みなさんは小さい頃「将来の夢」を持っていましたか?
私は将来の夢を持っていませんでした。未来の自分が仕事をしている姿を想像することができなかったのです。小学校のクラスメイトたちは、「学校の先生」とか「サッカー選手」とか「獣医」とか文集に書いていたように思いますが、私自身は何と書いたのか覚えていません。
ちょっと話は逸れますが……
私は今年で30歳になりました。10代の頃は、学校や家庭に適応できなかったこともあって、生きているだけで精一杯。趣味を作って楽しむ余裕もない……という感じだったのですが、20代に入ってから活動する意欲が湧いてきたので、趣味をいろいろと増やしてみたり、インターネット上で文章を書いたり、インターネットで知り合った人たちと実際に会って遊んだり……などなど様々な経験をしました。実を言うと、自分のキャパシティを顧みずいろいろ手を出しすぎたせいで、精神的に疲れてしまったことも何度もあるのですが(このブログを始めた頃も疲れていたので内容が暗い)、そういうのも含めて自己理解が深まったなと感じています。
自己理解が深まってわかったこと
自己理解が深まってくるにつれ、「自分は普通ではない」というところに辿り着きました。まぁ、細かいことを言えばみんなそれぞれ普通ではない部分を抱えながら生きていると思うのですが、私は「普通じゃない度」がだいぶ大きいようです。
例えば……
・言語性IQ139、動作性IQ112
(記憶力がいいとよく言われる。その一方で対人関係でストレスを抱えやすい)
・人が大勢集まる場所が苦手
(飲み会などに行くと頭がワーッとなって眠れなくなる。そして体調を崩す)
・1人でいても、「寂しい」「暇だ」とは一切思わない
(文章の読み書きをする、動画を見る、筋トレをする、寝るなどで無限に時間をつぶせる)
・性自認がほぼ中性、性指向もほぼ無(アセクシャル)
など。
こういう精神的な部分って目に見えないので、周りから見ると私は「欲がない」「何を考えているのかよくわからない」人に見えたりするようです。
私にとって生きやすい生き方とは
私は1人でいるのが苦じゃないし、そんなにたくさんお金を使わずに時間をつぶせるので、サラリーマンをやめてほどほどにお金を稼ぐ生き方が適しているのでは? という気がします。
ただ、雇われ以外の方法でお金を稼ぐというのはそう簡単なものではないと思います。ハッキリ言ってすごく難しい。最近流行りのユーチューバーだって、あれでお金を稼ぐのって相当大変なはずです。
しかし逆に、難しいからこそ「夢」として掲げてみる価値はあるのかなとも思っております。
5年後に、本業以外で月収10万円
とでも掲げてみましょうか。先にも述べた通り、そう簡単なことではないというのは承知の上です。月収10万円で生きていけるかというと微妙ですが(そこもしっかりコストシミュレーションすべきだろう)、サラリーマンをやめてだらだら生きるのって夢が感じられますよね。そんな夢があってもいいじゃない。
冒頭の話に戻りますが……
小学生の頃の私が「将来の夢」を描けなかったのは、
将来の夢=将来なりたい仕事
という暗黙の縛りがあったからではないでしょうか。小学生の頃の私も、誰にも邪魔されずのんびり暮らすことが自分にとっての理想だって思っていたはずです。