日刊オタクマガジン

とあるオタクが萌えやアニメやガジェットや漫画、ラノベについて語るオタク向けのブログ

映画「きみの声をとどけたい」はクッソ面白かった

どうも!はてなブログも順調なオタクマガジンです。
全然話題になってない映画「きみの声をとどけたい」を見て来ました!
結論いうと、かなり面白かったです!!!



あらすじ

色んな思いを抱えた少女達が集まって、閉店した喫茶店にミニFM局を開設し、
ひと夏の思い出を作る!みたいな青春ストーリーです。



感想
今回は前情報全くナシの状態で見て、導入から地域密着型な雰囲気が感じられたので「まーた聖地化クソアニメかよ」なんて思っていたのだけど、見進める内に段々引き込まれていった。特に気に入ったのは、湘南っていう設定とラジオっていう古臭いモノが題材となっていた点。恥ずかしながら全く社会的素養がないので、湘南という土地の事を全く知らないのだけど、雰囲気としては、よくあるTHEど田舎!みたいなのではなく、ちょっとした商店街とかで小規模のコミュニティがあるような、なんかスゲえアットホーム?みんな家族!みたいなのを感じて、作中でのラジオ放送がどんどんと街中に広がっていくという所が感動できた。



そしてラジオという最早廃れたと言っても良さそうなメディアが題材となっているというのは非常に面白かった。レコードやカセットが登場するってのも中々ノスタルジックで、見てるときに何度もニヤニヤしそうになった。主人公が初めて喫茶店に入った(不法侵入)とき、棚にコレクションされているレコードのビニールを順番に手でなぞっていく仕草は、分かる人には分かる感覚だと思うんだけど、なんかこう・・・グッときたね!



肝心の話なんだけど、最初2人からラジオが始まって4人に増えて、何故かリスナーも参加して…という風にどんどんと増えていく中で、登場人物それぞれが抱える悩みとかそういうのがぶつかり合って、わかり合って…という青春モノ特有のソレコレが展開される王道的な感じで、見る人によってはご都合主義と言われるかもしれないけど、俺的には終始テンポよく分かりやすく進む話は退屈しなかったし、伝えたいメッセージってのもド直球に理解出来る分、他の映画と比べるとスッキリと見ることができた。



ド直球すぎる展開のため、
ここであまり書くと映画を見る必要がなくなるのでこの辺で内容は終わりますw




踏み込んで…
インターネッツが爆発的に普及した今、誰かに何かを伝える手段ってのも爆発的に増えた。最早手紙を送り合う習慣も無くなりつつあるし、年賀状なんかも送らない人が増えている現実だ。そして、不特定多数に発信する場合の選択肢も、テレビ・ラジオみたいな専門的な媒体を使わなくても、こうしてブログやYouTubeやニコ生を使えば簡単にできる…という世の中になっている。そんな中、わざわざラジオというシチめんどくさい媒体を使うっていうのは、”頑張っている感”を出すにはもってこいのモノだと俺は思った。例えばもしもの話だけど、少女たちが出会い、それぞれの思いをぶつけ合い、最終的にやることがニコ生ってなんか安っぽく感じるよね。ラジオだったらば、わざわざ局として運営しなきゃいけないし、わざわざ顔出して集まんなきゃいけないし、広範囲に配信しようと思ったら他人の協力が必要…そういう困難の中に物語が生まれるというのは、難しく考えなくても分かりやすく理解できると思う。



さっきも書いたけど、この作品はド直球だ。非常に分かりやすく、展開も読める。けど、それでいいと俺は思う。こないだ見た打ち上げ花火とか、その前に見た君の名はとかは、恋愛と難解な物語が絡んで正直しんどかった。まぁ、それもいいんだけど、3本も続けてとなると飽きがくるってもんだ。そんな中で、恋愛要素皆無で完全なる青春のみを描いているというところも、分かりやすくスッキリ見れるという評価につながってくる。



あと最後になるけど、絵が可愛い。特に主人公の丸っぽくてバカっぽい感じは最高に萌える。わんわん泣くシーンも、口がいい感じにバカっぽくてかわいい。やっぱり、俺の脳内名言、「女キャラがバカみたいな顔をするアニメは面白い」というのは間違っていないみたいだ。言い方は悪いけど、要するに喜怒哀楽の表情豊かなほうがキャラに魅力があるという事。その分作品に入り込めるし、キャラの表情も重要な評価ポイントになると思う。





…というわけで、映画「きみの声をとどけたい」のレビューでした。
非常に面白かったので、夏×青春を感じたいなら今すぐ映画館に行こう!
クソみたいにガラガラだから余裕で見れるぞ!


オタクマガジンでした。