腫瘍摘出。 |
|---|---|
| 年間執刀数 | (術者、指導を含む)=子宮頚癌:広汎・準広汎性子宮全摘約10例、レーザー円錐切除約20例。子宮体癌:根治術(リンパ節郭清含む)約10例、その他3~4例。卵巣癌:根治術(リンパ節郭清含む)約10例、その他6~7例。 |
| 診察に際して 心がけている点 |
①悪性疾患を見のがさない②専門用語をなるべく使わず、分かりやすい言葉と図で説明する。 |
| 手術に際して 心がけている点 |
安全性と基本手技。 |
組織
| 科の特色 | 本院では開設以来婦人科悪性腫瘍の治療に力を入れており、特に広汎性子宮全摘術においては膀胱機能障害を予防すべく骨盤神経・下腹神経温存術式を心がけている。各症例はカンファレンスにて検査結果・所見・問題点を検討し、病状や進行期にあった治療法・術式を選択している。腫瘍専門医、細胞診専門医、超音波専門医がそれぞれの専門分野の知識を生かし、スタッフ全員が一丸となり診断・治療に取り組んでいる。また 関連診療科(外科・泌尿器科・内科・放射線診断部・治療部・緩和ケアチーム等)とも密に連携を取り、総合的に診療している。 |
|---|---|
| 科の症例数・治療・成績 | 手術件数は年々増加し、10年の年間手術件数は675件で、うち悪性腫瘍の手術は130件(子宮頸癌手術8件、円錐切除術78件、子宮体癌手術13件、卵巣癌手術29件) ★子宮頸癌では、症例に応じてレーザー円錐切除、広汎性子宮頸部摘出術、化学療法併用放射線療法を行っている ★腹腔鏡下手術は10年の合計で179件(腹腔鏡下子宮全摘術34件、腹腔鏡下筋腫核出術32件、腹腔鏡下卵巣嚢腫摘出術65件、腹腔鏡下付属器切除41件、その他7件)。悪性腫瘍においても、子宮頸癌Ia期、子宮体癌I期では腹腔鏡下手術も施行 ★治療方法=子宮頚癌:0~Ia1 期ではレーザーによる円錐切除を中心とし、Ib1~II期の広汎手術では症例により神経温存による後遺症減少を心がけている。III~IV期では放射線療法と化学療法の併用療法 ★子宮体癌・卵巣癌=Ib期以上では、子宮全摘、両側附属器切除に加え根治性を高めるために積極的にリンパ節郭清(傍大動脈節含む)を行っている。特に、卵巣癌では進行例でも腫瘍減量手術に努力している ★各悪性腫瘍とも術後病理結果により取り扱い規約・ガイドラインに基づき追加治療(放射線療法または化学療法)を検討 ★術後の肺塞栓予防として術中・術後にフロートロン(間歇式加圧ポンプ)を使用し、早期離床を心がけている。ハイリスク症例では術前・後にヘパリン投与。術後疼痛緩和として硬膜外カテーテルを留置し、PCA(自己調節鎮痛法)を使用。 |
素顔
| 名医の条件 | ①判断が的確である②(手術)技術が高い③信頼できること④心身ともに健康。 |
|---|---|
| 趣味 | ワイン、ゴルフ、旅行、囲碁。 |
| 特技 | いつでもどこでもよく眠れる。 |
| 私の健康法 | 自転車通勤。 |
| もし医師でなかったら | 建築家。 |
「実力医の履歴書 外科系II版」(ライフ企画 2012年2月)
加藤良一(かとうりょういち)| 呼吸器外科医長
1953年福岡県生まれ。
73年東京教育大学(現筑波大学)付属駒場高等学校卒。
80年慶應義塾大学医学部卒。
同年同大学外科学教室入局。
同年同大学病院外科研修医。
81年東京歯科大学市川病院外科医員。
82年静岡赤十字病院外科医員。
83年慶應義塾大学病院外科専修医。
86年済生会神奈川県病院外科医員。
88年慶應義塾大学助手(外科学)。
95年国立東京第二病院(現国立病院機構東京医療センター)呼吸器科医長。
10年国立病院機構東京医療センター副院長。
| 専属学会・資格 | 日本外科学会(専門医・指導医)、日本胸部外科学会(専門医・指導医)、日本呼吸器外科学会(専門医・指導医・評議員)、日本呼吸器内視鏡学会(専門医・指導医・評議員)、日本肺癌学会(評議員)、日本呼吸器学会(認定医・指導医)、医学博士。 |
|---|---|
| 著者・編集者・論文 | 鈴木時雄・吉野肇一編「外科学」(1996 医学書院)。 |
実績
| 累積手術数 | 原発性肺癌633例、転移性肺癌175例、胸腺関連腫瘍(胸腺種、胸腺癌等)58例、前縦隔腫瘍(胸腺関連腫瘍を除く)28例、後縦隔腫瘍26例、胸壁腫瘍21例、良性肺腫瘍12例、自然気胸322、炎症性肺疾患47例、膿胸25例、胸壁腫瘍15例、巨大肺嚢胞症9例、その他115例(以上の他に80年~91年の執刀症例あり)。 |
|---|---|
| 年間執刀数 | 原発性肺癌56例、転移性肺癌12例、自然気胸23例、縦隔腫瘍10例(うち胸腺関連腫瘍6例)、胸壁腫瘍1例、その他9例(術者+直接指導)。 |
| 診察に際して 心がけている点 |
①臨床医は患者のために存在していることを忘れないこと②人間はミスを犯す存在であることを常に意識すること。 |
| 手術に際して 心がけている点 |
①術前に患者毎の解剖、病巣を把握し、手術の手順をあらかじめ考えておくこと②必要な操作は確実に行い、無駄な操作はしないこと③安全に手術を終了させることを念頭に置き手術を進めること。 |
組織
| 科の特色 | 呼吸器科外科・呼吸器科・アレルギー科がひとつの診療単位として機能しており、外科系医師、内科系医師、外科系レジデント、内科系レジデント、研修医が共同で外来、カンファレンス、回診、気管支鏡検査を行っており、手術適応の有無にかかわらずあらゆる症例で一貫して診断から治療まで行うことが可能である。このため手術適応のある患者では遅滞なく手術が可能であり、手術適応がないと判明した場合でも内科的治療を速やかに施行している。術後再発に対する治療や終末期医療も手がけている。当院の特長として診療科間の連携が良好であるので、合併症を有する症例や術後合併症への的確な対応が可能である。また、ほぼすべての呼吸器外科手術に加藤が直接携わっている。 |
|---|---|
| 科の症例数・治療・成績 | ★症例数=年間の肺癌手術件数は約56件で、これは当科で扱う新規肺癌患者の約40%にあたる。高齢者も手術適応としており、16%が80歳以上であった。85歳以上の症例も92歳の2例を最高齢に13例の経験があり、いずれの患者も歩行退院している ★治療=根治性確保や肺機能温存のため気管気管支形成術を積極的に取り入れており、気管分岐部の切除や複雑な再建術式も行っている。進行肺癌では術前化学療法、術前放射線化学療法を行い治療成績の向上に努めている ★成績=手術または肺癌以外の原因での死亡を除いた5年生存率はIA期81%、IB期 71%、IIA期68%、IIB期62%、IIIA期44%、IIIB期36%、IV期53%。 |
素顔
| 名医の条件 | 一般的に医師に求められる素養(医学知識、向上心、探究心、洞察力等)を有するとともに、柔軟な思考ができること。 |
|---|---|
| 趣味 | テニス、ゴルフ、スキー、読書。 |
| 特技 | 植木の剪定。 |
| 私の健康法 | エレベーターを使用しない。適量の赤ワイン。 |
| もし医師でなかったら | 建築家、弁護士(いずれも願望)。 |
「実力医の履歴書 外科系I版」(ライフ企画 2012年2月)
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