同僚の嫁に会って衝撃を受けた。
男子校だとか理系学部だとかで女性に縁遠かろうが,大手に就職してそれなりに稼げば「結婚は」できる
「適齢期だから稼ぎのある男性と結婚したい」「俺は家族を養うから子供を産んでくれ」というような,ギブアンドテイクのような結婚だ
俺は男子校から工学部で育ったので,結婚するまで一度も女性と付き合ったことがなかった。
女というものは論理的な思考が苦手ですぐヒステリーを起こし,子供を産む以外は取り柄がない生き物だと思っていた。
しかし友人付き合いで紹介された同僚の嫁は違った。
同僚の嫁は京大卒で頭が良く,性格良し,料理上手でおまけに美人。
当然モテるが同僚は学生時代に何度もアタックし,結婚まで漕ぎ着けたらしい。
話せば話すほど自分の嫁との差が感じられて惨めになった。
今まで自分が持ってた女性観はごく一部の集団を観測した結果で,それが全ての女性に当てはまる訳ではないと思い知らされた。
たとえ結婚しても思春期に女性に相手にされなかった奴は女性観が歪む。
同僚は毎日幸せそうで,嫁も大手勤めで共働きな訳だから家系も裕福だ。世帯年収はうちの倍だろう。
俺は帰って毎日嫁の愚痴を聞き,稼ぎがどうのと専業主婦の嫁に文句を言われる始末だ。
結婚できただけいいじゃないかと言われそうだが,そこそこ稼いでいれば「結婚は」できる
だがそれで幸せになれるかは全く別の話だ。
俺は同僚の嫁のような,優れた女性と付き合う幸福を知らずに死んでいく。
自分の嫁が悪い訳じゃない。嫁のようなレベルの女性にしか相手にされない自分の問題なのだ。
そう思うと人生が惨めで仕方ない
こんな本当のこと書いちゃダメだろ
外面だけ見て何がわかるというのか