仕事のスマホ、格安SIMや格安スマホは問題外。MVNO普及全く進まず。J.D. パワー満足度調査で明らかに
営業力やサポート体制はMNOに分がありそう
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毎月の通信料を抑えるためにMVNOを利用する、といったことも現在では当たり前になりました。しかし、ことビジネスの現場では格安スマートフォンや格安SIMは蚊帳の外にあるようです。
調査&コンサル会社のJ.D. パワー アジア・パシフィックは、2017年の国内法人向け携帯電話サービスの満足度調査を発表しました。それによると、MVNOのいわゆる格安スマホや格安SIMの利用は、大企業や中堅企業で0.2%に留まり、中小企業でもわずか0.4%と1%にも満たない結果になりました。
なお、比較検討される割合自体が1%未満。今後の法人企業の切り替え先の候補としてもMVNOが挙がっていない結果です。J.D. パワーでは、通信品質やサポートへの不安感の払拭、販売営業体制の構築が必要とコメントしています。
ちなみに、法人市場におけるスマートフォンの活用自体は増加傾向にあります。大企業や中堅企業での利用は2年前の4割から6割に拡大。業務アプリの利用も年を追う毎に増加しています。今回の調査では、大企業や中堅企業でKDDIが、中小企業でドコモがそれぞれ2年連続で満足度1位となっています。
ただし、MVNOの手がけるビジネス領域は単なる携帯通信サービスだけでなく、ニッチな需要を掘り起こすようなデータ通信サービスなど、M2M型のソリューションなどもあります。今回の調査結果だけで法人向けMVNOの市場性を判断するのは尚早かもしれません。