面白い文章が書けるようになりたーい!
っていう僕みたいな人にはこの本がピッタリだと思います。
『自分の言葉で語る技術』川上徹也
文章を上手に書くための本はいっぱいありますけど、魅力的な文章を書くための本ていうのは少ないと思うので、なかなか面白かったです。
まあはてなブログには頭のおかしい人がいっぱいいるので、その人達のブログを見ているだけでも十分勉強にはなるのですがね。
ただ、センスだけで書いていると記事によって面白さの波ができちゃうだろうし、自分の方向性とかで迷い始めるとおかしな文章にハマり込んでいくなんてことはよくあることなので、やっぱりこういう文章力を磨く本は読んでおいて損はないんじゃないかなとは思います。
まあ読んだからって、すぐに魅力的な文章が書けるようになるわけでもないんですけどねえ。
そんな中でも特に僕が気を付けなきゃいけないなあと思ったものを5つ取り上げてみました。
正しいことは、大抵つまらない
自分の意見をブログに書くときって、普通は正しい事を書こうとしますよね。
矛盾が生じないように、他の人に突っ込まれないようにって、保険をかけながら書いてしまいます。
でもそうすると魅力のないおもしろくない文章になってしまいます。
これは技術というよりは心構えの問題ですね。
一部の炎上を喜ぶ人以外はたいてい、自分の発した意見が炎上するのは極力避けたいものです。
もちろんあからさまに極端な意見で炎上するのはダメだと思います。
でも良い感じに賛否両論を生む文章っていうのは魅力になります。
賛否が半々になるような刺激的な意見を発信できるようになりたいものです。
ヘタでも間違っていても、グッとくる文章を
これもやっぱり大抵は自分の文章が下手くそだって思われたくないだろうし、できれば上手い文章だなって思われたい欲はあると思います。
でもそれで肝心のその人なりの魅力が消えてしまったら何の意味もないわけで。
特にブログなんかは自分だけの魅力を出したもの勝ちみたいなところがあるので、まあ特にはてなブログでは言うまでもなくぶっ飛んだ文章を書く人がいっぱいいますよね。
僕も尊敬するブログ書きの人が何人かいますけど、いずれ自分だけの魅力を最大限に出し切った文章を書きたいです。
たくさん喋れば喋るほど伝わらないの法則
これは文章を書くのに慣れてきた人が陥りやすい傾向なんじゃないでしょうか。
喋るように文章を書けるようになってくると、もう手が勝手に文章を書いていってしまうので。
後から冷静になって見てみると、なんだこりゃっていう部分があったりするんですよね。
文章を長く書けると自己満足感はありますけど、実は無駄な部分を削る方が大事なんだということに気付くことが真の文章書きに近づけるんだと思います。
小説家さんたちは書いた文章のどこを削るかで苦労するっていう話もありますもんね。
最も言いたいことは最初にもってくる
昔は文章の基本ていったら起承転結なんていって、最後に結論を持ってくるのが当たり前だったんですけど、今はそういう時代じゃないんですよね。
ほとんどの人は文章を流し読みするということと、最後まできちんと読まないということを前提に書かなければいけなくなりました。
そうすると、全部ちゃんと読まれない中で自分の意図を的確に伝えたいと思ったら、最初に一番言いたい事を書いてしまう必要があります。
自分の文章はちゃんと読まれないんだという意識で書いていれば自然とそうなると思います。
アニメなんかも今は30分ですら集中して見れない人が多いそうですから。
アニメの放映時間が短くなってきているのもそういうことなんですね。
決めの一行に命をかける
ほとんどの人は流し読みしているわけですから、書いた内容のほとんどが相手の記憶に残らないのは当然ですね。
それでも、あー読んでよかったとか面白かったって思ってもらえるには、決めの一行が必要になります。
ツイートにも書いてありますけど、
①化学反応が起こる言葉の組み合わせ
②具体的な数字
③たくみな比喩
この3つが揃った時、読んでいる人の記憶に残るそうです。
だからほんと文章を書くときは記憶に残るキャッチコピーを作るコピーライターになったつもりで文章を書かなければいけませんね。
コピーライティングの本を読んでみるのもいいかもしれません。
僕も過去にコピーライティングの本を読んだことがありますが、すごく学ぶことが多かったです。
魅力的な文章を書くという事は、いかに自分らしさを前面に出すかという事だと思います。
まずは自分をどんどん出してみることで自分の魅力が出ている文章に気付けるはずです。
恥ずかしがらずに素の文章を書いていきたいと思います。