SF大会に参加してきたのである。
www.donbura.comまあ、そこでいつもSF大会で会う友人にも会ったのだが、十年ぶりくらいの友人にも会ったのだ。そして感慨深く思ったことがある。
「お互い歳を取ったなぁ」
「いやあ、まったく。なにしろ、我々は不老不死の悲しみというものを知っているから」
「敢えて老化するという選択をしたのだよ」
「選択の余地はなかったけれど」
「それでも不老不死よりはいい」
とかなんとか。
しかし、考えてみれば不老不死の種族だって、そうとバレないように偽装しているはずなので、
「いやあ、お互い(うまいこと)歳を取った(偽装ができた)なぁ」
「見事な皺ですなぁ」
「いやいや、あなたの白髪も立派なものですよ」
などと話しているのだろう。
特にオチはない。