2017年8月21日夜。
僕は、▼『脱貧困ブログ』のケンタロウ氏に誘われ、、、
宮城県栗原市の▼この移住体験プロジェクトの説明会に行ってきました!!
このプロジェクトは、2015年に福井県鯖江市が行った「ゆるい移住」事業をモデルに、宮城県栗原市が実験的に行う体験移住プロジェクトです。
簡単に言うと、栗原のことや地方移住に興味がなくてもOK、体験移住して何をするのか決めていなくてもOK、家賃無料なのでとりあえず気軽に生活してみてほしい、みんなで一緒におもしろいことをゆるく模索しましょう、という取り組みです。
期間中、こちらから就職・起業や定住を押し付けることはありません。
趣味や活動の拠点にしてもいいし、友達や仲間をみつけるためでもいい。ひたすら物思いにふけていただいてもかまいません。もちろん、無目的に「なんとなく」でもOKです。
まずは気軽に生活してみて、ゆるく自由に栗原というまちの生活や空気、人間関係に触れてみてください。
また今回は、これまで栗原の移住政策をお手伝いいただいてきた㈱よしもとクリエイティブ・エージェンシーさんと引き続きコレボレーションしていきます。
よしもとの芸人さんや市職員、地元中高生なども交えて、「おもしろいまち」というものを一緒に楽しく考えていただけたら幸いです。
(※太字はA1理論が強調)
この紹介文を読んで、一発で、
「面白そう!!」
って思った。
このプロジェクトのプロデューサーである若新さんは2015年、福井県の鯖江市の▼『ゆるい移住』の時からちょっと注目していた。
従来のIターン事業や移住促進事業は、地元企業への就職を前提としたものや、農業や地場産業への従事、および地域資源を活用した起業促進等を目的とするものがほとんどでした。
しかし、今回福井県鯖江市が実験的に行うこの「ゆるい移住」プロジェクトは、特に地元での就職・起業や定住を押し付けることなく、その斡旋や支援プログラムも一切ありません。
まずは気軽に住んでみて、市の職員や地域の市民・団体などと自由に関わり合いながら、田舎のまちをゆるく体験してもらえることを目指しています。
体験移住期間中は、趣味に没頭していただくのもいいですし、新しい活動や仕事を探していただいたり、起業に挑戦していただくのも歓迎です。
もちろん、まずは無目的に、とりあえず田舎の暮らしを満喫してみたい、ということでも構いません。
(※太字はA1理論が強調)
『田舎で就職』
『田舎で農業』
『田舎で起業』
という、地方移住の前提の概念を断捨離!!
僕は、このコンセプトがめっちゃ好き!!
いや、
したい人はすればいいと思うよ、もちろん!!
でも、震災から6年半、そういう人はすでに自分の理想の街を見つけて移住しちゃってるか、二拠点生活してると思う。
僕の言葉で言うと▼『水の民』だ。
自分で『仕事』を作り出せる・探せる人。
地方都市の移住について『風の民』『水の民』『地の民』のそれぞれの視点で考えてみた!! - A1理論はミニマリスト
僕の個人的意見を言うと、
そういう人種はそんなに多くないと思う。
ブロガーで言うと、
ブログだけでそこそこの収益を上げれる人
だ。
そういう人は日本の人口比率的に多くないと僕は考える。
で、そういう人は大体、▼『ストレングス・ファインダー診断』でも、
『最上志向』
が入っている。
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0
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おそらく、そういう人は『最上志向』過ぎて、企業、特に日本企業とは相性が悪い。
むしろ、日本企業にいると、その▼『最上志向』性が仇になってしまう人種なんじゃないかな?
ブロガーのストレングス・ファインダー結果に『最上志向』が多いのは「ペンギンの国」ではそれが仇になってるからなんじゃないかな?絵本『ペンギンの国のクジャク』 - A1理論はミニマリスト
なので、▼この絵本に出てくるクジャクの「ジャック」のように、真っ先にカイシャを飛び出して、起業しちゃう。もしくはブログで稼いでしまう。
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でも、日本の場合、正社員や派遣社員等の雇用形態、ブルーカラーやホワイトカラー等の業務形態に関わらず、
『雇われ人』がほぼ9割
だ。
これは僕の40年間生きてきた実感でもほぼ同じ比率だ。
なので、
9割の日本人は、自分で『仕事』を作りだせない『地の民』
なんじゃないかと僕は思う。
僕は、
今までの地方移住は1割の『水の民』を取り合いしていた気がする。
自分で仕事を作り出せる人の取り合い。
でも、そういう人の絶対数は少ないし、移住しても、また違ういい場所ができたら、再移住してしまうだろう。
で、今までずっと雇われ人だった『地の民』に、
『田舎で就職』
『田舎で農業』
『田舎で起業』
を押し付けるのは『酷』なんじゃないかと僕は思っている。
しかも、いきなり、敷金礼金払ってもらって、引っ越しもしてもらって。
日本には『東京』という世界最強都市があるし、
しかもその『東京』は今、未曽有の人手不足だ。
さらに家賃は都心でも下がり続けているし、安いシェアハウスも続々できつつある。
モノを持たないミニマリストなら安いシェアハウスに泊まり、さらに安いシェアハウスがあれば移動する、という方法で家賃をどんどん下げて行くことも可能だ。
日本の空き家率は年1%ずつ上昇していっていて、それは東京も例外ではないからだ。
今まで派遣社員しかしたことない僕的には、今のところ、
「東京で半派遣・半ブロガー」
という生き方が最強だと思っている。
しかも、仕事も半年やって、半年失業保険生活、というのが最強!
さらに、東京ならオフ会やイベントも頻繁にある!!
『ブログ飯』(ブログ収入だけで生活)達成したとしても、東京と地方の二拠点生活、もしくは多拠点生活が理想だと僕は考えている。
なので、純粋な経済面だけで言うと、
『地の民』にとって田舎に移住・定住するメリットは現状、ほとんどない
というのが、田舎に約20年、東京に約20年住んだ人間の率直な感想だ。
ただ、数少ない田舎のメリットは、
「そこに『コミュニティ』がある」
からなんじゃないかな?
僕が下諏訪に通うのも、そこに『コミュニティ』があるからだ。
首都圏からわざわざ、広島・尾道のゲストハウス『あなごのねどこ』や、愛知・南知多のゲストハウス『ほどほど』に通っている人がいるのも、そこに『コミュニティ』があるからなんじゃないかな?
逆に言うと、僕が故郷の姫路にほとんど帰らないのは、
『コミュニティ』がない(話が合わない)からだw
戦後の日本は、▼『企業』の中に『コミュニティ』が内包されていたから、なにも考えずに「就職」という名の「就社」をしていればよかったんじゃないかな?
『住』従属人生の19世紀、『職』従属人生の20世紀、『居』従属人生の21世紀。 - A1理論はミニマリスト
でも、今は『企業』の中には『コミュニティ』がないから、自前で『コミュニティ』をアウトソーシングしないといけない。
なので、
現在の『地の民』が求めているのは『コミュニティ』であって、それ以上でもそれ以下でもないような気がする。
なので、地方都市のおっさん連中に、
「うちの町で就職・起業して、是非、わが町の経済を回してください!!」
って、言われても、
「はぁ?」
でしかないんじゃないかな???
昭和の日本人も、
別にその土地の経済に貢献したいからその土地に来たわけじゃないと思う。
単に、その土地に自分が新卒で就職した企業の本社や支社があり、工場や作業所があったからこそ、そこに転勤・就職したわけであり、その町で普通に生活し、酒を飲み、パチンコ・風俗に行ってたら、勝手に、結果的に経済が回っていたんじゃないかな?
それを地方都市の人口が減ってきたからと言って、いち個人事業主に、
「うちの町の経済を回してください!!『昭和』の時代に戻してください!!」
って言ったところで、
「それは無理な願いだ。」
としか言えないw
神龍でも叶えるのは無理な願いだw神の力を大きく超えているw
そもそも、それを言ってるあんたらが、公務員という『雇われ人』(地の民)じゃないかw
って、僕なんかは思ってしまうw
しかし、この鯖江市での『ゆるい移住』は、そういう地方都市の『下心』が見えない、非常に面白い移住体験だったんじゃないかと思う。
それが結果的に移住者を生んだ。
まるで『北風と太陽』だw
▼毎日更新されていたブログを見ると、、、
なんか、『移住』というより、
「半年間、無料のゲストハウスに住んでる」
感じだw
一言で言うと、
「楽しそう!!」
だと思う。
『リビセン』東野さんがまえに下諏訪で言っていたのは、
「移住誘致事業とか移住者の数とかよりも、大事なのは『楽しそう』かどうか。」
ということで、僕も完全にそれは同意だ。
しかも、今はSNSやブログで誰でも情報発信ができる時代、
『楽しそう!!』
を発信した地域が移住者を集められるんじゃないかと思う。
なぜなら、『地の民』が求めているのは仕事やおカネではなく、
『コミュニティ』
だからじゃないかな?
今まで『水の民』を取り合いしていた地方移住は、これからは、
「『楽しそう!!』な情報を発信して『地の民』を集めるフェーズ」
に移行しつつあるんじゃないかな???
僕の言葉で言うと、
『楽しそう!!』な地方は「コミュニティの『生産性』」が高くなる!!
ということだ。
「プロダクトの『生産性』」
がカンストしたこの21世紀において、人類に最も大事なのは、
「コミュニティの『生産性』」
だと僕は考えている。
で、その福井県鯖江市の『ゆるい移住』が、今回、宮城県栗原市の、
『ゆるくておもしろい?移住』
として、パワーアップして帰ってきた!!w
なんと!
今回は『吉本興業』も巻き込んでるというから、
『楽しそう!!』
な企画になるんじゃないかとかなり期待!!
というわけで、ケンタロウ氏と19時に「吉本興業東京本部」前で待ち合わせ!!
というわけで、、、
ケンタロウ氏が去年の年末からハマっている新宿ゴーデン街!
ここも、
「コミュニティの『生産性』」
が高い街だと思ったw
で、吉本興業東京本部はその真横にあった!!
写真OKとのことで、パシャパシャ撮ってみた!
なんか、受付が「ごっつ」のコントみたいなんですけどww
しばし、開始時間まで受け付けまえのテーブルスペースで待つ。
そこには何人か男女が座って静かにしていた。
▼ラジオ『放送室』で時々出てくる人ですね、わかりますw
僕らは3人なので、ワイワイと写真を撮ったり、バカ話をしたりしていましたw
て、遊んでいると、定時の19:30に。
「栗原市の移住説明会にご参加の方~」
と呼ばれると、ガタガタッと周りの人が全員、静かに立ち上がったw
全員、説明会の参加者だったw
『放送室』を何周も聞いている僕には、
「新宿の吉本本部は元小学校を10年契約で借りている」
という無駄知識がありましたw
(「冬は寒い」という無駄知識もw)
で、この小学校のリノベーション物件、トイレとかはすごく綺麗なんだけれども、
教室とか廊下はそのまんま小学校!
という感じですw
僕は歩きながら、このまえの週に見学に行った、下諏訪・星ヶ丘の『ホシスメバ』(旧労災リハビリテーション施設)にそっくりだと思った。
12人ほどが3つのテーブルにに分かれて座った。
というわけで始まりました!!
説明会は最初に資料が配られ、次に大きなテレビ画面でウェブ情報よりさらに詳しい情報を教えてくれたり、質疑応答、3つのテーブルでのちょっとした自己紹介や雑談等で終わりました。
時間も1時間半ほどで、話を聞いたり、同じテーブルの人と世間話をしたりしていると、あっという間に終わりました。
ざっくり言うと、おそらく鯖江市と同じで、
「物件以外、なんにも決まってない、というか、参加者で決めて。」
という感じw
物件はぜんぜん普通に住める感じで、敷地内で作物とかも育てられるそうだ。
プロデューサーの若新さんは、
つまり、地方の田舎まちに暮らす最大の魅力は、単に飯がうまいとか、余裕をもって生活できるといったことではなく、都会の社会システムの中ではなかなかできない、「壮大な人生の実験ができる」ということなのかもしれません。
と▼言っているけど、、、
田舎のまちの魅力は、「人生の実験」ができること | プレジデントオンライン | PRESIDENT Online
まさしくこの物件も『壮大な人生の実験ができる』場所になるんじゃないかと、話を聞いててワクワクしました。
鯖江市で移住ブログを書いていた女性もいて、ブログの話題になったので、
「今やー!!」
と叫んで(叫んではない)、その女性が話し終わった後に、
「僕はすでにブロガーなんですけど、今回のプロジェクト、取材させて頂いてもいいですか??」
と聞いてみたら、お2人から、
「是非是非!!」
と言われた。
地方都市のこの反応は下諏訪のリノベーションツアーの時と同じだ。
こういうプロジェクトは部外者のブロガーの記事と写真が大事になってくるんだろうな。
やっぱり、地方都市にはブロガーの『関わりしろ』がある!!
というわけで、9月の事前合宿の取材を申し込んでみました。
まだ、正式なOKは出てないですが、OKが出たら事前合宿を密着取材したいと思います!!