アニメーション映画監督の新海誠さんのデビュー15周年を記念して、11月11日から東京都六本木にある国立新美術館で巡回展「新海誠展 -『ほしのこえ』から『君の名は。』まで-」が開催されます。国立の美術館で現役アニメーション映画監督の名を冠した展覧会が開かれるのはこれが初。
新海さんは2002年に短編アニメ「ほしのこえ」で商業デビューして以来、記録的な大ヒットとなった2016年のアニメ「君の名は。」まで計6作品のアニメ映画を発表。同展では「ほしのこえ」「雲のむこう、約束の場所」「秒速5センチメートル」「星を追う子ども」「言の葉の庭」「君の名は。」の6作品全ての、企画書や絵コンテ、設定集、美術や映像、音楽など作品の世界を体験できるさまざまな資料を展示。これまでに開催された静岡県や長野県での展示内容に加えて、東京会場では初公開を含む制作資料類が多数盛り込まれるとのこと。詳細は随時発表されます。
「君の名は。」で多くの人がその名を知ることになった新海さんですが、商業デビュー作にあたる「ほしのこえ」は、制作のほとんどを新海さん一人で手掛けた25分の短編アニメ。その2年後に発表された「雲のむこう、約束の場所」は、「第59回毎日映画コンクールアニメーション映画賞」で宮崎駿監督の「ハウルの動く城」などを抑えて受賞しており、2007年の「秒速5センチメートル」では「アジア太平洋映画祭」アニメーション映画賞を受賞するなど、世界でも知られるところとなりました。同展では、そんな新海作品への理解をより深められる機会となりそうです。
会期:11月11日~12月18日 ※休館日:毎週火曜日
開催時間:10時~18時(毎週金曜日、土曜日は20時まで) ※入場は閉館の30分前まで
会場:国立新美術館 企画展示室2E
入館料:
当日 一般1600円、大学生1200円、高校生800円
前売/団体 一般1400円、大学生1000円、高校生600円
(幻夜軌跡)
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