Googleの新しい取り組み
Googleが新たな検索機能を追加しました。
「うつ(depression)」と検索すると、
自己診断できるチェックツールを提供するように。
"check if you're clinically depressed." というメッセージが表示され、「PHQ-9テスト」というツールを使って自己チェックするように促されるという。
「PHQ-9テスト」、日本のGoogleで検索しても簡単に見つかります。
チェック内容は次のようなものです。
- 物事にほとんど興味がない、または楽しめない
- 気分が落ち込む、ゆううつになる、または絶望てきな気持ちになる。
- 新聞を読む、またはテレビを見るなどに集中することが難しい
- つかれた感じがする、または気力がない
- 胃の痛み
- 背中のいたみ
- 頭痛
- 睡眠の質
などのチェック項目対して
その程度を3段階でチェックしていくものです。
(アメリカで導入されましたが、日本ではまだ始まっていません。今後始まる可能性はあります)
なぜGoogleはこのような取り組みを始めたのか?
素晴らしい取り組みですがなぜこのタイミングなんでしょうか。
それはここ最近、
プラットフォーマ―としての責任を問われ始めたからとみられています。
フェイクニュースなどが増える中、
「検索結果を表示するだけでいいの?
「Googleに責任はないのか?」
と考えられはじめたからだといわれています。
「スパイダーマン」のセリフではないですが、
「大いなる力には、大いなる責任がともなう」
ということでしょうか。
今後今回のような取り組みが進めば、フェイクニュースのサイトを見る前にあらかじめ警告してくれたり、記事の信憑性なども知らせてくれるようになるかもしれません。
似た話だとfacebookのザッカーバーグ氏の取り組みがあります。
まだ研究段階ですが、生活パターン、SNSの投稿、声のトーンといった膨大なデータを収集しAIで解析することで自殺を未然に防ぐための取り組みです。
日々、AI開発は進んでいます。
いいか悪いかは別として『マイノリティー・リポート』で描かれていたように、AIが犯罪を未然に予測する社会がすぐそこまで来ているのかもしれません。
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