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【東京】

15歳で保護 少女の思い 児童養護施設など退所者の相談所長、詩集絵本を刊行

すーべにあ文庫第1弾の「はじめてはいたくつした」を手にする編著者の高橋亜美さん(百年書房提供)

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 墨田区の小出版社「百年書房」が、児童養護施設などを退所した若者のアフターケア相談所「ゆずりは」(国分寺市)の所長が著した詩集絵本を刊行した。社会貢献活動を紹介する「すーべにあ文庫」の第1弾。「贈り物」という意味の英語からの命名で、「大切なことを伝えたい」との思いを込めた。文庫の収益は、それぞれのテーマに関わる団体・施設に寄付する。 (井上幸一)

 この詩集絵本は、高橋亜美さんの「はじめてはいたくつした」(52ページ、税抜き500円)。15歳で施設に保護された少女の気持ちを表した詩や、その解説のほか、ゆずりはの活動などがつづられている。「児童虐待の防止のためには、さまざまな『負の連鎖』を断ち切ることが必要」と訴えている。

 百年書房の藤田昌平代表は「無料でパンフレットを配るより、定価を付けたほうが家まで持って帰って読んでもらえると考えた」と話す。年内に第2弾を出す予定で、「大切なことは、きっと紙に書いてある」がスローガンだと意気込む。

     ◇

 高橋さんのトークイベントが30日午後7時から、台東区寿2の書店「Readin’Writin’(リーディン・ライティン)」(東京メトロ銀座線・田原町駅徒歩2分)で。入場料はワンドリンク付き1000円。本の問い合わせ、トークイベントの申し込みは、百年書房のEメール=shobo@100-nen.jp=か、電03(6666)9594=へ。

 

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