ビットコインをはじめとする仮想通貨を安全に持っておくには「ウォレット」が必要です。
今日は色々な種類のウォレットを紹介し、その中からおすすめを紹介していきましょう!!
ウォレットとは
ウォレットとは仮想通貨における「銀行口座」のようなものです!!
仮想通貨を安全に保管する機能を持っているほか・・・
相手のウォレットを指定することで送金ができたりします。
ちなみにウォレットは日本語で「サイフ」という意味ですよ~
多くの人は仮想通貨の取引所で買った仮想通貨をそのまま取引所に置いていると思います。
しかし取引所はあくまで仮想通貨を売買するところであり、仮想通貨を保管するところではありません!!
したがって仮想通貨を購入したら、すぐにウォレットに移しましょう。
取引所はたくさんの仮想通貨が集まる場所なので、一番ハッカーに狙われる危険性が高いです。
仮に自分の使用している取引所がハッキングを受けた場合、そこに置いていた仮想通貨はなくなってしまいます。
実際にマウントゴックスではそのようなことが起こり、多数の被害者が出ました。
ウォレットの種類
仮想通貨のウォレットには大きく分けて以下の5種類があります。
ちなみにこれらは下にいくほど安全性が高いです。
1.オンライン・ウォレット
2.デスクトップ・ウォレット
3.モバイル・ウォレット
4.ペーパー・ウォレット
5.ハードウェア・ウォレット
先に僕のおすすめを伝えておくと、以下の通りになります。
持っている仮想通貨が100万円以下
→ モバイル・ウォレット(コインチェック)
持っている仮想通貨が100万円より多い
→ ハードウェア・ウォレット(レジャー・ナノS)
では、なぜこうなるのか・・・
その理由を以下に詳しく書いていきます!!
各ウォレットの特徴
では、それぞれのウォレットの特徴を見ていきましょう。
まず各ウォレットを以下の3点から評価していきます。
安全性:セキュリティが高く、盗まれる危険性が少ないか
利便性:時間や場所にとらわれず、簡単かつ手軽に使えるか
機能性:保管だけでなく、送金や支払いなど色々できるか
☆は5点満点でつけました。
評価の後に詳しい解説を載せています。
1.オンライン・ウォレット
安全性:☆☆
利便性:☆☆☆☆
機能性:☆☆☆
これはサイト上に自分のウォレットを作り、そこに仮想通貨を保管する方法です。
「ウェブ・ウォレット」「サイト・ウォレット」とも言います。
初期設定が簡単なので、一番手軽にウォレットを作ることができます!!
またネットにつながっている端末があれば、どこからでも管理することが可能です。
ただしオンライン上に仮想通貨を置いておくことになるので、リスクは一番大きいです。
サイトがハッキングの被害を受けたり、アクセスできなくなったりする可能性があります。
しかもそのリスクはサイト運営者に一任され、自分でコントロールすることはできません。
このオンライン・ウォレットとして有名なのは「ブロックチェーン」です。
オンライン・ウォレットとしての運用歴が長く、日本語にも対応しています。
もしこのオンライン・ウォレットを使用するのであれば、2段階認証などでセキュリティを高めておきましょう!!
また発行される秘密鍵(プライベートキー)はパソコンやスマホに保存するのではなく、紙に印刷して保管すべきです。
2.デスクトップ・ウォレット
安全性:☆☆☆
利便性:☆☆☆
機能性:☆☆☆☆
これは自分のパソコンに専用のソフトウェアをダウンロードし、そこに仮想通貨を保管する方法です。
「PC・ウォレット」「ソフトウェア・ウォレット」「クライアント・ウォレット」とも呼ばれます。
ネット上に自分の仮想通貨を置かない分、オンライン・ウォレットより安全性は高いです。
またバックアップ・暗号化・署名機能など、各種機能も充実しています。
しかし最初のインストールや初期設定などが少々面倒なうえ・・・
ウイルスやハッキングの被害を防ぐために、パソコンのセキュリティに気を配らなければいけません。
さらにパソコンが故障したときの対策も必要となります。
このデスクトップ・ウォレットとして有名なのは「ビットコイン・コア」です。
これはビットコインの公式ソフトになります。
ちなみに、このデスクトップ・ウォレットはネットにつながっていなくても使用可能です。
なので普段は使っていないパソコンがあれば、そこにウォレットを作りましょう!!
そしてネットに接続せずオフライン環境で管理すれば、盗まれる危険性が激減します。
3.モバイル・ウォレット
安全性:☆☆☆
利便性:☆☆☆☆☆
機能性:☆☆☆☆☆
これは自分のスマホに専用のアプリをダウンロードし、そこに仮想通貨を保管する方法です。
「スマートフォン・ウォレット」「アプリ・ウォレット」とも言います。
スマホを持っていれば、いつでもどこでも仮想通貨を管理できるのが最大の魅力でしょう。
初期設定は比較的簡単で、使いやすい画面設計となっているものが多いです。
またQRコードを使い、実際の店舗でビットコイン支払いをするという使い方もできます。
ネックになってくるのはやはり、スマホを紛失したときのリスクですね。
またウイルスやハッキングによって盗まれる恐れもあります。
このモバイル・ウォレットとして有名なのは「コインチェック」です。
これは日本最大級の仮想通貨取引所が提供しているアプリになります。
コインチェックの良いところは100万円まで不正引き出しに対する補償があること!!
参考:仮想通貨100万円盗まれた…ビットコインのリスクに備えよう
したがって持っている仮想通貨が100万円以下なら、このアプリを使うのが良いでしょう。
実際に僕は毎月積立しているイーサリアムをコインチェックに置いたままにしています。
参考:将来性の高いイーサリアムに投資!手数料最安で購入する方法
貸仮想通貨サービスを使えば引き出しできなくなるので、さらに安心です。
参考:ビットコイン定期預金?コインチェックの貸仮想通貨やってみた
4.ペーパー・ウォレット
安全性:☆☆☆☆
利便性:☆☆
機能性:☆
これは持っている仮想通貨のコードを用紙やカードに印刷し、紙ベースで保管する方法です。
「コールド・ウォレット」「カード・ウォレット」とも呼ばれます。
非常に原始的ですが、ネットにつながらないので電子的に盗み出すのは不可能です。
また機械ではないので壊れて使えなくなるということもありません。
ただし機能性はゼロです。笑
また紛失や盗難のリスクは消えません。
保存状態によっては文字が消えて読み取れなくなることもあります。
このペーパー・ウォレットとして有名なのは「ビットアドレス」です。
これはペーパー・ウォレットを作ることができるサイトになります。
この方法を用いるときは高品質な紙とインクを使い、印字が劣化しないようにしましょう。
また直射日光や高温多湿なところを避けて保管すべきです。
5.ハードウェア・ウォレット
安全性:☆☆☆☆☆
利便性:☆☆☆☆
機能性:☆☆☆
これはUSBメモリのような専用の端末に仮想通貨を保管する方法です。
これはパソコンから取り外せばオフライン環境となり、ハッキングを受けません。
またパスワードや2段階認証などを設定することで、さらにセキュリティを強化することができます。
まさに仮想通貨を保管するうえで「最強の方法」と言えるでしょう。
しかし最大の難点は端末が高額なこと!!
また初期設定に手間がかかり、操作も慣れるまでは難しいです。
精密な機械なので壊れる危険性もあります。
このハードウェア・ウォレットで有名なのは「レジャー・ナノS」です。
これはアマゾンでベストセラー1位となっています!!
これが現時点で、仮想通貨を保存するのに最も安全性の高い方法です。
したがって100万円以上の仮想通貨を持っている場合はこれを使いましょう。
費用はかかりますが、数百万円を盗まれるよりはマシなはず・・・
まとめ
持っている仮想通貨が100万円以下であれば、補償があるコインチェックのアプリを使用しましょう。
公式ホームページ:coincheck.com
持っている仮想通貨が100万円より多ければ、最も安全性の高いハードウェア・ウォレットを使用すべきです。