ブログ巡りをしていると、編集部ではないこんなお題が目につきました。
元々はわっとさんの関連記事から飛んだのですが、我がブログは台湾関連の記事がけっこう続くので(←何気に予告)、気分転換にこういう記事も良かろうと書いてみました。
といっても私の場合、ネタがエッセイやら中華圏、外国語や昭和考古学とストライクゾーンが広い。今回は「昭和考古学」に的を絞って書いていきます。
1.ブログを執筆する主な場所
私の場合、最終的に管理画面から「打ち込んで更新する」行為は自宅です。
しかし、特に「昭和考古学」の場合は資料との練り合わせを行っているので、下書きはPCやスマホなどで、至るところで行っています。
下書きだけなら仕事中でもやっています。仕事柄、相手の反応待ちなど5~10分間のスキマ時間が出来ることが多いのですが、その時間内にメモ帳でダダダダと打ち込み、SDカードに保存→お持ち帰りで家で更に構想を練る、というパターンも多いです。
喫煙していてモバイルPCがあった頃は、タバコ咥えながら喫茶店でキーボードを叩いていました。面白いことに、行く喫茶店により出て来るアイデアや集中力が全く違っていました。相性とも言えるかもしれません。
私の場合、タリーズコーヒーがいちばん相性が良かったですが、禁煙してこれが封じ込まれた今、なんだか愉しみが一つ減ったような・・・あかんあかん、吸ったらあかんで~!
2.ブログ執筆にかかる時間
これは記事によります。
ブログエッセイなんかは短時間で集中して書くことが多いです。私は何かをする時は一点集中なので電話も来客も完全無視、いやメシを食うのも忘れますが、集中すると2000文字くらいなら30分以上1時間未満で書き上げることがあります。全文書くのには2~3時間くらいだと思います。だからと言って、すぐにアップするわけではありません。鮮度が大切なこういう記事はすぐアップしますけど。
「昭和考古学」の場合は、文章が長たらしいので時間がかかると思われています。
しかし元々構想は、頭の中やいつも持ち歩いている雑想ノートに蓄え、何を書くべきかという土台は出来上がっています。
なので、傍目が思うほど「執筆」には時間はかかっていません。
同じ「昭和考古学」ネタでも、これくらいなら一点集中で3時間くらいで書けます。
しかし、信条の項でも書きますが、「昭和考古学」は大学生の卒論作成に耐えうるレベルで書いています。
資料と照らし合わせて書くことが多いので、執筆自体よりそちらの方にはるかに時間をかけることが多いです。「そもそも手元のこの資料はブログネタにするほど信頼に値するのか」から考察しないといけないので。
よって、構想~資料集め~執筆~アップまで数ヶ月~数年かけることもあります。
たとえば、同じ「昭和考古学」でも、
この記事は、大阪府立図書館の立ち読みで偶然見つけたので調査期間が短く、だいたい数週間くらいですが、
これを書く構想が沸いたのは8年前。単に内容がニッチすぎて書くのが面倒くさかったという理由もありますが、足掛け8年で書き終えた時、やっと形に出来た・・・と感無量でした。 スターが付こうがはてブがいくら付こうが、そんな小さいことはどうでもいい気分です。
3.ブログを執筆する時間帯
たいてい夜ですが、夜11時以降に書く時はすぐにアップしません。
夜は感情的になる時間帯でもあります。書いている時はいい感じだな~と思っていても、朝になって冷静になって見てみると、とんだ駄文だったことがザラにあります。
メールでもLINEでも、ツイッターのレスでも基本的には夜11時以降は返信しない主義ですが、それはブログも同じ。夜に書いた文章は一晩漬けて朝~昼にもう一度見てみる。メールやLINEも、下書きだけして一晩漬けています。
そうでもしないと、夜の感情優先の時間帯に文章を書くと、とんでもないことを書いていることが多いので。ブログじゃないですが、メールやLINEで数々の失敗を繰り返した教訓です。
4.ブログ執筆の流れ
「場所」「時間」のところでも書きましたが、基本的に
メモ帳で土台を書きなぐる
↓
資料考察や本の引用などを加える
↓
要らない文章を削る
↓
一晩漬ける
↓
頭がクリアな時に再確認
↓
OKなら次の日の夜にアップ
という流れです。
私のブログのアップ時間帯はだいたい20:00~21:00の間ですけど、これは上の流れをしているとだいたいその時間になるから。
ただし、この記事のように鮮度が大切なネタは、ササっと書き殴ってさっさとアップします。誤字脱字?そんなもの上等(笑
5.ブログを書く上での信条
今までそういうことを書かなかったのですが、これを機会に我がブログの信条を。
「昭和考古学」に関しては、
「ブラタモリが取り上げない地域を、よりディープに。
池上彰氏よりわかりやすい解説をする」
というのが基本です。
ブラタモリは確かに面白いですが、あれもやはりテレビゆえの限界があります。正直、もっと深く掘ればもっと面白いネタが出てくるのにと。ならばそれを補完して、さらにディープに掘れば、もっと面白いものになるに違いないと。
もっと難しくマニアックに書くことはできます。素人がわからないよな数字や用語を出してくる、マニアックなツッコミや指摘は数多くあります。しかし、それは私の望むものではない。
「昭和考古学」はすなわち歴史ブログ。歴史に興味がない人、歴史なんて何が面白いねんと見下している人が、
「お!なんだか面白そうだな!」
と好奇心をくすぐることができれば目的達成。
「こんな所や建物にこんな歴史があったんだ!」
「こういうものの見方があったんだ!」
「歴史ってこんな面白いものなんだ!」
と、読み手が感じてくれたらそれでいいのです。
そういう意味では、以下の記事は自分でも白眉だと思っています。自画自賛させて下さい(笑
特に歴史は学校の授業で虐げられ、面白くない、こんなの習って何になるのだというレッテルを貼られた学科でもあります。
しかし、学校の歴史など何の意味もない。あんなの「歴史という名を借りたただの暗記ゲーム」です。そして、もっと歴史の面白さを伝えようとせず、教える機械と化した教師にも問題がある。
その「つまらない」レッテルを少しでも剥がしたい、こんな好奇心を満たす学問なかなかないよ!と我がブログを借りて主張したい。
特に中高生の若い人に言いたいことがあります。
自分たちが頭の中で考えている世界より、実際はもっと広くて果てしないのだよ。あなた方は自分の世界=全世界と思っているけれど、空から見てみると浜辺で貝殻を拾っているに過ぎない。海の向こうにはもっと広く大きい世界が待っている。自ら命を絶つ前に、その世界を知りたくはないか、それを知ってから死んでも遅くないよと。
「あなたの知らない世界」って一昔前の怪奇番組のタイトルみたいですが、その世界を若い人たち、特に人生に悩んでいる人や、生きててもつまんない・・・という人に一つでも紹介したい。
「自分が生きていた世界は狭かったんだな、もっと面白そうな世界が待ってそう!」
人生なんてつまんない・・・と斜め上に構えていた若い人がそう思ってくれると、私のブロガーとしての目的は一つ達成されたと言っていいでしょう。
まあ、基本ベースが大阪人なので、面白おかしく書かないといけない、どこかでオチを作らないといけない、という呪縛があるのはお許し下さい。100%マジメに書こうとしても、どこかで茶化す事が宿命付けられているのが大阪人なので(笑