『トヨタ仕事の基本大全』
こちらもカドカワから株主優待で届いた本です。
夫からオススメされたので私も読んでみました。
シンプルライフの基本になるヒントがいっぱいです^^
仕事の基本になる7章分の話
この本は以下の7章に分かれて構成されています。- 仕事哲学
- 5S
- 改善力
- 問題解決力
- 上司力
- コミュニケーション
- 実行力
これらの章の下に、仕事のベースになる考え方が合計で98項目記されています。
けっこう分厚い本なので読むのに時間がかかるかな? と思ったのですが、
字が比較的大きめで図やチャートなども入っており、
スラスラと読めるくらい分かりやすかったです。
各項目ごとのつながりはゆるやかなので、
まずは目次を見て気になるところだけ読んでも良いかと思います。
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なぜライフスタイルの基本にもなるのか
「ビジネスの本とライフスタイルになんの関係があるの?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
仕事とプライベートはなるべく区別したいもの。
とはいえ私は、実はその発展のさせ方は大きく変わらないと思っています。
普段の家事や趣味などでも、
もっと楽に、とかもっとうまくできるようになるといいなと思うことはありませんか。
そんなときには多くの人が、何かの工夫をしてみることでしょう。
便利グッズを買ってみたり、やり方を研究してみたり。
そうやって考えると、仕事もライフスタイルもコツは同じところにありそうです。
大いに参考になった章
私がとても大事だな、と思ったのは改善力の章です。
会社勤めをしていたころにはよく「PDCA(plan-do-check-action)」という言葉を聞きましたが、
要はムダなことを省いていったりより良くできる仕組みを作ることは本当に大切です。
例として本書に掲載されていたことは、
製造現場である部品が必要なとき、歩いて20秒かかる棚までいちいち取りに行っていたとします。こうした動作が1日に30回もあれば、1日で10分(=20秒×30回)、年間240日稼働だと40時間(=10分×240日÷60分)のロスになります。
p.133
以上のように、ちょっとのムダでも積み重なると大変なものになることがよくわかります。
例えば我が家の場合も、お風呂・キッチンの排水口のフタを外すことで、
掃除の手間(あるいはムダ)を省くことができました。
こうした効率化ができれば、もっと時間を有意義に使うことができるのだと思います。
そのヒントとして、いくつかのやり方が掲載されています。
仕事からなくすと良い「ムダ」「ムラ」「ムリ」の3つに着目することや、
仕事を分割して改善点を探すことなど。
これからも暮らしの改善をしていくに当たって、
とても役立てられそうです。
この章に限らず、どの章の項目も仕事だけではなく色々なところで役立ちそうです。
5Sの章は整理収納の世界と通じるものがありますし、
上司力の章などは意外と子育て等にも使えそうな内容があったりしますしね。
読んでみて、良い勉強になりました。
気になる方は手に取ってみてくださいね。
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