最速で絵が上手くなりたかったら模写しなさい。【画力向上】

アニメーター・室井康雄氏による絵の練習方法を解説した動画です。非常に合理的、かつ簡潔に解説されています。アニメーターを目指している方のみならず、絵が上手くなりたい人には必見の動画ですので、長いですが是非ご覧ください。(2015.05.12 模写用資料を追加)

更新日: 2016年09月18日

Ftarouさん

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絵が上手くなるための練習法について

アニメーター室井康雄氏が、アニメーターを目指す人用に練習法を解説した動画です。
長いですが、絵を描くうえで重要な要素を余すこと無く解説されているので最後まで見ることをおすすめします。

要約

①巧い人の絵を模写する
②実際の人体の構造を学ぶ
(①で描けなかった部分の学習)
③オリジナルの絵を落書きする
(①と②の学習具合を確認して次の目標を得る)

①②③を延々と繰り返すことにより絵が巧くなる。

なぜ模写なのか?

絵には過去から連綿と連なる『上手い絵の描き方』がある。
(マンガなら手塚治虫、アニメだと宮崎駿etc…)

それらを無視して全て独自に描き方を編み出していくのはあまりにも非効率である。
(車輪の再発明を避けましょう、ということです)

模写することにより、『上手い絵を構成している要素』を効率よく吸収できる。

上達サイクルを繰り返す事で…

①眼の精度(観察力)が上がる
 →物体のサイズ(比率)を正確に把握出来るようになる。
②手の精度(アウトプット力)が上がる
 →正しく正確な線が引けるようになる。
③『上手い絵』が身につく
 →描いた絵のクオリティが上がる。
 →観てもらった人から『巧い』と思ってもらえる。

よって画力がアップするという仕組み。

どのように模写すればよいのか?

模写する際のポイント

①ディテール(目とか口とかのパーツ等)はあまり気にせず、全体の比率が合うように写しとっていく。
(パーツに注目すると、そこだけ大きく描いてしまいがちになる。全体のサイズさえ合っていれば絵は巧く見える)
②比率を暗記するまで写す。線の長さを比べたり、余白部分の形を比較したりする。
③始めのうちは時間をかけてでもクオリティを追求する。本物と比べてどちらが模写なのかわからないくらい(に合わせるという気持ちで)描く

◎最速で顔を描く方法!! シルエットベースで描くこと。 ⑴髪の毛と目のシルエット+塗り分けだけ描く ⑵間の絵を埋めるように足していく ⑴の段階でどのキャラかまずはわかります。 なので⑵に進んでも印象を変えずに行ける。 pic.twitter.com/8WclFYF4FH

まずはシルエットで捉える。シンプルに、大きさが狂わないように。

何を模写すればいいのかわかりません。

激ウマアニメーターの動画でも一時停止しながら写してみてはいかがでしょう。
(イラストと違い様々なアングルを強制的に描くことになるので勉強になるかと)

キャッチーさが魅力のキルラキル・キャラクターデザイナー

電脳コイルの原撮。日本トップクラスのアニメーターの作画。
(ちなみに電脳コイルには室井康雄氏も参加されています)

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