これは早稲田実業のユニフォームなので
16~18のどこかだとは思う。
開口一番
「やっぱり金属バットに頼ってきたバッティングだな」
と発してしまった。
というのも
まず気になったのが
バットのヘッドが終始投手寄りに極端に向いている点。
そして肘がやたらと窮屈そうにも見える。あまりにも投手方向にバットのヘッドが向いているので、肘が窮屈に畳まれてしまっている。
この状態だと、パワーは溜めやすいが、よほどスイングが強烈に速く無いと
速球に詰まらされるので、バットが波を打ち打率が上がらない。
悪い例が、ブルージェイズの青木。
彼のバッティングを見て欲しいが、彼も同じように最初からバットのヘッドが極端に投手寄りに向かれてしまって、速球にただ当てるだけの形になることが多い。
これは元ダイエーの武田一浩も
「ヘッドが投手寄りに向きすぎて、速球に対応できず当てるだけになってしまっている」
と、同じことを言っていた(勿論、オレの指摘のほうが早い)
金属バットだと、多少振り遅れても飛ぶが
木製バットだと、フライ、ゴロになる。
晩年の元ヤクルトの大杉勝男氏が
こういう構えの段階から極端にバットのヘッドが投手寄りに向いている状態だったが、恐らく氏は相当なスイングスピードがあって豪速球にも負けないパワーがあったからそういうことが出来たのであって、普通の人はまず無理だ。
実際に大杉氏はバットのヘッドが投手寄りに向くフォームになったのが
82年。そこから本塁打を打つペースは晩年になって伸びている事実がある。
清宮ぐらいのガキが
大杉氏のような怪力であるとはまず考えられない。
大杉氏の握力は80をゆうに超えていて、スチール缶を握りつぶすほどだったのは有名だ。
もう一つ。
意外と腰の回転が使えていない点。
動画は真ん中の棒球だが、それでも些か身体の開きが早く
腰の回転が活かせていない点。
結構上体(腕の力)だけでスウィングしている。
それがわかるのが
動画の9秒~。
そして
動画の2~3秒だが
本当に何の変哲も無い真ん中の棒球に対して
やたらと身体の開きが早いのも気になる。
あくまでもこの動画での判断だが
悪いけど、騒ぐようなバッティングでも打者でもない。
あくまでも騒いでいるのは、素人集団で打っているからだけであって
それはオコエや中村のような状態と変わらない
というのが本音。