玄海原発来年1月再起動の計画

佐賀県の玄海原子力発電所3号機について、九州電力は、再稼働に向けた最終段階となる「使用前(まえ)検査」を、28日、原子力規制委員会に申請し、来年1月に原子炉を起動して再稼働させるとする計画を示しました。
玄海原発の3号機は、原子力規制委員会が、今月25日、設備の詳しい設計を示した「工事計画」を認可し、4号機も手続きが済み次第、近く認可される見通しです。
これを受けて、九州電力は28日午後、玄海原発3号機の再稼働に向けた最終段階となる検査、「使用前検査」の計画を原子力規制委員会に申請しました。
九州電力によりますと、▽9月11日から検査を始めたあと、▽ことし12月に原子炉に193体の核燃料を入れたうえで、▽来年1月に原子炉を起動して再稼働させるとする計画を示したということです。
再稼働をめぐっては、佐賀県の山口知事が、ことし4月、同意することを表明していて、九州電力は、使用前検査を終えて、来年2月には営業運転に入りたいとしています。
九州電力では「国の使用前検査に、しんしかつ丁寧に対応し、再稼働に向けた安全確認に万全を期すとともに、地域の方々とのコミュニケーションを密にしていきたい」と話しています。