ニコニコってそもそも昔そこまで繁栄してたのかと。と言うより、まあ繁栄はしていたんだろうが、「全盛期」ですら良くも悪くも所詮ある種のニッチ空間だったんじゃないかと。
昔の赤字安定時代に比べたら今でも十分な気がする。一時期のプレミアム会員とか再生数とかのデータ上の全盛期の数字が異常だっただけで
ある意味落ち着くべきところに落ち着いたということではないのかと。
下手にやたら広範囲にユーザーを集めまくることだけが正しい道とは思えない。
youtubeとよく比較されるが、個人的には、最近ニコニコ動画が衰退した「から」youtubeのが上という意見はよくわからない。
そもそもはじめからyoutubeのほうが先にあって、その後追いとして誕生したものだし。
youtubeの動画を引っ張ってきて、それにコメントをつけるという形でニコニコ動画は出発したんだし。
一時期何らかの観点で上回っていた時期があったと考える人もいるのかもしれないが、総合的に見てもそうなのかというのは極めて疑問に思う。
京阪プレミアムカーの話題で、ラッシュ時の輸送人数が減ってるから、テコ入れ策としてプレミアムカーが導入されたみたいな言説を見たが
あれだって、かつて座席を特殊な機構で上下させる5扉車のような「イレギュラー」なものをわざわざ用意してまでさばいていた異常な多さの乗降客数が
やっとプレミアムカーのような輸送力の低下を伴う施策によってのサービス向上ができるようになったと言う見方もできると思う。
そういう意味において、ニコニコ動画にかんしても、むしろ「一時期の異常に人気すぎた時代」が仮にもしあるとしても、それを無批判に良かった時代とするのは果たしてそこまで正しいのだろうか。