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災害訓練に参加して心肺蘇生法とAEDを習ってきたので箇条書きでまとめました

実際に心肺蘇生法を習うの、すごく大事!

朝から守山市の災害訓練に参加してきました。本当は自治会の役員で行ってほしいって言われて仕方なく行っただけだったんですけど(テニス行きたかったし)

でも、実際に参加してみたらすごく勉強になったし行ってよかった!せっかくなので学んだことを書き残しておきたいと思います!!日本は地震や台風など「いつ災害が自分自身に起こるか」わからないので、そういう訓練などの機会があったら是非!!参加してみて欲しいと思います。きっと考え方が変わる部分があると思うから!

救急訓練班に入りました

集まった人はいくつかの班に分かれます。避難所を設営する班、意見交換、避難所設営班などなど。僕はその中の「救命訓練班」に入りました。

怪我をした人の運搬方法や心臓マッサージ(胸骨圧迫)法、AEDの使い方などを教えてもらいましたよ!わかったことを箇条書きでまとめてみます!

けが人の搬送方法など

  • 毛布一枚でも担架の代わりにすることができる。握る部分をクルクルと巻くことで持ちやすさが格段にアップ!
  • スーパーのレジ袋は止血時の感染防止や三角巾がわりなどに非常に有効!破れば腕の固定などにも使えるので何枚か持ち出し袋にきれいなものを!
  • リュックの紐を最大限のばし、ズボンの要領で両足から両肩まで通した状態でおんぶ紐代わりにするとおんぶがすごく運びやすくなる!
  • けが人の止血は強く押さえる(圧迫法)が良い。紐でギュッとしばるのは違う部位の血流まで止めてしまうので現在は圧迫法を勧めている
  • 寝かせる時は上向きよりも横向けに。片足を直角に曲げてやることで倒れるのを防ぐことができる
  • 下を向いて呼吸するより上を向いて呼吸するほうがしやすい。気道の確保をしたいときは顔を上向きになるようにクッションなどを使ってあげる

文字で読むと難しいので、参考になりそうなサイトを探してみました。

NHK そなえる 防災|コラム|身の回りのモノでできる応急手当ての方法

名取市消防本部 応急処置マニュアル 回復体位

楽楽おんぶ | 防災資機材,担架・搬送用具 | | 船山株式会社オンラインショップ
(これは商品のページですが、これをリュックで代用すると思って見てみてください)

多量の出血|講習の内容について|救急法等の講習|活動内容・実績を知る|日本赤十字社

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心肺蘇生法(胸骨圧迫)

  • 体重をかけてしっかり真上から両手を重ねて押す
  • 1分間に100~120回くらいのペースで(思ってたよりはるかに早い!)
  • 救急車を呼んでから実際に到着するまでは8分間くらいが平均
  • 救急車が到着するまで1人でやり続けるのは大変。周りの人にも頼もう
  • 胸骨圧迫は肋骨が折れることも。しかし心臓を動かし血流を起こすほうが大事!
  • 痛みで手を払いのけるような動作、顔が痛みでゆがむなどで心臓が動き出してるかを確認(胸骨圧迫の手をなるべく止めない)
  • 胸骨圧迫する人を交代するときは声を掛け合って(あと5回で交代しましょう、等)
  • 意識の有無を確認するときは両肩を叩こう(お年寄りの場合などは右のみ、左のみの麻痺がある場合があるため)。声掛けは耳元で大声で!
  • 約5cmぐっと押さえるつもりで強めに押すこと。弱いと効果がないことも

これ、見るとやるでは大違い。たった1分でもめちゃくちゃしんどい。しっかり押さないと心臓まではつたわらないらしく、ちょっと頑張るだけで汗が吹き出る。

1人で頑張ろうと思わず、周りの人を巻き込むことが大事だそうです。「救急車を呼んでください!」「AEDを探してきて下さい!」傍観している人であっても依頼されるときちっと動ける人が多いそうです。

救急車がくるまでの10分弱をしっかりと胸骨圧迫しつづけることで助けることができる命もあるということだったので、機会があれば是非参加してみてください!

AED(自動体外式除細動器)の使用について

  • AEDは止まっている心臓を動かす機械ではない
  • ショック等で心臓の動きがおかしくなり、心停止する可能性のある状態を電気ショックによって通常の動きに戻してやるのがAED
  • 電源を入れるだけで音声ガイダンスが流れるので、そのとおりに行えば大丈夫(付ける側がパニックにならない)
  • 患者さんの胸につけるパットには「大人用」と「子供用」が入っている場合も。大人用を子供に使うのはOK、子供用を大人に使うと電圧不足になることがあるので大人用を絶対に選んで
  • パット部分などに「ここにつける」「ここにつける」と2ヶ所体の部位が記載されている。基本的にはそれを見てパットを付ける
  • 出血がある場合など、指定する場所にパットがつけられない場合はその対称部分につけるのはOK(かならずパットAとパットBの間に心臓が通ること)
  • 子供のように小さくてパットが貼れない場合、背中に1ヶ所、胸に1ヶ所と「からだの前後」につけてもかまわない
  • 電気ショックを与える必要があるかどうかの判断も機械がするので、そのときは胸部圧迫も止めて音声ガイダンスをしっかり聞くこと
  • 電気ショックを与える場合は患者から離れる指示がでる、その時は周りの人にも「離れてください!」としっかり伝えよう
  • パット近くにある金属製ネックレスなどははずすか違う場所にまで動かしておくこと、電気が流れるときに危険

詳しいやり方などはこちらのページをチェックしておくといいかも(メーカーによって若干の違いはあるそうです)

AEDを使った心肺蘇生|オムロン AED(自動体外式除細動器)|オムロン ヘルスケア

まず「心停止している人の心臓をうごかすものではない」にいきなりひっかかったのが私。病院ドラマででてくるような「ばーん!」ってやるやつではなかったのですね。心臓の動きを安定化させるために電気を与えるものだそうで。お恥ずかしい。

あとは周りの人に協力をしてもらいながら音声ガイダンスに従うのが大事。そういえば以前女性の胸をはだける必要があるとかでセクハラがどうのこうの・・・女性にも協力をお願いすることも大事なのでしょうねきっと。

これらの講習を約1時間半ほどみっちり。これはすごく勉強になりました!

屋外演習

その後は全体演習ということで、災害が発生してからライフラインが復旧するまでを消防署の方や警察、協力企業(水道、電気等)の実際の活動を見せてもらいました。

今回は滋賀県で大地震が発生、ライフラインが寸断されてけが人や救助要請がきている、という想定でいろいろ行われました。南海トラフ地震なども言われているので滋賀県でもこういった訓練、すごく大事。

土砂崩れによって埋もれた軽乗用車をスコップでかきだして運転手さんを救出する訓練とか(消防署の方と警察の方、汗びっしょりで大変そうでした^^ごくろうさまです)

寸断された電線を高所作業車が繋ぎ直して復旧、とか。

他にも土嚢を作って積み上げたり、破断した水道管を復旧させたりというのを市の職員さんと水道屋さん、電気設備屋さんが共同して作業。

 4階にいる避難できなかった人をはしご車が救助に向かう!とか。(はしご車好きなんですよ)

幼稚園の時に消防署に社会科見学みたいに行くことがあったんだけど、はしご車を見たくて見たくてしょうがなかったんです。で、消防署に行ったら普通の消防車とか救急車ばっかりではしご車がなくって。

今思ったら住んでたところが住宅地だからはしご車なくても全然問題なかったんですけどね(笑)見学の終わりの方に質問する時間があったので「はい!」って手を上げて。「はしご車がなんでないんですか!!」ってムスッと消防署の人に質問してしまったのは40年ほど前の私。ごめん、あの時はおとなげなかったよ(ううん、そのとおり)

炎天下の中みんな一生懸命頑張ってはったし、それをなんかテントの影の下で見てるのもなんだか悪いなあと思って炎天下で日焼けしながら大人の社会科見学。市役所の人なんてきっと昨日の準備から休日出勤だろうしご苦労様だなぁと思って。

そんな機会があればぜひ

今回はホントいやいや参加した防災訓練でしたけど、出てみて良かった!知らなかったこともいっぱいあったし、学べることもいっぱいありました。また機会があれば参加・・するかもしれない(笑)

そういう機会、あれば出てみるのをおすすめします!