歯に衣を着せぬ言葉で、はっきりと自分の意見を言う堀江さん。
「多動力」を読みました。
「多動力」とは何か。
それは、いくつもの異なることを同時にこなす力のことを言う。
(3ページ)
(多動力より)
「多動力」には、世間の常識に異をとなえるものが多いです。
堀江さんは合理性を重視しているように感じます。
第2章のタイトル
「バカ真面目の洗脳を解け」 にもあるように完全主義であることを否定しています。
僕は毎週のメルマガを一度も欠かしたことがない。
メルマガを書く時間を十分に取れないこともある。しかし、隙間時間に冷蔵庫のありものの食材で料理するかのごとく、過去に書いた自分の記事のエッセンスを抽出し、組み合わせるなど、やり方を工夫する。
メルマガの中には発行者の都合で遅延をしたり配信がなくなったりするものもある。
そのメルマガの発行者はできるだけクオリティが高いものをと思っているかもしれないが、読者にとっては毎週必ず届くことのほうが大事だ。
仕事が遅かったり、仕事に忙殺されてしまっている人は、「仕事はすべて100点を取らなくてはいけない」という自己満足を、かなぐり捨ててみよう。
「完全主義者」は、何度もやり直し、一つの仕事にアリ地獄のようにハマってしまう。目指すべきは、完璧ではなく、完了だ。
目の前の仕事をサクサク終わらせ、次に行く。そして前の仕事には戻らない。
「完了主義者」こそ、大量のプロジェクトを動かすことができる。(47~48ページ)
「多動力」とは異なる、いくつものことに次から次へとハマる力だ。
では、この力を身につけるためにはどうすればいいか。
初めからいくつものことに手を出すのではなく、まずは「何か”一つのこと”にサルのようにハマる」ことだ。
僕はその積み重ねの人生を歩んできた。
どんなことでもいい、野球でもヒッチハイクでもナンパでも。
何か一つのことに極端なまでに夢中になれば、そこで培った好奇心と集中力が他のジャンルでも同じように生かされる。
僕が思うに、日本の「バランス教育」は子どもの集中力と好奇心をそぐようにできている。
よく大人になってから「好きなことが見つからない」「やりたいことが見当たらない」という人を見かけるが、ここに原因がある。
(59~60ページ)
他にも「飽きやすい」ということをネガティブにとらえる人がいるけれど、メリットがあることを述べています。
堀江さんの仕事のやり方や成功の秘訣を説明しています。
堀江さんのように、自分のカラーで仕事をしていない人にはピンと来ないかもしれませんが、移り変わる社会で生きていることには変わりないので、色々な視点から物事を見る堀江さんのこの本は勉強になることもあるかもしれません。
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