オブジェクト指向スクリプト言語として海外で多く使用されているプログラミング言語の「Python」。日本ではまだそれほど普及していませんが、海外では近年Pythonによる開発が急速に増加しているということもあり、日本でも徐々に広がりをみせています。
今回はこのPythonについて、初心者でも気軽に学習できるサイトをいくつかピックアップしました。それそれのサイトの特徴などをご説明します。
Pythonとは?
Pythonの特徴として最も知られているのは、コンパイル不要ですぐ実行できる点と文法が必要最小限に抑えられている点です。慣れれば使いやすく、エンジニアにとって易しい言語であるといえます。
また、各種モジュールなどが充実していることもあり、スマートフォンのバックエンドでは積極的に取り入れる企業が増加中です。メジャーなアプリだとInstagramやDropboxがPythonによって開発されています。
Pythonを学べる6個のサイト
では、初心者でもPythonを手軽に学べるわかりやすいサイトをいくつかご紹介しましょう。それぞれに特徴があり、現在のプログラミングスキルにあわせて適切なサイトを選ぶことにより習得までの期間が短縮できます。
1. PythonJapan
公式サイト:python.jp
Pythonの公式ドキュメントを日本語に訳した情報を掲載しているサイトです。環境構築からチュートリアル、そしてコミュニティまでの機能を網羅しており、Python初心者のみならず習得後もたびたび参照するサイトとなります。
初心者には少しわかりにくい用語が並んでいますが、習得が進むうちに徐々に理解が深まっていくでしょう。
2. ドットインストール
公式サイト:Python 3入門 (全31回) – プログラミングならドットインストール
3分程度の短い動画を繰り返し視聴することでプログラミングノウハウが身につくドットインストール。Python講座はversion2とversion3の2コースがあり、それぞれ全24回・31回の構成になっています。それぞれの講座の前半部分は無料で学習できます。
後半部分は有料登録が必要となるのですが、初心者の方はまずここから学習をスタートしてみるのもいいでしょう。
3. Progate
公式サイト:Python | プログラミングの入門なら基礎から学べるProgate[プロゲート]
初心者でも独学できるレッスン体系に定評のあるProgate。Python講座は3コースあり、それぞれ2時間弱の学習時間が必要です。第1回では基本的な使い方を学び、第2回では繰り返し処理などの技法、第3回では関数やモジュールについて学習する内容となっています。
一通り基礎を学んだ後に復習として視聴するとさらに理解が深まるでしょう。
4. PythonWeb
公式サイト:Pythonの学習ならPythonWeb
プログラミング初心者がPythonに関する知識を得るのに最適なサイトがこのPythonWebです。環境設定やインストール、プログラミングについて非常にわかりやすく解説しており、実践的なサンプルコードも多数掲載されているためわかりやすいと評判となっています。
サイトの作りもシンプルなため、ぜひブックマークしておきたいサイトのひとつです。
5. Python-izm
公式サイト:Python入門から応用までの学習サイト
ある程度入門スキルをクリアし、実践的な練習に移ったらこのPython-izmをメインの学習サイトにするとよいでしょう。入門編講座もありますが、やや専門的であるためプログラミング初心者には難しいようです。
その分、初心者を脱するレベルにある人にとっては非常にわかりやすく、応用力が見る見る身につくサイトとして重宝します。
6. paiza Python入門編
公式サイト:Python3入門編(4レッスン) | プログラミング学習ならpaizaラーニング
ローカルに環境構築をすることなく知識ゼロからでもプログラミングを学ぶことができるpaiza。Python入門編講座は完全無料で公開されており、キャラクターを活かした説明動画はスッと頭に入ってくる工夫がなされています。
特にプログラミング初心者の方は遊びながらプログラミング力が鍛えられる「コードガールこれくしょん」で予備知識を得てから学習すると効果倍増です。
おわりに
フリーランスエンジニアにとってPythonは、まだ仕事自体がそれほど多くないためなかなか習得に手を付けられない言語のひとつではないでしょうか。しかし、海外での開発を見る限り、今後Pythonを利用した案件が徐々に増えてくるものと思われます。
ちょっとした空き時間などを利用してPythonを習得しておくのもフリーランスとしての将来性を広げてくれることでしょう。