小説投稿サイトを使ってみた。
今まで一人で黙々と書いていたのだけれども、せっかくなのでネットで公開してみることにした。
ミクシィが流行った時期もミクシィやってなかったんだけど、(そもそも友達がいないので招待してくれる人がいなかった)こういう雰囲気だったのかなと何となく思った。
プロフィールページにも作品ページにも足跡機能があり、読んだ人やスターを送った人が分かる。そんでスターを送ると、マメな人は「ありがとうございます」とお礼をしてくる。
ランキング上位は色んな人と手当たり次第交流する人ばかり。こういうのを互助会?っていうんですかね。スターをばらまいて、そのお返しにスターもらって上位になる感じ。
ランキングは作品への評価というより、いかに人と仲良くするかで順位が決まっているような。熱心な人はサイト以外のSNSでも書き手と交流して、お互いにスターを送り合っている。(誰がどのくらいスターを送ったのかも確認できる)
プロ志望な人がそれやってると、これがワナビーってやつかと感心する。
熱心な人のプロフィールページをちょっと覗いただけで、その本人から、いきなりタメ口1行メッセージが来たこともある。こっちとしては、恐怖しかなかった。
友達いなから人との交流が極端に苦手なんだけど、自分としては交流するために小説を載せたんじゃなくて、ただ読んでほしいだけなんだ。
自分が書いた小説がクソなのかもしれないけれど、読まれもしない。
だからといって自分も互助会に入りたいとは思えない。仲間内でスターを送り合って上位になってもむなしいだけにしか思えない気がする。
1か所しか使ってないから他のサイトは分からないけれど、途端にやる気をなくした。
順位が高い人に嫉妬しているだけかなと思ったけど、その輪に入るくらいなら読まれない方が気楽だ。
読む側としては、一人称の小説が多すぎてだるい。しかもノリが90年代初頭の少女小説みたいな。ティーンズハートとかレモン文庫とかコバルトとか。
普通に売られているミステリとかの小説でも一人称はあって、ああいう書き方なら面白いんだけど、ネットの小説はポエムみたいな少女小説と同じ書き方なんだよね。
確かに90年代少女小説の一人称でもでも面白いのはあった。ジャパネスクとかゴーストハントとか。でもそれって、よっぽど突出した人だよなー。その後一般文芸に行ってるし。
ネットの小説は普通の小説とは違う、独自の文化が息づいているんだなと思いつつ、それは独自の文化というより、かなり昔の文化が残っているだけにも思える。一時期流行ったケータイ小説の流れみたいな。
字下げしてないのも気になるし、変な改行も気になる。
投稿するときに一人称か三人称か登録しなきゃいけないサイトはないかな。
これからも何だかんだと書けば投稿するだろうけど、つかず離れずのスタンスでいたいなあ、と。あんまどっぷり浸かる場所じゃない。
といいつつ、読者数に落ち込む日々なのだった。しかもこの読者数も、本文ページへのアクセスであって、最後まで読んでもらえたわけではないんだろうなと思う。
開いてみないと自分に合う小説か分からないし、実際自分も開いてみて一人称ポエムだとすぐ閉じる。