米Googleはこのほど、日本国内で8月25日に大規模な通信障害が起きた件で、同社がネットワークの設定を誤ったことが原因だと謝罪した。「ご不便、ご心配をお掛けしたことをおわび致します」としている。
25日昼過ぎ、NTTコミュニケーションズのネット接続サービス「OCN」、KDDIのネットワークで障害が発生。ほぼ同じタイミングで、「メルカリ」「モバイルSuica」「Netflix」「楽天証券」「Slack」「GitHub」などのWebサービスにアクセスしづらくなった(関連記事)。
トラブルの原因について、NTTコミュニケーションズとKDDIは25日、「大量の経路変動が発生し、通信が不安定な状況になっていた」と説明。専門家からは、他の通信事業者が誤った経路情報を流し、一部通信が遠回りの経路になり、遅延や障害が発生したのではないか――と指摘する声もあった。
これに対し、Googleは「ネットワークの誤設定により、インターネットサービスにアクセスしづらくなる障害が発生しました」と認めて謝罪。「誤設定を(障害発生から)8分以内に正しい情報に修正しました」という。
ITmedia NEWS編集部は、Googleに対し「誤設定の詳細」「悪影響が及んだ企業に何らかの対応(損害賠償など)を行う予定はあるか」など問い合わせているが、28日午後4時時点で回答は得られていない。
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