高山観光で宿泊した 「ひだホテルプラザ」
夏休みの飛騨高山観光で宿泊地として選んだのはJR高山駅近くにある「ひだホテルプラザ」さんでした。1歳の息子くんを連れて2度めとなるホテル宿泊。今回ホテルを選んだ条件は「和室で布団」「ホテルの料理」「立地」の3つでした。
「和室で布団」は、我が家が布団で寝ているという点もあるのですが、1歳児がいるとベッド怖いんですよね。1度めのホテル宿泊のとき、一瞬目を離したスキに息子くんがベッドから落ちてしまい、それ以来ベッド恐怖症になっている我が家。そのため今回は和室で布団がMUST条件でした。
「ホテルの料理」は、1才児がいると夜の時間に外に出かけて食事というのがなかなか難しいもので、夕食もホテルで食べたい。そしてやっぱり飛騨牛食べたいよね!ということで夕食のメニューに飛騨牛があるところ。
「立地」は今回車での移動だったのでそこまで重要視はしていませんでしたが、とは言え街中まですぐに出られる場所にあれば助かります。
今回こんな条件を元にじゃらんのプランをいろいろ探した結果ヒットしたのが「ひだホテルプラザ」さんでした。
「ひだホテルプラザ」さんは高山駅から徒歩5分、車でも高山ICから10分と好立地でした。しかも駐車場は24時間無料。これが地味にかなり助かりました。帰りの日、朝市で買った食材を車に積んで、一度ホテルに戻って出発の準備して・・みたいなこともできるので助かりました。子供連れになると、急に荷物増えますからね。。
ホテルから高山の街へのアクセスも良好です。ホテルから宮川沿いまでは徒歩10分。朝市にも行きやすいし、さんまち通りへもすぐです。到着した日の夜、一人三脚を担いで夜の高山へと繰り出すのにも便利な立地でした。
ホテルであって旅館のようなホテル
駐車場に車を停めて、チェックインのためにフロントへと向かいます。エントランスではホテルの方がわざわざお出迎えしてくださって、荷物を運んでくださったり、ベビーカーで移動しやすい場所を教えていただいたりといきなりの歓待。こういうホテルに泊まるのがかなり久々な私にはかなり新鮮で感激なのでした。
フロントそばには伝統の高山祭で練り歩くからくり屋台のミニチュア(これでミニチュア!)が展示してありました。これだけで高山に来た感あります。
チェックインを済ませて、部屋へと案内していただきます。今回宿泊する部屋は皆美館という13階建てのフロア。フロントが東館にあるので、連絡通路を歩いて皆美館へと向かいます。フロントから皆美館に続く通路は室内に水路が走る古い街並みを再現した通路で、お土産を購入できるショップが入っていました。会社へのお土産もここで購入しちゃいました。
ちなみにホテルは東館、皆美館に加えて喜多館があり、喜多館が平成9年完成。皆美館は平成15年に現在のタワー型に改装、東館は昭和60年完成ですが客室が平成22年に全面改装となっています。一番新しいのが東館の客室になるのかな?
今回のMUST条件だった「和室」は10畳+4.5畳の二間タイプの和室です。広い!最大8名まで対応できる部屋のようです。3人4人ならかなり広々使える大きさ。
テーブルやイスを4.5畳の部屋に入れてしまえば10畳は広々したスペースになるので、息子くんもハイハイし放題。ベッドなどの高いところから落ちる心配がないので安心できます。そして部屋も設備もキレイです。
ちなみにひだホテルプラザさんの和室にはベッド付きの部屋もあるので、そのあたりは予約時に確認した方が良さそうですね。
広い和室へ飛び出す息子くん。思う存分ハイハイしてくれていいのだよ。
今回の部屋は11階で、皆美館の部屋は窓が東向き。障子を開ければ高山の街並み、そしてその先には北アルプスが見えるという素晴らしい眺望です!部屋からの眺めはそこまでこだわっていなかったのですが、この眺めはちょっとテンション上がりました。写真撮っちゃいますよね。
和室だけでなく、室内設備も充実していました。洗面台は2つついていて、4人家族なんかで来ても洗面台使いやすい感じ。
室内浴室も広い!我が家のお風呂より全然広い・・・!ここ最近ビジネスホテルばかりだったせいか、ユニットバスじゃないだけでちょっと感激。
ホテルには温泉がありましたが、息子くんを連れて温泉に行くのはまだちょっと早いかな、ということで室内浴室を使いました。広くて入れやすかったです。
飛騨牛をはじめ、地元食材が楽しめる夕食
チェックイン後に夕方の散策に出たあと、いよいよホテルでの夕食です。ホテルで夕食を取る際、予約時に和食・洋食・中華から選択することができました。今回は和食の京風会席をチョイスしました。
食事の会場となる和食処へうかがうと、子連れということで個室を手配してくださっていました。個室は掘りごたつでしたが息子くんが座りやすいようにイスを用意してくれたり、子ども用の食器もあわせて準備してくださっていたりで、子連れにはありがたい心遣いに感謝です。
今回の料理は「地産地消を織り交ぜた会席料理」ということで、飛騨牛をはじめとした飛騨産の食材を使った料理になっているとのこと。
このせいろの中に飛騨牛が・・・!食事のスタートと共に固形燃料に点火して蒸していきます。わくわく。
お造りは飛騨サーモンに飛騨泉ふぐ、そして湯葉の3品。飛騨サーモンは奥飛騨のきれいな水で養殖されているそうですね。さっぱりした味わいで美味!そして泉ふぐはなんとなまず!食感や味わいがふぐに似ているから名付けられたとのことですが、弾力のある食感と淡白な味わいはまさしくふぐ!なまずですがまったく臭みがないので、美味しくいただけます。きれいな水があるところは川魚が美味しいんですよね。いいなぁ。
前菜もそれぞれ美味しかったのですが、特に驚いたのはトマトのお寿司。高山のみずみずしいトマトをネタにしているのですが、これがあっさりと食べられて美味しいのです。
そしていよいよ飛騨牛のせいろ蒸しが蒸しあがりました!飛騨牛の柔らかさと歯ごたえ、そして噛めばじゅわっと旨味が溢れ出てくる感じ・・・たまらん。ちなみに持参したお弁当だけでは足りずギャースカしていた息子くんに飛騨牛を少し食べさせてみると満足そうな表情。早くも飛騨牛の味を知ってしまったようです。
赤魚は飛騨特産の粉山椒で焼き上げました。淡白な赤魚に山椒の香りがいいアクセントになっています。粉山椒は翌朝の朝食にもご飯のお供として並んでいました。
こちらも高山で採れた野菜の天ぷら。野菜の味が濃くて、抹茶塩をつけなくても美味しくいただけました。
このあと茶碗蒸しやご飯と味噌汁、さらにはデザートまでやってきて大人二人はすっかり満腹。夜景撮影の帰りにこっそり高山ラーメンでも食べようかと思っていたのですが、お腹いっぱいで止めておいたのは秘密です。
朝食はバイキング形式ですが、和食メインと洋食メインで選択することができます。メニューは一般的な朝食メニューですが飛騨産の食材を使ったメニューもいくつか用意されていて、旅行に来たなーという気分が味わえました。
温泉はホテルに2ヶ所
ひだホテルプラザさんには温泉が2ヶ所あります。喜多館の9階には高山の街並みや夜景が見渡せる展望風呂と露天風呂。東館の地下にも大浴場がありますが、こちらの特徴は浴室の床がなんと畳張り。温かみがあるのと、歩いても滑りにくいのがちょっといいかも。写真はさすがに撮れず、雰囲気はホテルのホームページをぜひご参照ください。
あと、ホテル内は部屋備え付けの甚平で歩いてOKでした。
チェックアウト11時ってなにかとありがたい
ホテルのチェックアウト時間は午前11時。これがなにげにありがたい。今回、高山の風物詩ともいえる朝市には2日目の朝に行くことにしていました。朝8時前にホテルを出発して、2時間ほど朝市を楽しんでからホテルに戻ってきても、まだ1時間使えるんですよね。
息子くんの昼食の時間は10時30分ごろ、ということで朝市からホテルに戻ってきて、出発するまでの間に息子くんの昼食を食べさせることができました。出先で食べさせてもいいのですが、落ち着いた場所で食べたほうが安心感ありますね。息子くんはどっちでも良さそうですが・・・
朝市から帰ってきたら朝寝してましたしね。。時間に余裕があるってありがたい。
次も家族で高山に来たら泊まりたいホテル
一泊二日の短い時間でしたが、ことあるごとに子連れの私たちを気にかけてくださったホテルのスタッフの方々に本当に感謝です。
高山の街中にもアクセスしやすく、駐車場は24時間無料。部屋も広々で子供連れでも安心できる部屋。小さい子どもを連れた旅行にはありがたいポイントが多いホテルでした。これまでは奥さんと二人旅で、ホテルもそれなりに自由に選択できましたが、子どもができて子連れの家族旅行となるとホテルを選ぶ基準が変わるんだな、というのを実感した旅でもありました。
高山にホテルはたくさんあるし、他にもいいサービスのところはもちろんあると思いますが、また次に高山に家族旅行で行く機会があれば、ぜひまたひだホテルプラザさんに泊まりたいなと感じた一泊二日でした。