27日放送の「新報道2001」(フジテレビ系)で、元ソニー会長の出井伸之(いでい・のぶゆき)氏が、日本の技術力を「遅れることはあっても、進んでいることはない」と言い切った。

番組では、26日午前に北朝鮮が発射した飛翔体について取り上げた。北朝鮮ミサイルに、日本の最先端技術が用いられていた疑惑があるという。東京工業大学准教授の塩谷正俊氏は、ボディに日本の最先端技術である炭素繊維が使われていた可能性を指摘している。

また、脱北した元朝鮮労働党幹部は前週、番組スタッフに対し、ミサイル製造に関与する部隊から指令を受け、日本の大手メーカー製ノートパソコンを200台購入したことがあると証言した。なんでも内部の部品が必要なのだという。

こうした話題に関連し、司会の須田哲夫アナウンサーが日本の技術流出を懸念すると、すかさず出井氏が「(技術だったら)全世界同じ情報を同時にもらってますよ。日本だけに何か(特別な技術が)あるなんて考えない方がいい」と、コメントしたのだ。

続けて、出井氏は「日本の技術力のすごさ」などということは「考えない方がいい」と指摘。須田アナの「日本がすごいという言い方自体がおかしい?」という問いにも「もう、まったくおかしい!」「遅れることはあっても、そんなに進んでいることはないです!」と断言したのだった。

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