2017-08-27

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」の正しい見方

酷評されていますね!「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」。

これだけの製作陣が集まって、何よりあの伝説映画アニメ化ということで、

どこをどうするとこのレビューになるのかと興味を持って観に行きました。

この記事スタンスとしては、誰にでも勧められる映画ではないけどここまで酷評されていると観に行くべき人が行かなくなるのは可哀想だなあ、、という曖昧な感じです。

観る前と観た後の感想

観る前「どうせ脚本大根仁氏がわかりやすく書きすぎて、薄っぺら映画になったに違いない」

結果、

観た後「なんだこれは、、、微妙なところ付いてきたな。。。」

という状態になったので、他の人の意見も見てみたくなり、映画レビューを漁りました。

そんなわけでレビューレビューをしてみたのです。

(ちなみに、それらを踏まえた上での「正しい見方」は後半にあります。)

顔出しレビュアーの皆様

映画レビューサイトなどは責任が無いこともあって極端なレビュー部分的レビューが多いので、Youtuberの皆様による参考レビューをまとめました。

映画の良し悪しに関わらず、どういう人が、どういうことを言っているのか、というのは参考になりますね!

ネタバレなし】打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?【見た感想~酷評~】(じゅん じゅん)

https://www.youtube.com/watch?v=ImsZEy_5Q0U

レビュアーについて

 ・若い女の子

 ・アニメは絵が命と思っているような感じがする

・絵について

 ・CGクオリティが低い。CGが全くマッチしてない

 ・絵が綺麗じゃない

声優について

 ・声優も合って無い。年齢が合って無い。

・その他

 ・下ネタが多い、性的表現

 ・胸強調のシーンなど

総評

 ・ほんと無駄金であった

打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?ノーカット解説感想 ネタバレ無し(Leo Kurashiki)

https://www.youtube.com/watch?v=h_TvQse51E4

レビュアーについて

 ・ちょっと商業的な優しいレビュー

 ・おたくらしくアニメにはうるさいらしい

 ・シャフト好き

・絵について

 ・シャフト好きなので、絵がとにかく綺麗

声優について

 ・棒読みには聞こえて、不自然に感じる

ストーリーについて

 ・ストーリー分かりにくい

 ・あれ?終わった?みたいな感じになる

 ・起承転結の結は見る人が決める映画

ネタバレ注意】酷評話題の『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』を実際に見てきた感想(しらふ(Cyruph))

https://www.youtube.com/watch?v=8L3zGz5O7-E

レビュアーについて

 ・論理的な感じ

 ・公平に語ろうとはしている

 ・若いと思われる

総評

 ・プロモーションでは君の名は想像させるのに、ターゲット中高生ではない

 ・悪くは無いけど良くは無い映画

・絵について

 ・作画は綺麗、背景

 ・キャラの絵が不安定。顔が変わる。

音楽について

 ・音楽は良い

ストーリーなど

 ・ストーリー意味不明

  ・一般受けしない

  ・分かりにく

 ・キャラ発言意味不明サイコパス

声優について

 ・声優はやっぱり棒読み感ある

正しい見方

さて、、、、

そんなわけで「正しい見方」、、、

少し長いです、、、

原作岩井俊二が好きじゃないと、そもそもナシ?

岩井俊二映画を観に行くときに、

を求めている人はいないわけです。

この映画も上の表現とは全く逆の映画です。

という作品です。

そして冒頭にも書いたように、このアニメ作品でも映画の良さを残して、

大根仁氏が大人文化人部分を出してきてまして)

タイムリープの展開をより哲学的な形にまとめあげたりしています

そんなわけで、岩井俊二世界観理解できない、好きではない人にとっては、

単なる「よく分からない話」で終わるわけですね。

君の名は」と似たプロモーションによる失敗

プロモーションが「君の名は」を想像させたんでしょうねえ、、、

というわけで、デメリットが非常に出たという結果ですね!!!

ストーリー比較すれば、

という人ももちろんいるでしょうが、それにしても「打ち上げ花火〜」はちょっと難しいのかもしれません。

そんなわけでプロモーションの失敗ということは確実に言えそうです。

ストーリーについて(ここネタバレです)

原作ではタイムリープは1回でした。あのとき違う結果だったら、という2つのストーリーを描いた映画です。

アニメではタイムリープは何回も行われます(4回だったかな?)。タイムリープするための石という新たなアイテムも出てきます

石のアイテム効果で、現実感を薄くさせてしまって想像世界という感じがもちろん強くなりました。

そのため、原作好きな人にとってはちょっと不満はあるでしょう。

ただ、これによってアニメが好きな層にアプローチできると思って新たなストーリーを作ったのでしょう。

結果的にはそれでも良く分からなかったということで、アニメ好き層には響かなかったような感じがします。

原作では、完全に2つの世界があって、それらは別々でした。ただ、観客はその2つの世界客観的に見ることによって、ノスタルジーや非現実感を感じて楽しむのが「打ち上げ花火〜」の醍醐味です。

アニメではそのタイムリープを全く別の意味で使っています

単純に結論から言えば、

  • 行動を変えれば、運命は変えられる
  • 凝り固まった考え方では運命は変えられない。花火は平面の場合もあれば、丸い場合もある。

のような、能動的なメッセージを伝えようとしています

(この辺りが、若年層には全く伝わっていないっぽい、、、、)

声優について

詳しくないのでわかりません。

ただ、声優別に違和感は無いです(あまり期待していないというのもある)

絵について

詳しくないのでわかりません。

絵は確かにCGは浮いてると思います

あと「君の名は」もそうですし、横田守氏、ジブリのものと比べても書き込まれていない部分が目立つのはその通りと思います

まとめ

レビューを見て感じたこと

 →岩井俊二氏が描きたかった人間全然理解できていないというか、世代の違いなんでしょうか、、、

  人って素直になれない時は変なこと言っちゃうっていう、そいいうことが理解されない時代になったんでしょうか、、、

 →ある程度、知見を持った人が映画作ってるわけなんで、理解しようという視点必要なんじゃないかなんて老婆心的に思います、、、

 →この映画恋愛は真ん中に置いてあるけど主題では無くて、子供の頃の気持ちとかノスタルジー主題なんだと思うんですが、、、

結局観るべきなん?

色々な情報総合すると、こんな感じに落ち着くかと思います

原作好きな人が、原作をすっぽり忘れて観に行くと、爽やかな夏の午後のような気持ちになれる」

(どっちやねん!)

基本情報

あらすじ

小学生の典道と祐介は仲の良い友達だが、実は2人とも同級生のなずなの事が好きだった。しかしなずなの両親が離婚し、彼女母親に引き取られて2学期から転校することになっているとは、2人には知るよしもなかった。親に反発したなずなは、プール競争する典道と祐介を見て、勝った方と駆け落ちしようとひそかに賭けをする。勝ったのは祐介か? 典道か? 勝負のあとから、異なる2つの物語が展開する。

https://ja.wikipedia.org/wiki/打ち上げ花火、下から見るか%3F_横から見るか%3F

ストーリーの種類

タイムリープ1回のストーリー

タイムリープ複数回ストーリー

岩井俊二書き下ろし

 タイムリープ無しのストーリー

大根仁書き下ろし

 (未確認

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