昨日観た某アニメ映画もそうだったが、アニメで表情作るの、困るよね。
特にミドルサイズ以上の引きがね。

表現上の苦労じゃなくて、どれだけ頑張っても、動画仕上げに下手に撒くと、崩れるのね。
僕らは良く「溶ける」と言うのだけど。

目線なんて特にね、こいつどこ向いてんだ!とラッシュで爆笑になる。
まぁその後泣きながら直すんだけど。

だから昨日の某作品も、かなり表情は捨ててた。
その分変なジャスチャーだとか、デフォルメとか、妙なアップだとか、入れたのだと思う。
苦肉の策だね。

しかしまぁ、「溶ける」のを前提で演出設計するなんて、なんとも情けない話なのだけどね。
でも怖い訳だ、作る方にとっては。


京アニ時代にはまったくなかった悩みですよ。
京アニは絶対無敵の動仕体制があるので、だから自由に演出ができたのだ。

東京へ出て来てからは、こんなしょうもないことばかりに気を回すしかなくなった。
更にはプロデューサーの幼稚化・・・もう、ウンザリだね。


まぁ、ひとつひとつ、立て直しましょう。
諦めたら、そこで試合終了ですからね。