めしがくいたい

あるMENSA会員の生活

夏だしホテルでの心霊体験を書く

誓って僕は「霊感がある」とか「小さいおじさんを見た」とかうそぶくしょうもない男ではない。

そういうやつらは全員死ねばいいと思っている。化けて出てみろコノヤロウ。

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僕はスーパーリアリストなので、
心霊現象なんかより、ドラッグでも吸って確実に幻覚を見たほうが再現性があって良いと考えていました。


そんな僕が体験したお話。

 

 

あれは去年の夏、
ちょうど出会い系サイト手を染め初めた頃の話。
 

当時使っていたサイトは、悪徳サイトと呼び声高いなんとかメール。

 
そのサイトは、
2種類のマッチング用の掲示板が用意されており、

  • アダルト掲示板(話の早い人用)
  • ピュア掲示板(お喋りがしたい人用)

のうち、僕はピュア掲示板を主戦場にしていました。

 

なぜなら、アダルト掲示板の方には男女共にヤベエやつか、サクラと思しき人しかいなかったからです。 


 

その日も僕はピュア掲示板で女性の投稿を漁っていました。

そこで目に留まった一人の女の子。

 

プロフィールによると彼女は、スーパーで働く20歳のパートタイマー。

プリクラの写真はそれなりに可愛く見える。

 

野球で言うなら3ボールノーストライクからのインローのストライク球。
手を出す理由はない。

セオリーなら見送るところだが、僕は初打席ということもあり、狙い打つことにした。

 


そのサイトは、tinderのようにマッチしなくても好きな相手にメッセージを送ることができるため、
インローの彼女であっても(おそらく)他の男性から多くのメッセージを受け取っているはずだ。

 


その競争の熾烈さたるや、語るべくもないことである。
適度に興味あるアピールをしつつも、返信に困らないように細心の注意を払わなければならない。
1通でも踏み外したらブロックされる、綱渡りを要求されるのである。

 


なんとか地雷原を走り抜けた僕はついに彼女とLINEを交換することができた。

 

LINEさえ交換してしまえばこっちのものである。

 

早速、
「飲みにいこうよ^^」(訳:セックスしようよ)
と送信。

 
二つ返事でOKをもらった僕は、ホテルまでの道のりを逆算し始める。
完璧なシミュレーションを999回済ませ、戦地に向かう。


 
当日。

駅前で待ち合わせていた。
柱にもたれて待っていると、チビデブブスがこちらに寄ってくる。

 

「○○(僕の名前)さんですか?」

と声を掛けられる。

 

 

彼女はなんとインローどころか、デッドボールだったのである。

危険球で退場モノである。

 

昨今のプリクラ機の技術は素晴らしい。クールジャパン。

 

 

しかし逡巡したのも束の間、僕の中の理性軍と性欲軍の対戦は性欲軍のコールド勝ちである。

 

僕「あ、△△さんですか?写真よりかわいくて気づかなかったなあ^^」

 

僕の切り替えははやい。
大谷のストレートよりはやい。

 

付近で最も安い居酒屋に彼女をエスコートする。

 

フリーターは大概トークのネタが薄いので大した期待もせず、

 

「スーパーで働いてるの?」
「大変じゃない?」
「辛いことは?」
 

などと腑抜けた質問をしながら、酔いが回ってきたところで、

 

「今まで出会い系であった人、どんな人だった?」

と放り込む。
 

 

この質問は試金石になる。
彼女の防御率を知れば、ホームランの打ちやすさが分かる。
打ちやすい子というのは不純なエピソードしかでてこないものである。
誰がなんと言おうと、先人の成果に乗っかるスタイルを僕はやめない。

 

彼女「うーんいい人だったよ。」
 
僕「会って飲みに行ったの?なにしたの?」
 
彼女「いえない(笑)」

 
なるほど。これは勝った。


しばらく別の話をしたのち居酒屋を出て、

 

 

僕「ホテルいかない?」
ド直球を放る。

 

彼女「いいよ(笑)」

 


手をつなぎホテルへ。 

パネルを選択し、部屋に入る。

 


キス。

そしてシャワーも入らず、いきなり服を脱がせた。
(マナー違反という非難は受け付けないものとする。)
 


露わになる、彼女の綺麗なはd・・・・・

 



・・・

 



手と足の肌がボーダー柄である。
ルーズリーフぐらい罫線が入っていた。

 

早い話がリストカッターであった。

 

 


そういえば彼女は居酒屋で 

彼女「私メンタル弱くて」

などと言っていたのを思い出した。

 

 

弱いとかいうレベルではない。

メンタルがヘラっている。
メンヘラだった。

 


 
手首と太ももの傷跡は見ないフリをした。
コメントはしない。

 

 

だって余計なことを言って琴線に触れて殺されたら困るじゃないですか。
困るっていうか死ぬじゃないですか。

 

 

おそるおそるプレイに移行する。
メンヘラといえども、とてもノーマルなものだった。

 

一戦を終えて、
お互いシャワーに入り、もう眠ることにした。
 

 

お待たせしました。
長い前置きになりましたが心霊体験はここからです。

 
 

僕は居酒屋で飲みすぎて頭痛がしていたので寝れず、アルコールを抜こうと、
浴槽にお湯を溜め、携帯をいじりながら半身浴をしていたときのこと。

 
その浴室というのが曇りガラスで囲われていて、
はっきりとは見えないがガラスの向こう側がなんとなく見える。

 

本来なら大変エッチなお部屋である。

 

時計は3時頃。

 

 

 

 
半身浴中、目の端に何か写ったような気がしてふと浴室の壁のガラスをみると、

 

彼女が寝ているベッドの方から人影が走って寄ってきた。

 

 


そして壁に消えた。

 

 


彼女が起きて寄ってきたのかと思ったが、
人影があまりにも怖い動き方をしていたので、

 

すぐに裸でバスルームを飛び出し、寝室を確認。

 

 

彼女は完全に寝ていた。
起きた様子はない。

 

 

起こすと悪いので声はかけなかったが、
まぁ、さっき一瞬起きたんだろうと、そう思い込むことにした。

 

そして半身浴に戻る。

1時間経った頃。

 

 

 


また、あの影がベッドの方から迫ってきた。

 

 

 

 
恐怖にかられながらも、
彼女が起きただけであってくれと思い、その瞬間に寝室を見に行った。

 

 

が、彼女は完全に眠っていた。
 

 

このホテルは料金の支払いをエアシューターで行うようなかなり古いホテルである。

エアシューターとは・・・
カプセルにお金を入れて、それを気圧で飛ばすことで気送管を通って受付とやりとりをするもの。

気送管 - Wikipedia

 

心霊現象を目の当たりにした僕は、
浴室から動くのも怖くなり、浴槽で朝を待つことにした。
 

 

 

 

 

というお話。
前半で股間が熱くなり、後半で背筋が凍る体験をした話でした。