【西武】菊池“2段モーション”で審判長から謝罪

2017年8月28日6時0分  スポーツ報知

 2試合連続で2段モーションによる反則投球を宣告された西武・菊池雄星投手(26)が27日、球団が日本野球機構(NPB)にメールで質問書を提出したことを受け、メットライフでNPBの友寄審判長から説明を受けた。辻監督、土肥投手コーチ、鈴木球団本部長と“5者会談”に臨んだ菊池は「ルールがある以上、それに従う」と話し、NPBに対して3つの質問を行ったと明かした。

 〈1〉球団への説明の徹底

 菊池は5月12日のオリックス戦(ほっと神戸)のイニング間に真鍋球審から「(反則投球に)気をつけろ」と伝えられ、すぐ球団に報告したが、NPBから球団に注意があったのは8月11日。菊池は「イニング間に言ったことが注意に当たるならば、球団にも注意喚起してほしい」と求めた。

 〈2〉判定理由を明確に

 8月11日に注意を受けた球団は、改善点を確認したが具体的な回答はなく、「(右足の)動きに段がついている」と説明されたのは同24日のソフトバンク戦(ヤフオクD)後。友寄審判長からは「責任審判が伝えているつもりだった。申し訳ない」と謝罪があったという。

 〈3〉判定基準の統一

 反則投球の基準について、NPBは「最終的には審判の判断」と回答。菊池は「選手によっては一発で取られるケースも出ている。(審判)個人による差異がないようにしてほしい」と求めた。

 鈴木本部長は「(質問書を)文書で出したから、文書で返してくださいと伝えた」と、再び話し合いを設ける可能性は否定した。菊池は「4月くらいにOKとされていた(セットポジションの)フォームに戻す。野球に集中して全力で戦う」と前を向いた。(小島 和之)

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