現場の評判散々で…小池知事「懇親会」前倒しのもくろみ
側近政治で職員の反発を招き、情報隠蔽で記者クラブから突き上げを食らっている小池都知事が妙な動きを見せている。幹部職員らも参加する年末恒例の「都庁記者クラブとの意見交換会」を9月8日に急きょ開くというのだ。都庁内の会議室で立食形式、約1時間。何を企んでいるのか。
「小池知事の就任から1年の節目にあたる8月に大幅な幹部異動があり、新体制になりました。それで、顔合わせも兼ねてクラブのみなさんと意見交換する場を設けようという趣旨です。年末の意見交換会? 今のところ、やらないとは聞いていません」(都庁報道課)
都議選で圧勝し、世論調査でも高支持率をキープしている小池知事だが、現場での評判は散々だ。
「都政新報が実施した職員アンケートの評価がとにかくヒドくて、就任後初の調査では過去最低なんじゃないかと話題になっています。意見交換会はいわば、知事と職員、記者クラブ加盟社の懇親の場。3カ月も前倒しでやるのは、さすがの小池知事も逆風を気にしているからでしょう」(都庁関係者)