仕事上、欠かせないのが名刺交換。「○○と申します。よろしくお願いします」と初対面なら名刺交換から全てが始まるといっても過言ではありません。でも交換するだけして、その後の管理に悩んでいる人は多いはず。特に1度に大勢と交換すると、誰か分からなくなって困るうえに、アドレス帳への登録も大変なのでついつい後回しにしてしまいがちです。
気が付けば未整理の名刺で名刺入れがパンパンになっていませんか。交換した名刺を机の引き出しの中にため込んでいませんか。大事な名刺だけでもと分けていたつもりが、いつの間にかその束は崩れ、何年も前に交換した名刺と先日交換したばかりの名刺がごちゃまぜに。結果、誰の名刺がどこにあるのかが分からなくなり、探すのに何分も時間を費やす、またはいくら探しても見つからない……。ありがちですね。
そんな悩みはスマートフォンの名刺管理アプリで解決します。今回は代表的な2つのアプリに触れながら、そのメリットをご紹介しましょう。
昔はOCR機能が弱く、文字化けや間違った項目に入力されるなどの問題もあった名刺読み取りアプリ。しかし今はOCRの性能が格段に上がり、無料でも安心して使えるようになっています。スマホのカメラで撮影していくだけで、どんどん読み取れるため、手入力の手間はほぼなくなったといっていいでしょう。しかも、ただ読み取るだけでなく、プラスαのメリットがあるのが今どきの名刺管理アプリの特徴です。
名刺の読み取り、交換、管理、共有と、必要な機能が全て無料で使えるにもかかわらず、読み取る名刺の枚数に制限がないアプリが「CAMCARD Lite」です。読み取りスピードと認識精度の高さに定評があり、世界で1億人以上のビジネスパーソンが愛用しているといいます。
名刺の読み取り可能な言語は、英語、日本語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、ハンガリー語、イタリア語、スウェーデン語、デンマーク語、オランダ語、フィンランド語、ノルウェー語、ロシア語、中国語(繁体字・簡体字)、韓国語の16カ国です。
利用するにはアカウントの登録が必要ですが、そのぶん取り込んだ名刺データはクラウド上に保存されるため、スマホのアプリだけでなくPCからも使えます。
読み取った情報は、端末内のアドレス帳やGmailの連絡先などにも登録できるので、とても実用的です。
もし読み取った名刺の持ち主もユーザーなら、相手が自分の連絡先を更新したら、すぐにその最新情報は自分のデータにも反映されます。友達申請などの手続きは一切ない状態でも連絡先が常に最新に保たれるので、分からなくなることがありません。
また、ユーザー同士ならアプリを使って対面で電子名刺の交換ができるので、紙の名刺が不要になります。ユーザー同士で使えるメッセージ機能も備えるので、連絡先を交換した直後からスムーズに連絡ができます。
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