今回は、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのGEAR BLUESの感想を記載します。
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT(ミッシェル・ガン・エレファント)は日本のロックバンド。
主な略称は、ミッシェル、TMGE。
2003年解散。
バンドメンバー:チバユウスケ(ヴォーカル)
アベフトシ(ギター)
ウエノコウジ(ベース)
GEAR BLUES(ギヤ・ブルーズ)は、1998年に発売されたthee michelle gun elephantの4thアルバム。
曲順
1. ウェスト・キャバレー・ドライブ
2. スモーキン・ビリー
3. サタニック・ブン・ブン・ヘッド
4. ドッグ・ウェイ
5. フリー・デビル・ジャム
6. キラー・ビーチ
7. ブライアン・ダウン
8. ホテル・ブロンコ
9. ギヴ・ザ・ガロン
10. G.W.D
11. アッシュ
12. ソウル・ワープ
13. ボイルド・オイル
14. ダニー・ゴー
作品について
ミッシェルガンエレファントのあの鋭くて激しいグルーヴが押し寄せてくる。
当作品は中期及び後期におけるミッシェル特有の攻撃的で危険なロックサウンドに仕上がっています。
前作までのサウンドとは比較にならないヘヴィでハードなサウンドと、激しいグルーヴで聴く者を狂乱の渦に誘います。
ミッシェルガンエレファント特有のヴォーカルの『がなり』やギターのカッティングなどバンドの技術も更にパワーアップ!!!
当作品から放たれるオリジナルティのあるサウンドにより、もはやパブロックやガレージロックというジャンルの括りにあらず、ミッシェルガンエレファントという新しい音楽ジャンルを確立させたような印象を受けました。
1. ウェスト・キャバレー・ドライブ
ジワジワと熱くなれるミドルテンポのロックンロールナンバー。
ヘヴィにうねり上げるベースイントロから凄まじい緊張感が生まれる。
この張り詰めたような空気が堪らない!!!
ヴォーカルの『がなり』が展開される度にハードなサウンドへと激化する。
3. サタニック・ブン・ブン・ヘッド
最初はスローテンポだが、途中からテンポが倍速になる変則的な曲構成。
テンポが高速になり、聴いている方は興奮して落ち着いてなんかいられなくなります。
『サタニック・ブン・ブン・ヘッド』だけの歌詞に高速ギターソロ(カッティング)。
狂乱します! モッシュします!!! 一言でヤバい楽曲です!!!!!
6. キラー・ビーチ
哀愁感のあるミドルテンポナンバー。
サウンドは爆音だが、これはミッシェル流のバラードだろう。
ミッシェルの隠れた名曲だと思います。
そして、ヴォーカルのチバユウスケ氏による歌詞の世界観に驚愕した。
ナイフで貫いた おいらの心臓くらえよベイビー
腹わた切り開いて あたしのお肉をたべてよダーリン
7. ブライアン・ダウン
哀愁を帯びた爆音の伴奏と力強いヴォーカルがとても印象的。
どこか切ない。
夕暮れの中にいるような感覚を覚えました。
8. ホテル・ブロンコ
渋いブルース・ロックナンバー。
落ち着きのあるアダルティな雰囲気に包まれる。
ハードな楽曲が続いたので良い休息にもなりました。
9. ギヴ・ザ・ガロン
ミドルテンポのロックンロールナンバー。
強烈なインパクトは無いが、ジワジワと心も体も熱くなっていく不思議な楽曲。
気がつくと惹き込まれていました。
また聴きたくなるようなサウンドです。
11. アッシュ
ミステリアスなロックンロール。
音も雰囲気もヘヴィでダーク。
独特過ぎる世界観を楽しめました。
12. ソウル・ワープ
エフェクトによる音割れしたヴォーカルの声がCOOL!!!
無骨で荒々しいリフにうねりまくるヘヴィサウンド。
そこへ畳み掛けるように襲いかかる攻撃的なハーモニカによって更に激しさを増す。
この攻めまくる姿勢が素晴らしいです。
さすがミッシェル。
13. ボイルド・オイル
強弱をつけたメリハリのあるリズムが面白い。
このリズミカルなグルーヴがクセになります。
曲の後半は曲調が変わり、ストレートに疾走する。
終始、休む暇がないです。
14. ダニー・ゴー
爽やかな疾走感が素晴らしいロックンロールナンバー。
どこか前向きな歌詞と明るい元気なサウンドによって胸が熱くなる。
感動的です!!!
ミッシェルのライブにおいて終盤またはアンコールに披露されていました。
最後を飾るに相応しい名曲です。
おんすきの選曲
・スモーキン・ビリー
・フリー・デビル・ジャム
・G.W.D
選曲の感想
・スモーキン・ビリー
THEE MICHELLE GUN ELEPHANTの代表曲。
スーパーアグレッシブ!!!ミッシェルガンエレファントの傑作の一つ。
最初から最後までハイテンション!!!
直球型のワイルドなサウンドが素晴らしいです。
闘志に火が付きました。
スモーキン・ビリー / THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
・フリー・デビル・ジャム
凶悪な爆音グルーヴを堪能できます!!!
ヴォーカルも伴奏も超攻撃的なロックンロールナンバー。
ヘヴィメタル並みの重低音が地鳴りのように響き渡る。
ヘヴィなリフにスウィングするビートが素晴らしいです。
この楽曲は中期ミッシェルサウンドの特徴が強く表れており、中期ミッシェルサウンドを代表する楽曲の一つと言えると思います。
フリー・デビル・ジャム / THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
・G.W.D
THEE MICHELLE GUN ELEPHANTの代表曲。
ミッシェルサウンドの真骨頂であり、代表曲『世界の終わり』に負けず劣らない完成度を誇ります。
『グルーヴ』が素晴らしい、小細工無しのストレートなロックンロール。
ミッシェルの特徴でもあるチバユウスケ氏の魂の『がなり』を最も楽しめる楽曲です。
この楽曲から音楽の楽しみ方を学ぶ事が出来た、個人的に思い出深い楽曲です。
G.W.D / THEE MICHELLE GUN ELEPHANT
以上、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTのGEAR BLUESの感想を記載させていただきました。
ではまた♪
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