こんにちは、飯塚です。もう2017年の夏が終わってしまうという事実に震えながらブログを書いています、いろいろと無理。
さて前回、こんな記事でサイン会の闇アンド病みについて書いたんですが、
お察しの通りわたしも、サイン会通いで塵屑のような成功を積んだり、大爆死でそれを吹き飛ばしたりしながら、アドレナリンとストレスにまみれ、精神をすり減らしていたタイプの民です!!!イェーイ!!!!!!サイン会が毎回楽しくて愉快なイベントだと思ったら大間違いだぞ!!!!!!!!(楽しくないとは言っていない)
ということで(?)今回は、Twitterに回ってくる大勝利話はもう飽食気味!というみなさんのために、わたしが遭遇&見聞きしたサイン会におけるお腹の痛い逸話をいくつか紹介したいと思います。オタク達の悲しみと困惑の記録をとくとご覧あれ……。
高級な貢ぎ物が推しに届いていなかった回
サイン会で、たまたま隣り合わせたお姉さん(モデルのような超絶美女)が知り合いの知り合いだったので、ちょっとおしゃべりしてたんです。お姉さんは仕事が忙しくて久しぶりにサイン会に来たとのことで、完全にウキウキしている様子でした。
しかしですね。
サイン会の順番が終わり、座席に戻って「さ~~~撮るぞ!!」と思った瞬間、お姉さんが突然前の座席の背もたれに顔を伏せて泣き始めたんですよ。
えっ!?!?と思って声を掛けると、お姉さんは泣きながら事の経緯を教えてくれました。
「前回のサイン会で、推しにカメラをプレゼントした。だから今回推しに、カメラ使ってみたかどうか聞いてみたんだけど、『分からない』という。よく話を聞いてみると、『プレゼントは毎回箱で渡されるけど、その中にカメラは入ってなかった』と言われた。どうもスタッフに抜かれたか間違って捨てられたかしてるっぽい。もうこんなんじゃどういうモチベでサイン会に来ていいのか分からない。運営●す……。」
お姉さん、どうも相当高いものをお渡しされていたようで……しかも「家に帰ってから見て!」的な渡し方をしていたせいで、推し側も渡された時には何を受け取ったのか分かっていなかった模様でした。ああ、なんかもう全てが辛い。
傍から見れば「プレゼントが推しに届いているかどうかなんてわからないのに、高望み乙」という感じだと思います。しかし、サイン会は(プレゼント禁止でない限り)推しに直接、かつ確実にプレゼントを渡せる数少ない現場なわけです。その希望に縋って渡しているのに、渡せたと思っていたものが渡っていないとは何事か。
しかも、他のファンと比べても高価なもの、推しの欲しがっていたものを渡していたのなら、「きっと次会う時には推しの喜んでる顔が見れるはず……!」という淡い期待を持ってしまうのも仕方ないことですよね……。
ちなみに、以降のサイン会でそのお姉さんを見かけることは二度とありませんでした……。
サイン会で推しにあげたプレゼントを、別のサイン会で別メンバーが着て出てきた回
前述の話と似ていますが、やはりプレゼントが想定していたメンバーにちゃんと届いていないというトラブルです。わたしの界隈ではこういうのが一度や二度での話はなく、服ばかりがめちゃめちゃランダムに行き渡ることから、ファンの間では「服のプレゼントは一括で別の場所に保管され、その後私服スタイリングに使われている」説が濃厚となっていました。
推しが一度でも着用してくれていれば、「メンバー同士で貸し借りしてるんだな~」という感じでポジティブに解釈できるんですけれども、なぜかハナから完全に別メンバーのものになってたりするので、渡した側は「お、おう……」ってなってました。別に嫌じゃあないんだけど、ちょっと惜しい、いやかなり惜しいんだよ……!しかも同じファンが何度も被害にあっていて、その人もかなりうんざりしている様子でしたがそれでも頑なに服をプレゼントし続けていて、オタクの業……と思いました。
年下の推しにタメ口を利いて怒られる回
ヌナペン*1の友人のサイン会初参加を出口で待っていたら、豆鉄砲を喰らったような顔で出てきたので、どうしたのかと尋ねると、こんな会話があったそうです。
友人「●●~(呼び捨て)、アンニョン!××ヌナだよ。いつも放送見に行ってるよ!」
友人の推し「……お前、なんで初対面なのにタメ口なんだよ」
友人「……(◠‿◠ )……スミマセン……」
……し、シンプルに怖いーーーーーーーー!!!!!!!ていうかどっちかっていうとヌナにタメ口利いてるのは
キャラ作りのためのブランディング(というかむしろある種のファンサービス)だということは重々承知であっても、メディア越しで見るのと生でやられるのとでは心臓への負担ベクトルが全く違った、とのことでした。 こわやこわや。オタクは人一倍心臓が弱いから、マジで優しくしてくれ。
「手紙?読んでません!!(笑顔)」の回
友人「●●~、このあいだサイン会で渡した手紙、読んでくれた?」
友人の推し「えっ、手紙?読んでません!!(満面の笑顔)」
友人「あ……!そっか!アハハ~!!!!」
教訓:正直さは時として残酷である
読んでると嘘を吐かれるよりはマシかもしれないけど、しれないけど……!友人はそれ以降、該当メンバーへの手紙は希望を持たずゆるく書くことを心がけることにしたとのことでした。世知辛い。
メンバーにドン引きされる回
飯塚、初回サイン会にて
飯塚「あっ、名前の後ろにヌナって書いてね」
メンバー「ヌナ?ヌナだったんですねー意外、年下かと思った」
飯塚「えー!じゃあ、オッパって呼んでいい!?wwwww」
メンバー「えっ………(ドン引き)………アハハ」
飯塚「……ごめん……(◠‿◠ )……」
ライトに傷つきましたが、正直ふざけたわたしが全面的に悪いよな……軽率な発言をしてすいませんでした。
他メンバーの機嫌がすこぶる悪い回
これもわたしの話で、推しじゃないメンバーだったんですが、「こんにちは~」と挨拶をしたところガン無視され、サインを始めるや否や「ペンのインクが出ない……」と独り言でため息を吐かれ、サインし終わったCDを横にシュッ!とされたことがありました。
「えっ、わたし、何かした……?推しのことばっかり見てるせいで、悪質個人ファン*2とかだと思われてる……?えっ……?」と思い、内蔵が飛び出しそうなほどショックを受けて推しに辿り着く前に倒れるかと思いましたが、翌日のサイン会以降は普通に優しく対応してくれました。……なんでやねん!!!怖い!!!!!アイドルの気分ムラは心臓への負担が強すぎてオタク辛いよ、泣いちゃう……。
推しの体調が鬼クソ悪かった回
これはね、ほんと……この世で最も運営を憎み、そして参加してしまった自分を憎む瞬間です。
わたしは推しモンペ型のオタクだったので、推しが世界から愛されて、健康に、楽しく過ごしてくれることをいつも第一に願っていました。でも、推しも人間なので、体調が悪いときがあるわけです。
そんな、推しの体調がすこぶる悪い日に、一度だけ、サイン会に当たってしまいました。地方のサイン会でした。めっちゃウキウキでソウルから長距離バスで会場に向かったのですが、会場に現れた推しはめちゃくちゃ青白い顔で、張り付いた笑顔でファンと向かい合ってるわけですよ。しかも、時折客席から顔をそむけて席をしたり、えずいたりしているのです。
「誰がここに推しを呼んだんや!!!!」と暴れそうでしたが、そもそも推しに会いたくてたくさんCDを買ってサイン会に参加しているのは、ファンであるわたし。アイドルは、そんなファンの期待に応えるために、体調が悪くてもサイン会に出る。……あれ、これ、体調の悪い推しに仕事を強制してるのはわたしでは……?
その事実にめちゃくちゃ凹んで、推しの前で泣きそうになりながらサインをもらったのですが、推しは「元気だから心配しないでね」と、むしろわたしを励ましてくれました。そんな推しに対して、「聖母なのか……?(尊)」と思う反面、「推しちゃんに気を使わせるなんて、わたしゃ最低最悪のゴミクズファンだな!!!!」という自責もあり、メンタルぐちゃぐちゃで、帰りのバスの中でメソメソ泣きました。
その後、推しの体調だけでなくメンタル状況が激悪な時に遭遇してしまったこともありましたが、だいたい似たような感じでサイン会終わった後にグズグズ泣いたりしてました。だいたいわたしが「もうサイン会に行きたくない」とか言ってた時はこれが原因でした。推しモンペ生きづらい。
推しに忘れられる回
数回サイン会に通って顔や名前を覚えてもらうくらいまで行ったのに、その後接触機会にブランクができたところ、推しに「はじめまして」と言われ、もぬけの殻になる、というやつです。ここでの「はじめまして」は、ファンにとっては「さよなら」とほぼ同義になったりしてしまうこともあるわけです。この言葉を聞かないために、オタクはみんな必死でサイン会に通っているのかもしれないな、とすら思います。
都市伝説のようですが、このクッッッソ不幸な事故は実在しています。幸いわたしは遭遇しませんでしたが。
まとめ:そもそもいろいろ期待するほうが悪いのかも
基本的に、サイン会における被爆は、自らの勝手な期待値が高ければ高いほど起きやすいと思います(サイン会に限らず全ての接触に言えますが)。
自分とアイドルの境界線を常に一定に保てているタイプのオタク、ポジティブなオタクは濃厚接触(グループ比)の優良イベントとして楽しめるだろうし、アイドルに少しでも近付きたいと思っているタイプのオタクは暗黒面に堕ちやすいのではないでしょうか。
でも、追っかければ追っかけるほど、アイドルに対する期待値は高まってしまうもの……。折り合いはどこかでつけなきゃいけないですが、個人の問題なのでなんとも言えません。頑張れるうちは頑張ってみていいと思います。でも、死ぬほど辛くなってきたらやめるのもありだとは思います。ただし、全て自己責任です、自己責任!!!
……前回の記事から色々怖いことを言っておりますが、サイン会が楽しくないかといえば、絶対そんなことはないです。楽しいことがあるからみんな応募して、沼っているわけですし。しかし、ひょんなところでバッドトリップすることもあるタイプのシャブでもあるので色々気をつけましょう。精神を病んでからでは遅い。
ではでは、今回はこの辺で!
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