山に登っている人で熊に対する対応の助言になればなんかと思って襲われた状況を報告したいと思います。
ちなみに・・・・・今現在、自分は怪我一つありません!!!
さてさて報告開始!!!
山 : 大朝日岳
日 : 8/27
時間: AM5:30頃
場所:大朝日岳山頂から平岩山へ向けて急勾配を下りきってすぐ位!!!
詳細は下記写真を参照
状況報告
大朝日岳から急勾配を下り切ってから一息・・・前後の写真を撮る
その際に先を写した写真に熊が写ったが・・・この時点では全く熊に気が付いておらず・・・
先に向けて歩きだす・・・歩きだしてすぐに真新しい熊の糞を発見・・・
『あーーーーーーー熊がいるなーーーー』と思った矢先のことだった!!!!
猛スピードで熊がこちらに向けて走ってくるのを発見!!!
熊の後ろには2匹の子熊がいる=この熊は母熊であると同時に追い払うことは不可であると判断!!!
残りの選択肢は『逃げる』『迎撃する』の2択になった!!!
逃げようと思ったが・・・突っ込んでくるスピードが半端ではない。到底逃げ切れる状態じゃない!!!
ちうことで、ダメ元で迎え撃つことに・・・
この段階で迎え撃つには自分の頭には2つのプランが・・・
1)ザックを振り回して打撃で追い払う
2)熊の弱点を突く(熊が下りが弱い)
1)のザックを振り回すのはバックル外してとかやっているうちに熊に襲われそうなんで即断で却下
2)の作戦で行く
自分のいる場所は熊に対して上にいる・・・当然、そのままでは熊にいいようにやられてしまう
そこで・・・登山道から外れてハイマツ帯の斜面を3mほど下りて熊を迎え撃つ
こうすることで熊が襲ってきた時に熊が上、自分が下のポジションを取れる。
熊の動きを注意深く見ながら迎え撃つ!!!!
案の定・・・登山道を猛スピードで走ってきた熊が直角にターンして自分に向けて突っ込んでくる。
熊は大口を開けて突っ込んでくる・・・その中でも自分は冷静に熊の動きを見て・・・交わす!!!!
自分は・・・交わしたがバランスを崩して5mほど転落!!!!
熊は・・・・猛スピードで突っ込んできた影響がものすごい勢いで下に転がっていった!!!
ちうことで無事に熊をやり過ごしたわけです!!!
いやーーーーーーーーーまさに紙一重でしたね!!!でも・・・・意外なんですけど今時点でもこの経験を怖いと感じていないんですよね!!!!むしろ貴重な経験できたなーーーーーと満足している自分がいます。
さてさて・・・こうズラズラと状況を書きましたが・・・自分が皆さんに対して訴えたいのは襲われた状況ではないのですよねーーーーー
自分が考える熊を遭遇した時に重要なことは・・・・
熊鈴をつけようが熊と遭遇するときには熊と遭遇します
(実際に母熊や人間の味を染めた熊には鈴は無意味なんで!!!)
一番重要なことは熊と遭遇した時にパニックにならずに常に冷静になって対応することです。
そして少しでもいいので熊の生態について勉強することです。
実際に今回、怪我もなく熊をやり過ごしたのも・・・
猛スピードで突っ込んでくる熊に対して冷静に状況を分析して、少しでも熊に対して有利な体制にもっていった事が迎撃出来た要因だと思います。
パニックになって熊に向けて背中を向けていたら確実に襲われて・・・大怪我・・・最悪は死んでいたでしょうね!!!
皆さん・・・・熊と遭遇した際には
『兎に角、冷静に状況を判断して行動する』
です。